妊婦のための陣痛を促す便利な方法
出産日が近づいてきたら妊婦が試すことができる、陣痛を促すために便利な方法があります。
それには、陣痛前・陣痛中・陣痛後の3段階の過程があり、各段階に応じた方法を適用することができます。
しかし出産にどの位時間がかかるかという点に関しては、女性それぞれ違うので、正確には予想できません。
分娩にかかる時間は、胎児の大きさや胎位によって変化し、また陣痛の強度や頻度も影響します。
陣痛が始まる時点で、正期産分娩の始まりであり、出産が終わるまでには何時間にも及ぶ陣痛が続くことになるでしょう。もちろん出産の経験も、人それぞれ微妙な違いがあるものです。
以下、正常分娩に関して、出産を促すのに役立つ方法をご紹介します。
陣痛前のアドバイス
スムーズな出産のためにお勧めしたい方法があります。出産の進み具合によっては、少し身体を動かすような運動をしてみましょう。
バランスの取れた食事を取り、しっかりと(コップ8杯以上の)水分補給をして、一日最低8時間の睡眠を取るようにしましょう。
写真提供:Teresa Rodríguez
- 運動:妊婦のための運動により、短時間で楽なお産を促します。子宮頚部がよく刺激されることにより、お産に影響します。ピラティス、ケーゲル体操、ヨガ、水泳、散歩や性行為などの運動によって、出産が促されることがあります。
- バランスの取れた食事:しっかり栄養を取ることで、難産になりにくくなります。旬の果物と野菜をよく洗ってから食べるようにしましょう。低脂肪の肉類を、油で揚げずに焼く調理方法がお勧めです。そして毎日1リットルの水を飲み、水分補給しましょう。
- 休息:一日8時間以上の睡眠を取るのが、胎児の成長に理想的で、急な気分の変化を防ぎます。
- 睡眠は自然に不安感を減らし、成長ホルモンを分泌するのに役立ちます。そして可愛い赤ちゃんを迎えるための、出産に備えた身体を作ります。
陣痛が始まってからのアドバイス
以下の方法で、分娩を促して出産時間を短縮するようにしましょう。
- 音楽を聴いたり、映画やビデオを見ると、陣痛の時間が早く過ぎるように感じられ、同時に娯楽になります。
- 温かいシャワーにかかると、緊張した筋肉をゆるめて、陣痛の苦しさを紛らわし、分娩を促進します。
- ストレッチをすることで、イライラや無性に何かを食べたくなるのを防ぎます。
- 乳首を刺激すると、オキシトシンというホルモンを分泌して、子宮の陣痛を促進します。
- 深呼吸はリラックスするのに役立ちます。陣痛がひどくなってきても、落ち着いて対処できるようになります。
- マッサージは緊張を和らげ、エンドルフィンを分泌します。
- 配偶者でも親戚でも、一緒にいてくれる人をうまく選びましょう。サポートしてくれる人によっては、スムーズで楽な出産になるでしょう。
写真提供:David Martín
妊婦は誰でも、陣痛や分泌に立ち向かうために、パートナーや家族のサポートが必要です。医師と妊婦が選んだ付添人の援助で、出産の辛さに耐えて、赤ちゃんとの出会いが妊婦にとってより素晴らしいものとなります。
陣痛後のアドバイス
陣痛が始まったら、仰向けになり腰のバランスを取りながら前かがみになります。この体勢は、赤ちゃんを外に出すようにいきみやすいので、分娩を促進します。出産のための呼吸方法も利用しながら、赤ちゃんの誕生に備えましょう。
最後に何が起こっているか把握することで、不安感を抑えることができます。ためらわずに分娩の状況を医師に聞いて、より良い出産を目指しましょう。