怒鳴るのを止めたことで私が学べた5つのこと

怒鳴るのを止めたことで私が学べた5つのこと
Elena Sanz Martín

によってレビューと承認されています。 心理学者 Elena Sanz Martín.

によって書かれた Nadyra Muhammad

最後の更新: 27 12月, 2022

日々の生活で疲れて、ついつい目の前にある親としての大事な役割を忘れてしまいがちです。そして、子どもに怒鳴らないようにしようと思っても、つい言い合いをしてしまうこともあります。

別に子どもたちに飽きた訳ではないけれど、子どもに怒鳴らないとわかっているけれど、母親業以外にもやる事はきりなくあって疲労がたまっているのです。

母の役割は難しくて本当に大変です。でも世界中で一番最高の贈り物とも言えます。

高い目標を掲げているのは、実は自分だったという時もあるでしょう。完璧な子どもというのは、大声出したりせず、服を汚さず、いつもおとなしくてお母さんにも優しい、などと期待しているのです。

子どもへの要望は、成績が良く、きれいに部屋の片づけができ、6歳で本を読み、髪型もばっちり、おもちゃをなくさず、宿題も1人でできて…と後を絶ちません。

私たちは雑誌にしか出て来ないような、そういう子どもを求めているのです。

子どもに怒鳴らない

子どもに怒鳴らないと決めたら、どうな効果があるのでしょう。

完璧は善の敵

子どもに怒鳴らないと決めたら、別に完璧な母親でなくてもいいのだとわかりました。

子どもたちが好きなのは、何もかも完璧に計画通りにするのではなく、たまには行き当たりばったりで楽しくしている母親なのです。

洗濯ものをたたむのも、お皿洗いも後でいいかな、と言う方が、より人間らしく、ハッピーでリラックスしたお母さんなのです。その方が絶対良い母親になれます。

私が怒鳴るをやめてから、我が家は雑誌の表紙から程遠いけれど、子どもたちはいい笑顔をしています。

うちの子どもたちは完璧ではないし、完璧な子どもなんていらない。

私の子どもたちは完全に不完全です。子どもだって生身の人間、ジュースはこぼすし、お風呂嫌いで、片付けを嫌がり、野菜も嫌い、でも新しいおもちゃは欲しがる…何といっても子どもなのです。

ありのままの子どもたちが、笑いの嵐の中でベタベタのキスをくれたりして、私は愛情を感じずにはいられません。子どもは自然体でいるから時には無茶をして、自分の思い通りにならないと機嫌が悪くなり、気まぐれでうれしく楽しくなることもあります。

そう、私の子どもたちは完全に不完全な、子どもという種族なのです。

子どもはやっぱり子ども

子どもたちが必要としている母親が私です。

子どもが生まれる前から、私はどういう子育てをしたいのか考えていました。妊娠してからは、どんな状況でどう対応したらいいのかを計画立てていました。準備万端な母親でいたかったのです。

子どものしつけをどうするか、テーブルマナーをどう教えるかなどと考えていました。おかしではなく栄養のあるものを食べさせると決めていました。そして勇気があって、自立していて、寛容な子どもに育てるつもりでした。

つまり会ったこともない人の予定を立てるという、大失敗をしていたのです。

でもその後、私の計画通りではなく、子どもたちが必要としている母親にならなければと自覚したのです。時々厳しく、それ以外は優しく、強引にする事もあるけど、いつも守ってあげる、そんなお母さんを目指して。

子どもたちは誰1人同じではなく、それぞれ違う部分で私を必要としているのです。

他人の意見は関係ない。

私には親しい友達がいて、子育ての話や悩みなど、お互い正直に話せます。

いつもママ友と一緒に笑ったり悩んだり、お互い相談に乗って、先々に起こることを忠告したりします。子どもの父親の次に大事な、私にとって子育ての同志です。

ただし友達とはいっても、不必要な言葉や態度を向けられることもあります。見た目だけにこだわって、うその完璧さを求める口先だけな人もいます。

今の私にとって、そういう意見や助言は意味がありません。その人はただ単に自分の自慢話を、私に聞いてほしいだけなのです。

自分自身でやる気を起こす

子どもたちに教わったことの1つに、すごく疲れている時こそ、もう一息頑張るというのがあります。より良い人になるために懸命に努力する。そしてそれがダメなら次回もあるという信念と共に、自分を許してあげる事を学びました。

実は私は強くて辛抱強いのだと、子どもたちが気付かせてくれました。子どもに怒鳴らないでいると、困難ではなく目標に目を向ける事ができるのです。

出産直後よりも今の方が、より良い自分でいられます。子どもたちのおかげで、私自身が生まれ変わって、さらに自己改善しようと努力できるようになりました。

私自身の身体と目の下のくま、ましてや爪なんて、けしてより良いとは言えませんが。

もちろん若い時の自分に戻りたいと思う事もあるけれど、今の自分とは絶対引き換えになりません。

毎朝起きた時に、子どもたちにとって良いお母さんになりたいと、まず思います。私自身のためでなく、それぞれ子どもの個性にあった子育てをしたいという強い決意を感じます。

正直なところ、毎晩今日1日大満足だったとは言えません。良い日もあれば悪い日もあります。明日はもっと抱っこしてあげようとか、もう少し私が我慢強くしてあげなきゃと反省して寝ることもあります。

そういう時こそ、新たな明日に向けて、明日も子どもたちに怒鳴らないようにしようと決心するのです。


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