女の子の成長は何歳でストップするの？

子どもの成長は親に忘れられない思い出を作ってくれます。１０代は独特の時期で、各成長段階が過ぎていくのがとても早く感じるでしょう。

娘の成長は何歳でストップするのだろう？、子どもが成長していくのを見ながら、たまにこんな疑問が浮かぶことはありませんか？

思春期と青年期の複雑な時期には、重要な身体の変化が起こります。身体の成長が最もわかりやすい時期でしょう。

そして、思春期と青年期の身体の成長の始まりは男の子と女の子で違います。

男性と女性の身体の特徴において、明らかに異なる点はその成長の仕方です。また、成長するのにかかる時間についても同様です。興味深いことに思春期は女性の方が早く始まり、より幼いときから成長の段階を経験するのです。

思春期と青年期の成長の各段階について詳しく見ていく前に、これがただ身長に関係しているだけではないということを明確にしておきます。成長とは体重や性的成熟、そして体内の生物学的プロセスのことも含みます。

男の子と女の子の思春期の違い

男の子の思春期は１０歳ごとから始まる傾向にあるのに対し、女の子は約１年早く始まります。

この段階は乳房芽と呼ばれるものの出現によってはっきりします。この言葉はどちらかの乳首の下にある、小さな脂肪細胞のかたまりのことです。これが胸の成長の始まりを示すので、思春期も始まるということになるのです。

この発達の結果、女性は男性よりも早く第二次性徴が表れ始めます。この特徴は女の子においてまず胸が大きくなり、体重が増えます。男の子だと、ひげが生え始めます。

思春期は女の子で１３歳頃、男の子で１４歳頃に終わります。覚えておいてほしいのは、男女関係なく、思春期は次のステージへの道を開いてくれる時期ということです。

女の子の青年期の始まり

青年期には、若い女性の中でホルモン調節に変化が起きます。身体から多くのゴナドトロピン（またはＧｎＲＨ）、エストロゲン、プロゲステロンが生成され始めます。

さらにテストステロンもより多く生成されるようになります。これは、男性の身体で多く作られるものですが、女性の中でも多少生成されることがあります。そして、こういったホルモンの変化は身体に大きな変化をもたらすのです。

• 汗をかきやすくなり、肌が脂っこくなる。
• デリケートゾーンを含む特定の場所に毛が生え始める。
• 身長と体重が増える：女の子は身長が約２０センチ～３０．５センチ伸び、体重が約７キロ～１０キロ増えます。これは正確な数字ではなく、人によって異なります。
• 胸と、おしりや太ももが大きくなります。おしりと太ももの成長は、体脂肪の増加の割合と関係があります。
• 月経と生殖器の発達：女の子の最初の生理は初潮と呼ばれているものですが、思春期の始まりだと理解されるべきではありません。これは思春期が始まって２年後に起こることもあるからです。

青年期に起こる変化は身体の変化だけではありません。気持ちや感情、世界の解釈の仕方、他人に対する考え方などすべてが変わるのです。

こういった変化が一気にやってくるので、不安定な感覚を覚えます。ですので、家族からのサポートが本当に大切となるのです。

たくさん起きる変化と共に生じる不安を解消する手助けをしてあげましょう。

女の子の成長が止まるのはいつ？

女性が男性より体の成長が早く始まるのと同じように、青年期の段階も女性の方が早く終わりを迎えます。平均で、青年期が終わるのはだいたい１９歳ごろです。しかし、青年期の終わりが早く来る人や、遅く来る人もいます。

女の子が両親から受け継いだ遺伝子だけが、その子の成長に役割を果たす要素ではないということを覚えておくことが大切です。思春期や青年期に起こる変化に影響を与えうるその他の要素は以下のようなものです：

• 栄養：健康的で、バランスの取れた食事が良い身体的成長のカギとなる要素です。これは１０代の頃も含め、一生を通して当てはまることです。
• 休息：毎日推奨されている睡眠時間を取ることで、体は最適な量の成長ホルモンを作ることができます。成長ホルモンは成長に関わるホルモンで、寝ている間に体が生成します。
• 運動：運動にはたくさんのメリットがありますが、中でも筋肉と骨の成長を助けてくれます。また、食欲と睡眠欲も刺激してくれます。つまり、良い休息を促してもくれるということです。さらに代謝も高めてくれます。
• 健康：最後に、心臓の病気や摂食障害、成長障害、ホルモンバランスの乱れなども、成長に悪い影響を与えることがあります。

結論として、男の子も女の子も青年期を終える時に身長が高くなり体重が増えているということは普通のことです。 これはホルモンの助けによって起こる自然で、健康的な変化なのです。親として彼らの気持ちをサポートしてあげてください。