赤ちゃんを連れてお散歩してもいいのはいつから?

屋外の新鮮な空気を吸うことは、いつも心身の健康に良いものです。しかし、多くのパパやママがいつから赤ちゃんをお散歩に連れて行ってもいいのか悩んでいると思います。今回はこのよくある疑問について詳しくお話ししていきます。
赤ちゃんを連れてお散歩してもいいのはいつから?

最後の更新: 27 8月, 2018

赤ちゃんが家にやってくると、ママたちは一緒にお散歩をしたくてたまらなくなるでしょう。また新しい家族の一員を連れて、おじいさんおばあさんや親戚、それに友人の家を訪れるのも楽しいものです。そんな時よくある疑問は、いつから赤ちゃんを連れて外出して良いのかということですね。

赤ちゃんの免疫システムはまだ完全に発達していません。ですから特に生まれて数週間の間は、屋外に存在する有害な微生物に弱いと言えます。

この新生児の未熟さを考慮すると、ママの多くが赤ちゃんをお散歩に連れて行くと決心するのに慎重になるでしょう。一般的に初めの数日は、病院へ行くのでなければ赤ちゃんを連れて外出はしません。

いつから赤ちゃんを連れての外出を始めたらよいかということは、小児科で非常によく聞かれる質問なのです。今回は、このテーマについていくつかの重要な点についてご説明したいと思います。

赤ちゃんを連れてお散歩はいつから?

このテーマについては反対意見もありますが、ほとんどの赤ちゃんは生まれた病院を退院したその日からお散歩に出ることができます。もちろん外出しないようにという医師の勧めがない時に限りますが、海外ではこのような考え方が多いようです。

お散歩は赤ちゃんにとってもママにとっても、必要ではありませんが、大変有意義な活動です。 ママが家に閉じ込められて息苦しいと感じている場合は新鮮な空気を吸うことが必要で、それには短時間のお散歩は最適です。また赤ちゃんにとっても、屋外に出てみて美味しい空気を吸うことはポジティブな影響があるでしょう。お散歩から帰った時に赤ちゃんがいつもより落ち着いて穏やかなことに気付くはずです。

赤いベビーカーで眠る赤ちゃん

赤ちゃんにとってふさわしい環境を選ぶ

赤ちゃんと外出をするのに理想的なのは、広くて静かな場所を選ぶことです。逆の場合は赤ちゃんは動揺するかもしれません。特に周りに騒音や大勢の話し声がある場合です。ですから買い物に連れて行くのは避けましょう。

タバコの煙も何としてでもシャットアウトしなければなりませんし、天候にも十分注意しましょう。寒い日や風の強い日、もちろん雨の日は避けるべきです。

 

お散歩の時間

お散歩に連れて行くという以上の、1日中あちこち連れて回ることは新生児にとって健康的ではありません。日光のあまり強くない時間帯に短時間のお散歩をするのが良いでしょう。 ママもすぐに疲れを感じるかもしれないということもあります。しばらく運動はしていなかったはずですし、ベビーカーやマザーズバッグが重く感じ、長いお散歩は楽しめないものです。

外出しないようにという医師の勧めがない時に限り、ほとんどの赤ちゃんは生まれた病院を退院したその日からお散歩に出ることができます。

 

必要な物を忘れずに!

お散歩に連れて行くからといって、赤ちゃんの空腹や排せつが中断されるわけではありません。実際、生後数日に赤ちゃんがすることと言えば、眠る、おっぱい(ミルク)を飲む、おむつを汚す、ということだけです。ですからマザーズバッグに必要な物を全て準備しましょう。哺乳瓶、タオル、上着、おむつなどは欠かせません。もちろんどこででもおむつを替えられるわけではありませんが。

おむつ替えスペースのある公衆トイレやお店の化粧室を貸してもらえる時は利用します。適当な場所がない場合は、できるだけ早く帰宅するのが一番です。

ベビーカーを押す赤いコートのママ

赤ちゃんをお散歩に連れて行く時の注意

生後6か月間の赤ちゃんは日光の紫外線に当てないようにします。赤ちゃんを連れてお散歩に行くことにしたら、日光の強くない時間帯を選び、それでも直射日光が当たるようならベビーカーの日よけやガーゼのブランケットなどで日光を遮ります。

その他には、虫刺されにも注意しましょう、新生児の肌に虫よけスプレーなどは使えないので、お散歩中カバーをしておくのがおすすめです。また厚着をさせすぎないよう気を付けましょう。一般に新生児が寒さを感じないためには、大人が着ているよりも1枚多く着せます。

 

最後に、赤ちゃんの健康に危険があるのは屋外だけではないことをお忘れなく。病気の人とは接触させないようにし、ママも赤ちゃんに近づくその他の家族や友人なども、赤ちゃんに触るに手をきれいにすることを心がけましょう。

衛生面に神経質になり過ぎる必要はありませんが、ママたちは新生児の健康のデリケートさをよく意識する必要があります。赤ちゃんがもう少し大きくなったら、細菌などとの接触に身体が耐えられるようになり、安心してリラックスできるでしょう。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。