子どもに絵本を読んであげよう:「おやすみ、ロジャー」について
「おやすみ、ロジャー」という絵本について聞いたことはありますか? これは子どもを寝かすときに最適な子供向けの絵本です。
多くの家族にとって、寝る時間は大変な戦いですよね。子どもがやっとあきらめて寝てくれるにはなんて時間がかかるんだ、と圧倒されてしまうことも多いでしょう。
子どもを早い時間に寝かせるということはたやすいことではありません。お子さんが必要な睡眠を得られるように、効果的な方法を探してあげることが大切です。
もちろん、子どもは皆それぞれユニークなので、すべての子どもに効く解決法は存在しません。しかし、それぞれのケースで試せる方法はたくさんあるのです。
読み聞かせは、広く勧められていることです。ですので、今日は「おやすみ、ロジャー」の裏にある利点について一緒に見ていきたいと思います。
この本は、スウェーデンの心理学者、カール=ヨハン・エリーンによって、ある目的を持って書かれました。それは、子どもが眠りに落ちるのを助けるための、簡単な方法を提供したいと考えていたのです。
「おやすみ、ロジャー」は子どもに価値観を教え、障害物を乗り越えられるよう助けてくれる本です。
「おやすみ、ロジャー」の特徴
発売されてから、この本は子どもの絵本として一番売れている本になりました。
この本はオンラインストアでも、書店や図書館などにも置いてあり、今や7か国語に翻訳されています。
以下は、この本の主な特徴です。
- この本で最もよく出てくる言葉は、眠ること、眠い、寝ている、夢です。
- 全部で26ページあり、カラフルな絵であふれています。ウサギ、おねむのカタツムリ、あくびおじさんがこの本の主な登場人物です。
- 著者は、子どもが寝るのを助けるための提案とリラックスさせるテクニックを使っています。
- 本と一緒に、使い方の説明書がついてきます。強調して読むところや、声を落として読むところ、あくびなどの効果をつけるところなどがそれを読むとわかります。
- 説明の中には、太字で書かれている箇所もあります。
- 本全体が、わかりやすい言葉で書かれています。
「おやすみ、ロジャー」を読むときのテクニック
「おやすみ、ロジャー」の中で、作者は目的を達成するために、さまざまな言葉や心理的なテクニックを使っています。
ですので、最もいい結果を得るためには、私たちもそれと同じテクニックを適用しなければならないのです。
例えば、決まったフレーズの後にあくびをしたりするなど、物語にリアリティを持たせるのです。他にも、子どもがより眠たくなるように声のトーンを柔らかくするところなどもあります。
作者は、こういったテクニックを使うことで聞いている子どもを落ち着かせ、リラックスした状態にすることができると言っています。
その結果、子どもはうとうとし始めます。そして最終的には眠りに落ちるのです。
いい結果を得られるかは、本自体にかかっているのではありません。子どもが寝るのを助けるためには、あなたの声の力を使って「おやすみ、ロジャー」を読み聞かせることが大切です。
「おやすみ、ロジャー」を読むときのその他のおススメ
この本は、本を読むことを通して子どもに無意識のメッセージを送ろうとしています。
自分はこういったことがあまりうまい方ではないと思ったら、以下のことを参考にしてみてください。
- 登場人物。 物語の主人公はウサギです。しかし、作者はウサギをお子さんの名前にして読むことを勧めています。こうすることで、お子さんは自分と主人公を重ね合わせることができます。
- 読み方。 物語の構造は、さまざまなトーンやリズムでフレーズを読むように作られています。
- ジェスチャー。 本を読み進める時に、それぞれのキャラクターの気持ちを表現しましょう。同時に、本の中に繰り返し出てくる言葉を繰り返すことで、無意識に眠気を誘いましょう。
- その他に役立つこと。 本を読むことに加えて、眠れる確率を上げるために、寝る時の習慣に加えることができることがあります。軽い食事、暖かいお風呂、やすらぐマッサージなどが、寝る前に子どもをリラックスさせるのに効果的な方法です。
お話で本当に子どもは寝るのか?
とても多くの親が、この本は効果があると証言しています。しかし、この方法は効かないと言っている人もいます。
批判をしている人の中には、本が売れているのは否定できないけれども、そのテクニックは魔法でも何でもないと言う人もいるのです。
この本は子どもが寝る時の習慣にするのに効果的だと感じている親はたくさんいます。しかし、本だけでは十分でないとうのも事実でしょう。
また、たくさんのお父さんお母さんが、説明書にきちんと従って読むことが、効果があるかないかに影響すると言っています。
ですので、しっかり注意してゆっくり柔らかい声のトーンで読んであげると、子どもを寝かすことができるかもしれません。
この本は、2歳から4歳の子供向けに作られています。それより年上の子が楽しいと感じるようなしっかりした話ではありません。
「おやすみ、ロジャー」にどれだけ効果があるかは、それぞれの親にかかっているのです。