まだオムツが取れないのは心配したほうがいいの?
おむつがなかなか取れない場合はどうしたらいいの?今回は、そんな疑問を解決します。
トイレトレーニングはいつから始めたら良いのかというのは、親がよく思いつく疑問でしょう。もしその答えが分からなかったとしても、知らないのはあなた一人ではありませんので大丈夫です。今回はこのトピックに関し、役に立つ情報をご紹介します。
おむつがまだ取れない:これって普通なの?
この普通という言葉は、社会的なプレッシャーによるものと言えるでしょう。多くの人が、子供が3歳になるまでにはおむつが取れるべきだと考えています。しかし、生物学的にいうと、そんなに厳しくなくても良いのです。
もしお子さんが3歳以上なのに一人でトイレができないと、人はそれを親のせいにします。きちんと教えなかったとか、教えるのが遅すぎたとか。
幼稚園や保育園などで他のお母さんたちから、子供のおトイレ事情に関して嫌なプレッシャーを受けるかもしれません。ですから、うちの子はまだおむつが取れないと、どこか悲しい気持ちになってしまったり、恥ずかしいと感じてしまうのは自然なことかもしれません。
心配しなくて大丈夫です。同い年の他の子供たちがおトイレトレーニングができているからといって、お子さんを傷つける必要などありません。同じようなことが、成長の過程では他にも起こります。例えば、いつ歩き出したとか、いつ話し出したとか、スプーンやフォークをいつ使い出したとかです。
あなたの子供を促す力が足りなかったとか、しつけがなってないとか、親として不注意などといったことではないのです。実は、全ては生物学上の発達に関係しているのです。 トイレトレーニングの準備ができるのは2歳から3歳の間、というのが一般的なだけです。
しかし前述したように、これは決まり切った年齢ではないのです。ですから、長い目で見てあげることが大切です。同時に、お子さんがこの大切な時期のために準備ができるようにしてあげましょう。
おむつ離れには時間がかかります
一晩であっという間におむつ離れのできる子供もいますが、ほとんどの場合、数週間かかります。
子供が一人でトイレに行けるようになるには、子供の内臓や神経器官が十分に成長している必要があります。この発達は、だいたい3歳頃に起こりますが、子供によってまちまちです。
子供がトイレトレーニングの準備ができているかどうかは、お子さんがおむつが汚れているので変えて欲しいと自分から言い出すことで判断できます。または、おしっこやうんちをしたいとか、今しているといったことを言い出すことでも、判断できます。
これらは、子供が自分の体に何が起きているかを理解し始め、膀胱や腸が脳にメッセージを送っていることを理解し始めたサインなのです。
トイレトレーニングの準備ができるのは2歳から3歳の間、というのが一般的です。しかし、これは決まり切った年齢ではないので、長い目で見てあげることが大切です。
子供のトイレトレーニングのコツ
お子さんがまだおむつをしている場合、どうしたら良いのか?その目安をいくつかご紹介します。
- おむつ離れと年齢には関係がありません。これは生物学上の発達の問題なのです。
- おむつ離れは他のお母さんたちとの競争ではありません。お子さんを他の子供と比べるようなコメントは無視しましょう。
- おむつ離れは子供の発達のほんのひと過程にすぎません。おむつ離れの瞬間を待ち望まなくても良いのです。
- トイレが使えないからといって、お子さんを叱ることはやめましょう。
- あなたの望むことを子供に無理強いすることは、なんの助けにもなりません。子供がもういらないと感じた時に、子供はおむつ離れをするものなのです。
- はじめは抵抗することがあることを覚えておきましょう。特に子供が何かいつもと違うものに直面した場合、それは普通のことです。新しい兄弟や姉妹が生まれた場合や、引っ越しなど、全てにおいて子供は抵抗を示すことがあります。
この過程をより楽しく、効果的にするためには、親として子供が何を必要としているのかよく注意しましょう。カラフルなおまるや補助便座にしたり、ゲームにするなども良いアイディアです。
また、どのように座ったら良いかを、見本を見せて教えてあげましょう。さらには、おしっこを待っている間に本を読んであげたり、目標を達成することができたら褒めてあげましょう。そして何よりも、着替えの下着をたくさん用意しておきましょう。
「うちの子はまだおむつが取れないんです」とは、多くの医師や先生が耳にするフレーズです。しかし、恥ずかしく感じたり、罪悪感を感じなければならないことではないのです。
多くの子供が、3歳頃に一人でトイレに行けるようになります。このためには、お子さんはあなたの助けとサポートを必要としています。あなたからのプレッシャーやイライラではありません。