どうやって子供に上手くダメと言えばいいの?
子供が何かを欲しがる時にダメというのは、誰にとっても楽しいものではありません。残念ながら、時には親としてダメと言う事は重要です。ですから、どうやって適切にダメと言えばいいのか知っておきましょう。
可愛らしいのは子供に与えられた特権です。そのために親が正常心を失ってしまうこともあります。子供は純粋で楽しくいる事がほとんどでも、一度何かが欲しい、またはしたいと思い込んでしまうと、それにしがみついてかなり頑固になる事があります。
そのような場合こそはっきりと、そして断固としてダメと言える方法を知る事が大切です。
親であろうとなかろうと、子供にダメということはほとんどの大人にとって難しいことです。なぜなら、子供が純粋無垢で、可愛らしいからです。
ダメと言われて子供が悲しそうになったり、怒ったりするのを見ると、耐えられないほどの罪悪感が湧いてきます。しかし、子供に世界が自分の好き勝手がなんでもできる遊び場ではない事を分からせてあげる事が、私たちの責任です。
この教訓を早いうちに学ぶ事で、早いうちから生きていく術を学べるのです。
子供たちは、自分の欲求が満たされないことに対しての忍耐力を発達させなければいけません。この事は、子供のことを愛している人たちから教えられる方が、子供にとってよっぽど良いのです。
子供から腹を立てられたり、嫌われることを恐れてはいけません。子供にダメということに、練習は必要ありません。ただ深呼吸をすればいいのです。
あなたがやっていることは全て、子供のためであり、罪悪感を感じる必要はないのです。
はっきりとダメというためのコツ
1. どうしてなのかを説明してあげる
子供からの要求に対してどうしてダメと言うのか、その理由を話してあげることです。
その際には落ち着いた声で話します。声を荒げると、子供がビクビクしてしまうでしょう。
時には、子供を大人扱いしてあげることも良いのです。どう振る舞うべきかを子供が学ぶ事ができると同時に、責任感を持たせる事ができます。
なぜあなたがダメと言っているのかを、落ち着いてゆっくりと説明してあげる事ができれば、子供は理解する事ができます。
2. 覚悟はしておきましょう
子供は泣くかもしれませんし、叫ぶかもしれませんし、感情にゆすりをかけてくるかもしれません。この子供の作戦に陥らないように、覚悟はしておきましょう。
このような反応が帰ってきたとしても、しっかり対応できるようにしておきましょう。子供は、親が弱みを見せると、その場をうまく自分の都合の良い方に持っていけることを知っています。
それを覚えておきつつも、あまりキツくなり過ぎないようにしましょう。子供にも感情があり、感情は傷つくのです。
子供の反応がひどい場合は、共感していることを伝え、ダメと言われたからと言って世界が終わるわけではないことを教えてあげましょう。
「人生とは永遠の生命の幼少期に過ぎない」
-ゲーテ
3. 罪悪感を感じない
子供にどうやってダメというかを学ぶことは難しいです。しかし、ここまでというラインを引くことで、無礼な大人へと育たないようにします。いつでも、何もかもが自分の思うようには行かないということを学ぶのです。
いくら辛くても、罪悪感を感じる必要はありません。子供を教育することは、親としての責任なのです。子供は大きくなった時に、必ず感謝します。
だからこそ安心しましょう。あなたは子供にとって毒親ではないのです。ただ、子供の将来を心配しているだけなのです。
4. 首尾一貫すること
一度何かを言ったら、後になって別のことを言うのは避けましょう。一度決めたことは、子供がどんなに癇癪を起こしても、どんなに泣いても、変えてはいけません。
一度言ったことを何回も変えると、子供は混乱するだけです。ダメと言われた時にどうしていいのか分からなくなります。
ダメと言ったらダメ。迷いがあったとしても、言ったことを変えてはいけません。もし、あなたの気分によって言う事が変わると子供が知ってしまうと、言うことを聞かなくなってしまいます。
そうなったまま子供が成長すると、あなたとの関係は複雑になり、親としては望まない状況になってしまいます。
5. きっぱり断言しましょう
きっぱりと子供に言う事が大切です。何か一つのことにダメと言っても、他のことにはいいよと言っていいのです。こうすることで、子供たちはあなたがただ単にダメと言いたいから言っているわけではないのだと言う事がわかります。あなたが、子供たちのためにダメと言っているのだと言う事が分かるのです。
もし子供が聞き分けよく、従順な時にはご褒美をあげても良いでしょう。
子供に責任感があり、あなたがそれをとても自慢に思っていることを忘れずに伝えてあげましょう。そうすることで、子供が自分自身に肯定感を持つ事ができます。
結論として、いつでもなんでも自分の思うようには行かないのだと言うこと、全ての人が自分のために色々してくれるわけではないと言うことを子供に教えるのは親の責任です。
小さい時に、欲求が満たされず腹を立てたりがっかりすることで、子供は成長していきます。そして、自分の言動の重要さを少しずつ学んでいくことでしょう。