赤ちゃんを座らせるタイミングは?

赤ちゃんを座らせるタイミングは?

最後の更新: 15 8月, 2018

生まれたばかりの赤ちゃんを座らせることは危険であるというのが一般的な認識ではないでしょうか。無理に座らせてしまうと赤ちゃんの背中に問題を引き起しかねないと考える人が多いようです。

しかし、専門家は、赤ちゃんは多様であると指摘しています。同じ赤ちゃんと言えど、それぞれが個々のスピードで発育していくのです。

多くの赤ちゃんが新たな動きを日々試しており、赤ちゃんの首が座るまでは、取ることのできない姿勢や体勢もあります。6ヶ月の乳児であれば転っても、ある程度バランスを保つことができます。

あなたが体重を支えずとも、赤ちゃん自身で座ることができると確信できたときには、もう座らせても問題ないでしょう。正確を期すためにも、最低でも6ヶ月になるまでは待つべきでしょう。

私たちは、しばしば赤ちゃんをベビーシートや、ベビーカー、乳母車などに座らせます。そういった際には赤ちゃんが転倒しないうに注意することが重要です。いつでも赤ちゃんに注意を向けておかなければなりません。

赤ちゃんは自身の代謝機能に合わせて発達します。現代の赤ちゃんは、以前に比べ、より速いスピードで発達していきます。赤ちゃんが座るのは、座ることができるように体が発育したからであって、年齢には関係ありません。論理的に考えても、赤ちゃんが不快に感じれば、すぐに快適な姿勢へ移行するので過度な心配はいりません。

どのように安全かどうかを見極めるのか

座っている間、赤ちゃんが苦痛を感じているかどうかを知るためには、緊張や不快感があるのかを注意深く観察することが重要です。仮に不快なら、赤ちゃんは別の姿勢を取りたがるでしょう。もちろん、一般的なベビー用品は、赤ちゃんの安全性に配慮して設計されているので心配はいりません。

座る赤ちゃん

赤ちゃんが問題なく座るためには、以下の段階を完了している必要があります。

  • うつ伏せ、仰向け、寝返りをうつことができる。
  • 頭をまっすぐに保ち、しばらくその状態を維持することができる。
  • 顔を下に向けた時に、腕で床を押し上げて胸を持ち上げることができる。赤ちゃんにとっては、これは腕と背中を強化する伸縮運動のようなものです。

赤ちゃんにトレーニングは必要ありません。この段階にまで自分で到達できるようにすることが最善です。強制してはいけません。自分でできることで、赤ちゃんの安全意識は向上するからです。結果的に、不安や不満を避ける事にもなります。また、赤ちゃんが自分の体勢を自由に変更できるようにしておかなければ、ストレスが生じるかもしれません。

赤ちゃんを座らせるために必要な安全システム

  • 人類工学に基づいたベビーキャリア。こういったベビーキャリア(ラップ、乳母車など)は、背中にストレスをかけることなく、赤ちゃんを正しい姿勢に保つように設計されています。心配する必要はありません。自分で座ることができるようになるまでは、赤ちゃんを背負うタイプのベビーキャリアの使用はオススメしません。
  • チャイルドシート。幼児用のチャイルドシートは湾曲したアーチ状になっていて、赤ちゃんの背中に負担をかけないように、体重を分散させることができます。
  • ハイチェア、ブースターシート。ハイチェアやブースターシートは、赤ちゃんが自分で座った姿勢を維持する事が出来るまで使用しないでください。こういった器具は赤ちゃんの座った姿勢の維持はできますが、正しい姿勢を取らせることはできません。その結果、赤ちゃんの体重は、背中の下部にのしかかります。もちろん、これは赤ちゃんの発達具合に左右されます。赤ちゃんによっては、適切な姿勢を維持することができますが、一方で苦痛な時間を過ごすことになる場合があるということです。

推奨事項

座って遊ぶ赤ちゃん

赤ちゃんが座る準備を終えた兆しが見えたら、まずは少ない時間だけ座らせてみましょう。常に首と背中のサポートを忘れないでください。

あなたのお腹で赤ちゃんの背中を支えながら、膝の上に座らせても良いでしょう。あなたの側を向かせて座らせることもできます。腕や手で赤ちゃんの背中と首をしっかりと支えましょう。

赤ちゃんが首、背中、腕を鍛える方法があります。赤ちゃんを仰向けで寝かせ、上からの何かを差し出してください。こうすることで、赤ちゃんは頭と腕を持ち上げてそれを手に取ろうとするでしょう。こういった方法は、厳しい監視の下で行いましょう。

すぐに、赤ちゃんは床を自分の腕で支えながら座ることを学ぶでしょう。この段階では、赤ちゃんを敷物やマットレスの上に座らせましょう。バランスを失った場合に備えて、赤ちゃんを保護するのに十分な大きさ、厚さがあることを確認してください。赤ちゃんの力をよく観察、分析しながら、この特別な瞬間を共に分かち合ってください。


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