過保護な子育てに潜むものとは:あなたの知らない8つの危険性

子どもの安全を常に案じ、何が何でも全てのリスクを避けようとすることは皮肉なことに危険な子育ての方法なのです。お子さんを過度に守ることは、全く有益ではないのです。過保護な子育てが引き起こす恐れのあることについてもっと知りたいとお思いでしたら、今日の記事を読んでみてください。
過保護な子育てに潜むものとは:あなたの知らない8つの危険性

最後の更新: 21 4月, 2019

子育てはいちだって難しいことで、私たちはそれぞれ違った経験をします。そして親はいつも子どもの幸福を探しています。しかし、危険があるにもかかわらず、ときにお父さんお母さんが過保護になりすぎてしまうことがあるのです。

脅威がある可能性があることすべてから子どもを守ろうと頑張りすぎてしまうと、危険が無い所にも危険を見出してしまうことがよくあります。その結果、常に警戒し、子どもを泡の中のようなものの中に入れて育て、現実と切り離してしまっているのです。

子どもが特定の状況では無防備であることは事実です。つまり大人がたくさんケアしてあげなければならず、注意を払ってあげる必要があります。しかし、自分で問題を解決できるようにならなければならない時もやってきます。それにより自立性と個性が発達していくのです。

親が子どもに対していつも心配や警戒を見せていると、子どもの性格や個性に悪い影響が出ます。その影響は人生の後の段階で取り消すことの難しいものです。そしてもちろん、これはたくさんの困難を生み出します。

過保護な子育ての危険性

1.低い自尊心

自尊心は子どもがさまざまな課題や困難に、それを克服するにしてもしないにしても、それと立ち向かうことで高めていくものです。そうするための機会を一切与えられず、過度に守られた子ども時代を過ごしてしまうと、自信をつけることができないのです。

この能力は親が子どもに特定のことを自分でさせてあげないと、どんどん下がっていきます。親が子どものためになんでもかんでもやってしまうと、子どもは自分の能力を一切発見することができず、毎日の生活における問題や課題に対峙する勇気を持つことができないのです。

過保護な子育て  危険

2.短気

親が子どもに自分のことを自分でさせないと、子どもは努力の価値を学びません。知っているのは、自分の欲しいものを得るために要求する方法だけです。その結果、子どもは甘やかされ思いやりに欠けてしまいます。また、よく泣いたりかんしゃくを起こしたりもします。

3.子どもが親に依存するようになる

過保護が子育ての結果、子どもは親に過度に依存するようになります。これは親が子どもの人生をできるだけ楽にしようとし、子どものために問題をすべて解決しようとするからです。

こういった子どもは親の助けなしに問題を解決することができなくなってしまいます。子どもの自立性と独立性が極度に限られたものになってしまうのです。このような特徴は10代や、大人になってからでさえも残ってしまうこともあります。

「子どもが特定の状況では無防備であることは事実です。つまり大人がたくさんケアしてあげなければならず、注意を払ってあげる必要があります。しかし、自分で問題を解決できるようにならなければならない時もやってきます。」

4.恐怖や不安の発達

お父さんお母さんが子育てをする方法が恐怖や心配に支配されていると、その恐怖や不安を子どもにも引き継がせてしまいます。子どもは自分でそれを管理できないので、全てを脅威のある可能性があるものとみなすようになります。

これが社会恐怖症になってしまうことさえあります。 私たちが子どもに過保護な子ども時代を過ごさせると、子どもを不安な人にしてしまうのです。

そうではなく、子どもに自分には目標を達成する能力があるんだということを発見する機会を与えてあげる必要があります。

5.学習の制限

人は経験や間違いを犯すことから学びます。とても小さいときから、私たちは挑戦し、間違うことで学びます。ときに成功し、ときに失敗します。私たちは子どもたちにこういった経験をさせてあげなければならないのです。

子どもが失敗した時には、問題を解決してあげるのではなく、問題解決スキルを教えてあげるべきです。子どもが毎日の困難を解決する方法がわかるようになったら、将来責任感のある大人になることでしょう。

6.不満にがまんできない

過度に守られた子どもは、いつでも何事も解決してくれる人がいます。子どもが間違いを犯さないように親が意思決定までするのです。

こういった行動は子どもの発達に有害です。親が子どもに失敗をする機会を与えないからです。後の人生で、失望や不満に直面した時に、こういった子どもはその処理の仕方がわかりません。

7.行動の問題

過度なケアによる自尊心の欠如のため、後の人生で行動上の問題につながる恐れがあります。これらの問題は子どもが友達と関わっているときや、授業中などに現れるかもしれません。学業成績についても悪影響が出る可能性もあります。

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8.責任感の欠如

私たちが子どもに小さいころから責任を与えることは大切なことです。おもちゃを片付けたりベッドを整えたりするような毎日の雑用をいつも手伝ってあげたり、子どもの間違いやよくない行動に言い訳をするようなことをしてはいけません。そうしてしまうと、子どもの責任感が徐々に失われていくのです。

規則は子どもが小さいころから適用させなければなりません。他の人と仲良くし、社会の中で生きるためには、自分の行動に責任を持たなければならないということを学ぶ必要があります。この価値のある教訓を使い、私たちは責任感があり他人に敬意を表することのできる子どもを育てることができます。

最後に、どれだけ一生懸命頑張っても、子どもを全てのリスク、失望、苦しみから守ってあげることは不可能だということを覚えておくことが大切です。人生の中には闘わなければならないエンドレスバトルがあり、私たちは子どもがあらゆる障害物を乗り越えるための準備をしてあげなければなりません。ですので、過保護な親になってしまわないようにすることがとても大切なのです。


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