お腹にいる時から赤ちゃんに話しかけるべき?
お腹にいる時から赤ちゃんに話しかけるべきでしょうか? 専門家たちは皆、イエスと答えます。この行動のメリットは多々あり、赤ちゃんの神経の発達を強化するだけでなく、成長段階のごく初期から母親と子供との感情の絆を強いものにしてくれます。
昔から、女性は本能的にお腹にいる赤ちゃんに話しかける必要性を感じてきました。おそらく感情的な衝動にかられるのでしょう。そして現在では医学の進歩によって、妊娠6か月頃からこの話しかけが大変役立つ行動であるということが証明されています。
ですから今回は、お腹にいる赤ちゃんとコミュニケーションをとることのメリットを一つずつお話していきます。
お腹にいる時から赤ちゃんに話しかけるべき?
すでにお話ししたように専門家たちの意見は、お腹にいる赤ちゃんに話しかけることによるメリットは複数あるということで一致しています。
感情的なつながり
胎児の耳の形成は、妊娠6か月から7か月の間にほぼ完成します。この後お腹の中の赤ちゃんは、自分の近くに聞こえる音に注意を向け始めます。それはもちろんお母さんの声や心臓の音ですね。
赤ちゃんは羊水の中にいるので、それらの音がはっきりと聞こえるわけではありません。しかしその音を聞き続けることによって親しみや包容、つながりの感覚が生まれます。
そうして妊娠6か月以降の胎児は、自分がいる子宮の外の世界を認識しているといいます。さらに気持ちの良い音を聞いて動いたり、強い音を聞いて驚いたりすることが、胎児の脈を調べることで明らかになっています。
ですから、お母さんもお父さんや他の家族も継続的に話しかけることが、赤ちゃんに自分の成長を見守る声との絆を感じさせ、両親には生まれてくる赤ちゃんへの愛情や優しさを目覚めさせることにつながります。
発達へのメリット
専門家によると、赤ちゃんに話しかけることは、歌い聞かせることや音楽を聞かせることと同様、神経の発達に良い刺激を与えると考えられています。
これらの外界からの刺激は、赤ちゃんに聞くということへの特別な興味を抱かせることになります。実際、お母さんの心臓の音や腸が動く音などを聞いて、その音の方向に動くこともあります。
心地よい音を聞くと、うれしいサインとして動く傾向があり、腕や脚を動かしたり頭の向きを変えたりするようです。お母さんも動きによって蹴られたとか叩かれたと表現します。
これらの行動は胎児の認知機能の発達にも貢献します。また身体の発達によって感じる内在的なストレスや、あるいは妊娠後期に子宮の中で身体に受ける圧力によるストレスから落ち着かせるサポートにもなります。
赤ちゃんが両親の声を聞くことで、親しみや包容、つながりの感覚が生まれます。
お腹にいる赤ちゃんにどう話しかければよい?
お母さんやお父さん、兄弟の声は、お腹の中の赤ちゃんとの絆を生みます。特にお母さんの声は、かなりはっきりと聞こえるようです。
話しかける時は、大声を出さず一定のトーンで話すようにし、お父さんや兄弟たちは、声をよく聞かせるためにお腹に近づいて話しましょう。
1日の中では、赤ちゃんの活動が活発になり外界に注意をはらっている午後や夜に話しかけるのがよりおすすめです。
クラシックミュージック
赤ちゃんに話しかけることに加えて、多くの人が音楽を聞かせます。胎児は音楽を聴くことができますが、ボリュームを高くするのは避けましょう。赤ちゃんが不快に感じるかもしれません。
またクラシックミュージックは子供をより賢くなるよう刺激すると言われたこともありますが、残念ながらこの主張は物議を醸し、その正当性は明らかではありません。この主張を厳密には支持しない研究が圧倒的に多いからです。
いずれにしても決して否定的ではありません。多くのお母さんが、生まれた赤ちゃんがお腹にいた時に聞いていたメロディーを覚えており、より楽に眠りにつく助けになっていると話しています。
いかがでしたか? お母さんもお父さんもかわいい赤ちゃんと会話を通して絆を強くしてみませんか? そしてもう一つ、話しかけながらお腹をやさしくなでてあげてくださいね。
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