子どもを置いて外出する時は「行ってきます!」を忘れずに
子どもを置いて外出する時は「行ってきます!」を忘れずに。子どもの為に黙って出かけるのはやめましょう。
子どもを置いて外出するのは、毎日辛い事でしょう。外出の目的が、買い物、運動、趣味、仕事、どれでも辛さは一緒です。子どもから離れるのは、誰にとっても大変なのです。
出かける前に「行ってきます!」を言わずに行ってしまうのは、大きな間違いです。それが子どもの記憶にしっかり残り、想像以上の心の傷に成り得るのです。
家を出る前に、勇気を持って、子どもと向き合う時間を作りましょう。子どもを置いていくのは辛くても、きちんと「行ってきます!」と言いましょう。
きっと子どもは泣くでしょう。でもバイバイを言わずに行っても、悲しいのは同じ、むしろもっと悲しくなるかもしれません。
子どもを置いて外出する事を伝える
出かける事を子どもに伝えずに行ってしまうと、残念ながら傷を和らげることになっていません。残された子どもがどうなったか見ないだけで、むしろ出ていく方も辛いだけです。明らかに、黙って行くのは良くないです。
どんな影響を子どもに与えているか、詳しく見てみましょう。子どもは親が出かけるのを知って、悲しくて泣きます。1番大事な人に何が起こったのか分からない状態は、もっと絶望的な気分にします。外出を知るか知らないかでは、子どもにとって全く違う状況なのです。
さらに、出かける事を伝えるかどうかは信用問題です。何も言わずに親が突然いなくなったら、子どもに不信感を与えます。子どもは親を信頼しなくなってしまいます。
外出前に、子どもの気を紛らわしたり、おもちゃで釣ったりするのはやめましょう。専門家も、それは逆効果だと言います。物で釣る子育て法は、子どもが混乱するだけです。いなくなったら、本当に帰ってくるかどうか、騒ぎ立てるばかりです。
子どもにとって、母親から離れるのはかなりおおごとなのです。ママが世界の全て、1番好きな人がいなくなったら大変です。どうやっても悲しいものなのです。
うまく伝える方法
子どもをしっかり抱いてキスしてあげましょう。その間ずっと穏やかな笑顔を保つようにして下さい。
「ママは少しの間お出かけするけど、ちゃんと帰って来るから大丈夫、安心してね。行ってきます!」と伝えます。子どもはそれでも泣くかもしれませんが、それは正直な気持ちを表しているので当然です。
この外出前の習慣を落ち着いてこなせば、別に長々としなくても大丈夫です。今日も楽しい日になる、と子どもに伝えてあげます。「ママもさみしいよ。」などと言ったら、もっと悲しくなって、状況が悪化するので言わないようにしましょう。
もし子どもが大泣きしても、また玄関に戻って来るのはやめましょう。また行こうとする度に、もっと大声で泣くかもしれません。子どもを落ち着かせて、後で連絡すると伝えましょう。
もちろん約束したからには、必ず約束を守らなければなりません。時間ができ次第連絡を取り、「ママは大好きだからね。」と言ってあげましょう。
そうすれば、寂しいことには変わりはなくても、次にまた外出するときに少し安心するようになります。「行ってきます!」の習慣で、子どもは外出は一時的なものだと、徐々に理解するようになります。
ちゃんと帰って来ると思って、子どもは安心するのです。子どもに「行ってきます!」と言うのは、親離れの練習のためにも大切です。
出かける事をきちんと伝えれば、子どもの不安も親の心配も、最低限に抑えられます。外出時にだますような真似をやめて、正直に「行ってきます!」と言った方が心穏やかに出かけられます。
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