ギリシャの女の子の名前とその意味
ギリシャの女の子の名前はずっと人気があります。それはギリシャ文化が西洋文化の発祥だからです。
ギリシャの芸術や政治、哲学、文学、神話はヨーロッパ全土、アフリカやアジアの一部に広まっています。ギリシャの悲劇や喜劇はいまだに世界中で研究され、私たちを魅了したその登場人物たちの名前は今日においてもいまだ使われています。
もしあなたがそれらの古典や神話ファンであるなら、もしくは、自分の娘に女神の名前をつけたいと思っているなら、今回の記事はあなたにとって完璧でしょう。
もっとも伝統的で美しいギリシャの女の子の名前をまとめたので見ていきましょう。
ギリシャの女の子の名前
ギリシャの文学に出てくる名前
キリスト誕生の約800年前に、ギリシャ文学は発展し始めました。西洋文学の発祥となった、ホメロスやヘシオドスによるの詩や、アイソーポスの神話の美しい物語が良い例としてあげられます。
それ以降、クレシダ、ブリーセーイス、ヘレネ、アテナ、アンドロマケーなどといった多くの名前が繰り返し使われ、人気になりました。そして何百年も経ったあと、21世紀に入ってからもそれらはよく使われています。
ギリシャの女の子の名前はまた、古代ギリシャの宗教、そしてその神オリンパスのために、西洋文化へと広まりました。アルテミス、アフロディテ、ヘラなどの多くの名前が、存在感があり文化的な歴史深い名前を女の子を名付けるために使われてきました。
人気のあるギリシャ文化発祥の女の子の名前と、その意味をご紹介します。
名前のリスト
- ヘスティア:愛、家、食べ物、建築物に関連のある女神。この名前を持つ女の子は、家に関連する素晴らしい技能を持ち合わせることがあります。
- ヘレネ:トロイ神話に出てくるヘレネ、もしくはスパルタの美女ヘレネほどよく知られている名前はないでしょう。闇を照らす光という意味です。
- ネイレス:ドリスとネーレウスから生まれた美しい50人の娘の一人。
- ブリーセーイス:ホメロスのイーリアスの中の、もっとも有名な登場人物の一人。
- アテナ:平和と知恵、科学と正義の女神。このために、ギリシャ神話からの名前としてはもっとも人気のある名前。
- イサウラ:キプロスの近くギリシャのイスアリアに生きた女性の名前から来ています。
- カッサンドラ:ラオクーンとともに有名な預言者。有名なトロイの木馬による危機を予言した。
- タリア:劇の女神の一人。豊穣を意味する。
- クレイオ:9人の女神の一人。歴史と詩を象徴する。
- クロエ:人気のあるギリシャの小説ダフニスとクロエに由来。
- アンドロメダ:「人類の支配者」を意味する。王女であり、ペルシウスの妻。
他にもこんな名前があります。
- アリアドネ:ギリシャ神話においてクレタの王女として知られています。語源としては「もっとも純粋なもの」を意味します。
- アルテミス:狩猟の女神としてもっともよく知られています。アルテミスはまた自然の保護者。
- メガラ:ヘラクレスの妻としてもっともよく知られています。
- ニンフ:ギリシャ神話や文学において、もっとも重要な精霊。森や神聖な場所、川などに住む。
- エウリュディケ:この精霊は、オルフェウスとエウリュディケの主役。オペラの歌詞によく出てくる。
- フェドラ:義理の息子ヒッポリテゥスへの恋に落ちる、クレタの王女。エウリピデスによって書かれた彼女の物語により、人気になった名前。
- ヒッポリュテ:その力強さとヘラクレスに立ち向かったことで有名。父親アレスから授かった魔法の火のベルトをもつ。近代のコミックでは、ワンダーウーマンに見られる神話の一部に、ヒッポリュテとアマゾン族が重要な役割を果たしている。
- アンティゴネ:イオカステとオイディプスの娘。ソポクレスの描いた伝説のオイディプス王に出てくる重要な人物。
- パルテノぺ:もっとも美しいサイレンの一人。「乙女の声」を意味する。今はナポリとして知られる、古くの定住の地に由来している。
- カリアティード:神殿などの石の柱に彫刻される、美しい女性像にの名前に由来する。
ここにご紹介したギリシャの女の子名前のセレクションの中から一つだけを選ぶことは、とても難しいのではないかと思います。
日本では一般的ではない名前ですが、これらの名前の最も楽しい点は、歴史的、文学的な特徴から他の名前とは異なり際立つ点ではないでしょうか。