なぜ子どもは恐竜が好きなの?
子どもは恐竜が大好きですし、多くの子どもが恐竜のおもちゃコレクションを持っています。子どもが恐竜の世界に魅了されるのは何か理由があるのでしょうか?
この古代の動物には小さくて狂暴な鳥類である猛禽(もうきん)類や、巨大でおとなしい草食性の恐竜など、多様な形態が見られます。
恐竜のいた時代は色々な年齢の人の興味をそそりますが、特に子どもの心を魅惑します。
恐竜に対する情熱は映画や本によってさらに刺激されることもあるでしょう。ドラゴンのような外見で小さな子どもの興味を引き、少し大きくなるとジェラシックパークのような映画のスリルにわくわくすることもあります。
科学の進歩があっても、恐竜の神話性は取り除かれることもなく、子どもの想像世界で生き続けているのです。
今回の記事では子どもがなぜ恐竜のことが好きなのか、その理由についてご紹介します。
なぜ子どもは恐竜が好きなのか?
1.恐竜のように強くなりたい
恐竜は強く勇敢で無敵な存在です。子どもは誰でも自分もそんな風になりたいと思うのです。
子どもが色々なことを発見し始めると共に、強いことはかっこいいと思うようになります。恐竜は自分の身を守る方法を知っているので、子どもはその真似をしようとするのです。
子どもは遊びながら自分が本物の恐竜になったような気になります。恐竜の役になりきって自分の性格の新しい側面を表現するように試してみているのです。
2.恐竜が絶滅した謎に惹かれる
子どもが恐竜に興味を持つのは不可思議に絶滅してしまったからかもしれません。
これは年齢に関係なく誰もがこの神秘的な現象に惹かれて、科学的な討論をも招きます。子どもにとっては大きな謎であり、それに惹きつけられるのでしょう。
恐竜は神話に登場する生き物と同じカテゴリーに入れられます。まるでSF小説の登場人物のようです。オオカミや象のように現実的ではないけれど、ドラゴンのように架空の生き物でもありません。
子どもの想像では恐竜は独特で特別な役割があります。一度は存在していたのに、今ではもういないというのがポイントなのでしょう。
3.恐竜に詳しいことを誇りに思う
ロンドン自然史博物館では、10歳の子どもの指摘によって、展示されている情報が間違っていたことが発覚した、という話がありました。
その子どもは家族と一緒に博物館を訪問していて、恐竜の名前が間違っていることに気付きました。博物館の案内係にそれを伝えると、情報確認したところ展示場での間違いが明らかになったのです。
長々とした恐竜の複雑な名前を両親の目の前で解読した子どもはどんなに嬉しかったことでしょう。恐竜フィギュアや本を集めているので、恐竜の名前をきちんと分かっていたんでしょうね。
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このように、若い恐竜ファンは大好きな恐竜の記録映画を全て見ていて、お気に入りの動物に夢中になっています。
お子さんの知識に驚いてしまうこともあるでしょう。何かにとても詳しい人になることが嬉しくて、子どもはもっと恐竜について知りたがります。
4.過去とのつながりを持つ
恐竜は遠い昔の存在を表しています。ママ、パパ、おじいちゃん、おばあちゃんよりもっと昔というのは、想像もつかないでしょう。
子どもはこの世界の源にとても興味を持っています。大昔の地球はどんなだったのかな? 最初の人類は誰だったんだろう?と様々な疑問が浮かんでくるのです。
恐竜に興味を持つ子どもは、自分の家族や身近な世界を超えた場所に存在する生き物だと理解しているのです。これは非常にすばらしいことで、小さい子の脳を刺激します。
5.恐竜は怖くない。
子どもが恐竜に夢中になるのは、もう存在しないからという理由もあります。人間が現れるずっと前から、この巨大な爬虫類が地球を制覇していたのですが、それは基本的に怖い存在ではありません。
この恐ろしい生き物がもうこの惑星にいないという事実で子どもは安心しているのです。その時代に恐竜はどんなに狂暴であったとしても、モンスターは過去からやって来て攻撃することはできません。
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そして、子どもの興味はどんどん変化していくものだということも覚えておいてください。去年の誕生日プレゼントのおもちゃはもうどこかに置き去りにされているのを見れば分かりますね。子どもが恐竜に関するものなら何でもこだわる時期は永遠には続きません。
しかし、子どもが恐竜に夢中なのが一時的であることは親子の両方にとって良いことかもしれません。
恐竜について学ぶことで、子どもは世界を冒険することになり、想像力をつけ、新たな知識を得ると共に、科学に興味を持つ刺激となります。
もしかしたら、将来の古生物学者が家族から誕生するかもしれませんよ。