赤ちゃんは何か月から海に連れていける?
生後8か月が、赤ちゃんをビーチに連れて行くのにおススメの月齢です。スペイン小児科学会の専門家によると、赤ちゃんと3歳以下の幼児は紫外線による影響に敏感だと言われているのです。
生後6か月までは直射日光に当たることも日焼け止めクリームを塗ることも避けましょう。
前述のスペイン小児科学会発行の文書では、生後6か月までの赤ちゃんの皮膚はとても薄く、自己防御機能のメカニズムも完全に発達していないと説明されています。
また、基本的に12時から17時までの間に日光に当たるのを避けるべきだとアドバイスしています。そして常に日焼け止めクリームを使用すること、少しずつゆっくりと日光に当たる時間を延ばしていくことが勧められています。
さらに日焼け止めクリームを正しく使用し、赤ちゃんの皮膚をケアするための他の方法と合わせて使用することも大切です。
海で赤ちゃんの皮膚を守るためのアドバイス
スペインの小児科プライマリケア連合学会と、プライマリケア・外来小児科協会は、赤ちゃんの皮膚を日光から守るために以下のようなアドバイスを発表しています。
- 生後18か月までは、紫外線防御効果(SPF)15の日焼け止めクリームを使用することが重要です。
- このシンプルな方法で、皮膚がんになるリスクを78%減少させることができます。
- 12時から17までは子供を日光に当てるのは避けましょう。
- 子供の肌が白い場合、髪が赤茶色の場合、瞳の色が明るい場合は、SPF15以上の日焼け止めクリームやローションを使用する必要があります。
- 日焼け止めクリームは家を出る30分前に塗り、2時間ごとに塗り直してください。
- 日光が強い場所では、つばの広いキャップや帽子、また紫外線カット効果のあるサングラスを使用することが大切です。
日焼け止め対策をしっかりと
別の小児科医による記事では、衣服が日焼け止めの役に立つと紹介されています。あなたも赤ちゃんもコットンまたは通気性のよい生地のゆったりした長袖シャツと長ズボンを着用するのが良いでしょう。また、服が濡れてしまうと紫外線B波(UVB)が通過しやすくなるので注意しましょう。
着替えの長袖シャツも持参するのがいいです。また、首、耳、目、額、鼻を守るつばの広いキャップや帽子、またはパラソルや日傘を使用し、できるだけ日陰を探します。
ある年齢になったら、紫外線カット効果のあるサングラスを使用するのも楽しいものです。子供も喜びますし、目をケアするためにも役立ちます。
これらの紫外線対策は、海やプールへ行くためだけでなく山へ行くときにも有効です。また冬に雪遊びに行く時や屋外でのアクティビティの場合はいつも対策を心がけましょう。
頭に入れておきたいことは水、砂、雪は紫外線を反射するので、その影響が倍増するということです。そして曇りの日でも紫外線は雲を通過するので日焼け止めをする必要があることをお忘れなく。
紫外線対策の重要ポイント
- 長時間日光に当たるのは避けてください。特に昼間の時間は避けます。
- 広い場所では日陰を探すか、パラソルや日傘を準備しましょう。
- 防水で(そうでない場合はこまめに塗り直します)SPSF15以上の日焼け止めクリームやローションを使用します。
- 帽子、特につばの広い帽子をかぶります。
- よく日光の当たる場所にいる場合は、長袖シャツや長ズボンなど身体の広い範囲を覆う服を着用します。
- 紫外線カット効果のあるサングラスをかけます。これは早期に白内障を発症しないよう予防になるほか、目の周りのデリケートな皮膚を守ります。
- いずれにしても夏の日光に当たることは徐々に行うようにし、少しずつ時間を延ばしていきます。