おむつを替える時によくある7つの間違い
お父さんお母さんにとっておむつ替えは、とにかく育児の基本ですね。しかしよく言われるように、生まれた時から上手な人はいないのです。もう目をつぶってできる人もいれば、この日常的なお世話を身体に覚えさせるのにもう少し練習が必要な人もいます。
また、おむつを替えるということにちょっとした拒絶反応を示す人もいます。単にイヤだと思う性格の人、またはかよわい赤ちゃんを「操作する」感覚が怖い人などです。
これは、一部の父親や親になることに納得できていなかった人にのみあてはまることのように思うかもしれませんが、そうではありません。この嫌悪感のせいでいざ子供が生まれた時に深刻な問題に直面する人たちもいるのです。ですので、今回はよくあるおむつ替えの間違いをご紹介します。おむつ替えに拒否感のある方もない方も、一緒に復習してみましょう。
おむつ替えのよくある7つの間違い
何事も初めての場合は間違うことがありますが、おむつ替えで以下のような間違いをしてしまうことがあります。
1. 必要な物が手元に準備されていない
赤ちゃんのおむつを取り替えるためにおむつ替えの場所に寝かせた時点で、必要な物が全て手元にあるかを確認しましょう。新しいおむつとおしり拭きですね。おむつクリームやベビーパウダーを使う場合は、それも手元にある必要があります。
このアドバイスの理由は、特におむつ替え台やベッドの上など高さのある場所でおむつを替える時、絶対に赤ちゃんを一人にしてはいけないからです。まだ小さいから大丈夫ということはなく、ふとしたことで動き落下してしまう可能性があります。
2. おむつのテープをきつく止めすぎる、またはゆるく止めてしまう
理想はおむつが赤ちゃんの身体にきちんとフィットしていることですが、きつく止めて血液の循環が悪くなってはやり過ぎです。おむつを外した時に跡が濃く残っているようなら、次回はもう少しゆるく止めましょう。
反対にゆるすぎるのも困りものです。しっかり止まっていないとおむつがずれてしまいます。サイズが合わないときつく、またはゆるく止めてしまいがちですから、常に赤ちゃんに合ったサイズのおむつを使うようにしましょう。
3. おしりの拭き方の間違い
おしりの汚れをただ全て拭き取る、というだけでなく、正しく拭き取らなくてはなりません。必ず前から後ろの方向へ拭くようにします。逆向きに拭くと、感染症を引き起こしてしまう可能性があります。
4. おむつを替えるのが遅すぎる
これはまず、特にうんちをした後にすぐに新しいおむつに取り替えないという意味です。紙おむつなら非常に吸収力が高いものなので、おしっこの場合はそれほど問題にはなりません。しかしうんちの場合は、細菌が大量にあるものなので長時間そのままにしておいてはいけません。
もう一つは、おむつ替えのプロセスも長すぎるのはよくありません。赤ちゃんが寒くなってしまうこともありますし、場合によってはあなたの身体や周りまで届くおしっこを飛ばす扉を開けたままにしているようなものですから。
赤ちゃんをおむつ替えの場所に寝かせた時点で、必要な物が全て手元にあるかを確認しましょう。
5. 着替えを用意していない
着替えを用意するのはオプションではなく必ず必要です。おむつをしていると言っても、漏れたりシミがついたりして服を汚すことは日常茶飯事です。
ですからいつでも手近に着替えを用意しておきましょう。外出の場合おむつとおしり拭きなどの衛生用品だけでなく、必ず着替えも数組持って行くのを忘れないようにしましょう。
6. おむつクリームを塗り過ぎる
赤ちゃんの皮膚を保湿し保護するおむつクリームは良いものですが、塗り過ぎはいけません。日焼け止めクリームやその他のクリームを使ったことのある人なら、大量に塗ると気持ちが悪いと知っているはずです。
赤ちゃんも同じでべとべとに塗り過ぎるのは避けましょう。服を汚してしまうかもしれませんし、もっと悪いことにはクリームの効果を弱めてしまうこともあります。
7. 新生児用おむつを大量に買う
新生児用サイズのおむつは、その他の生まれたての赤ちゃんに必要なグッズであるおしり拭きやおむつクリーム、哺乳瓶などと一緒に用意することになると思いますが、うれしくなって買い過ぎてはいけません。現実には新生児用サイズのおむつは短期間で小さくなってしまいます。もちろん赤ちゃんの成長によりますが、必要な量を買い足していくのが良いでしょう。
特に初めての赤ちゃんを迎えたお父さんお母さんの場合は、今回紹介したおむつ替えにまつわる間違いは、とても身近なものだと思います。しかし、恥ずかしがることはありません。誰も完璧な人はいませんし、だんだん上手になっていくものです。1日1日が、親になるという素晴らしい経験を積み上げていきましょう。