母乳をあげるのに最適な授乳の姿勢

どんな姿勢でも、赤ちゃんの口がしっかりとおっぱいに吸着して正しく飲めるかどうか確認しましょう。
母乳をあげるのに最適な授乳の姿勢

最後の更新: 08 2月, 2019

初めての母親にとって赤ちゃんに母乳をあげるのはとても難しく、どんな授乳の姿勢がいいのか分からないものです。もしそれに同感できるのであれば、これからご紹介する、親子両方に効果的な母乳をあげるのに最適な 授乳の姿勢 を試してみてください。

母乳をあげるのに最適な4つの授乳姿勢

母親の身体の状態に合わせて適切な授乳姿勢を選び、母乳をあげるのに一番快適に過ごせるようにしましょう。さらに赤ちゃんの姿勢を変えることで、赤ちゃんも心地良くいられるようにできます。

どんな姿勢でも、赤ちゃんの口がしっかりとおっぱいに吸着して正しく飲めるかどうか確認しましょう。実際に赤ちゃんの口がきちんと開いていて、舌が乳首の下を支えて唇は広がっているかを見てください。さらに赤ちゃんのあごと鼻が、胸に触れている状態が正しい姿勢です。

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リクライニング法(レイドバック法)

これはどの哺乳動物にも見られる生物学的にも自然な姿勢です。もちろん人間にも適している理由は、赤ちゃんが自主的におっぱいを探すことが可能で、必要であればもう片方のおっぱいに移動することもできます。

この姿勢は母親が何かに寄りかかるようにする、または背を下にしてリクライニングの状態で授乳します。赤ちゃんのお腹を下にしてママの上に乗せて、頭をおっぱいの間に置くようにします。赤ちゃんの身体全体がママの方に向いているので抱っこする必要もなく、ただ赤ちゃんを見て気を付けてあげるだけでいいのです。

最適な 授乳姿勢

新生児がおっぱいを見つけるまでに10~60分ほどかかるかもしれませんが、成長してくるとすぐに探して10分以内にすぐ飲み始めるでしょう。

座る状態での授乳姿勢

母親が座ったり、寄りかかっている状態では、赤ちゃんの姿勢をいくつか選ぶことができます。

  • 横抱き:ママは背を伸ばして座り、赤ちゃんをおっぱいの方へ向けて、足がもう片方の胸の方向にいくように抱っこします。赤ちゃんが嫌がったら、向きを変えてもう片方のおっぱいをあげて、赤ちゃんがいつも気に入る方のおっぱいから始めましょう。
  • ラグビー(フットボール)抱き:これは赤ちゃんを仰向きに寝せた状態で飲む姿勢で、赤ちゃんの身体がママの腕の下にすっぽりと入って、足はママの脇から後ろの方へ向いています。これは特に帝王切開で出産したママに最適で、赤ちゃんが傷を圧迫しない姿勢です。さらに、これは母乳を出し切ることができる姿勢なので、乳腺が詰まるのを防止します。
  • 縦抱き:この姿勢では、座っている母親の片足の上に赤ちゃんを座らせるようにします。赤ちゃんの身体が縦になるようにします。この体勢だと、赤ちゃんと目を合わせることが出来て、慌てて母乳を飲んで喉を詰まらせるのを防ぎます。乳首が上方向だと、赤ちゃんがおっぱいの下の方を吸引できます。

寝る状態での授乳姿勢

これは赤ちゃんがベッドに寝て、ママのすぐ横に寄り添っている体勢です。この姿勢だと、授乳しながら休むことができます。

こちらも参考にして下さい:母乳がよく出るピークはどのタイミング?

赤ちゃんが重くなってきた、または出産後の回復のために横になりたい時に、最適な授乳姿勢です。横になる場合は、赤ちゃんの足がママの頭の方向でもお腹の方向でも授乳が可能です。

母親の身体の状態に合わせて適切な授乳姿勢を選び、母乳をあげるのに一番快適に過ごせるようにしましょう。

四つん這いの姿勢

これはあまり聞かれない授乳姿勢ですが、乳腺炎を患う人向きで、乳腺を空にしやすい体勢です。まず赤ちゃんを仰向けに寝せてから、ママは赤ちゃんの頭部近くにひざをつきます。それから前かがみになって赤ちゃんに近づき、おっぱいが赤ちゃんの口に届くような姿勢になります。

親子に最適な 授乳の姿勢 

授乳中に気を付けたいこと

母乳をあげるのに何時間もの時間がかかるので、必要なものを用意して近くに置いておくことが大切です。以下のようなものが身近にあると便利でしょう。

  • 授乳するのに適した椅子
  • 赤ちゃんを支えるときに腕をのせる、背骨や腰を支える、または曲げたひざを保護するためのクッション
  • 読書のための本、ハンカチ、コップに水、その他、毎回立ち上がって取りに行かなくてもいいように、必要なものを用意しましょう。

これで授乳姿勢について、色々と理解の範囲が広がったので、好きな方法や親子に快適な授乳姿勢を選べるでしょう。

最後に、母乳育児は愛情ある絆を深めるのにピッタリで、子どもが幸せに強く元気になるということを覚えておいてください。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。