赤ちゃんに一晩中寝てもらうようにする方法
お母さんは大抵目の下にくまがあります。そういうものなのです。新生児を持って最初の数日は特にひどいでしょう。また、お父さんも同じです。そんな親の一番の願いは赤ちゃんが8時間続けて寝てくれて、自分たちもぐっすり眠ることです。
実際は辛抱する場面が多いと思います。特に最初の数か月は我慢してばかりでしょう。
じゃあ何を望めばいいの?
あきらめないでください。時と共に楽になりますよ。ここでは赤ちゃんの睡眠パターンと長い時間眠ってもらう方法についてお話します。
どうすれば赤ちゃんが夜通し寝てくれるでしょうか?この質問を読んで、何か魔法のような、成功間違いなしのやり方があると思うでしょう。でも、ご存知の通り人間にはそんなものはありません。
しかし、使えるテクニックはいくつかあります。どれが一番効果があるかまずは試してみてください。この方法のカギは習慣づけることです。
赤ちゃんは既に寝ることを知っています。ただ大人の睡眠パターンとは違っているのです。ローザ・ジョべの著書「Sleep Without Tears」にもあるように、妊娠後期までに胎内の胎児はしばらく動いた後はしばらく動かなくなることが研究で証明されています。
生まれると、だんだん睡眠時間が短くなり、そしてもっと安定したパターンになります。夜は長く寝て授乳後は短い睡眠を摂るようになるのです。
一番のアドバイスの一つは、赤ちゃんが毎日の習慣を保てるようにしてあげること。お昼寝を軽くし、夜はほぼ同じ時間に寝かすようにします。これが親も休める時間です。
睡眠は進行的な過程であり、人の必要に合わせて変化します。新生児はもっと大きな子供と同じようには眠りません。子供も大人とは違う睡眠の取り方をします。大人の睡眠もまたお年寄りの睡眠とは違っています。年齢によって必要性が違うのです。
‐ローザ・ジョベ-「Sleep Without Tears」(‘Dormir sin Lagrimas’)
赤ちゃんの人生の最初の数か月でもっとも適切なことは赤ちゃんが見せるサインに従うことです。例えば、授乳中や抱っこ中に腕の中で赤ちゃんが寝てしまったら、どこか寝られる場所に降ろしてあげましょう。ベビーベッドやバギー、赤ちゃんかごでもかまいません。
専門家によると乳児期の始めの頃の赤ちゃんは、眠たい状態から意識がはっきりとして起きている状態にすぐに変われるそうです。ですから、起きているときは起きている状態を少しでも保てるよう遊んであげましょう。こうすることが、赤ちゃんが起きている時間と寝る時間の区別をする手助けとなります。
そして、赤ちゃんが昼と夜の区別をするのを手伝ってあげるのもいいことです。これは赤ちゃんとの交流を通してできます。例えば、昼間は話しかけたり音楽をかけてあげましょう。夜は低い声で話し、電気は点けるのは避けましょう。この方法も役立つはずです。
習慣の利点
ジョベは、誕生から4~6か月の頃まで赤ちゃんの睡眠には二つの状態があると言っています。そしてその年齢を過ぎると大人のように多いと五つの状態を持つそうです。これで睡眠と覚醒の間の素早い変化の説明がつきますね。
赤ちゃんには睡眠の状態が二つしかないということは、頻繁に目を覚ますということを意味しています。二つの状態が過ぎると、おっぱいを飲んだり、親との絆を深めたり、危険を避けるために目を覚ますのです。だって、赤ちゃんには危険なんかないということもわかりませんし、親がそばにいることを知って安心したいのだとこの心理学者は説明しています。
「Solve Your Child’s Sleep Problems」の著者リチャード・ファーバーは、赤ちゃんが生後三か月になるまでには、既に分かりやすい24時間のパターンが出来上がっていて、いつも変わりのないスケジュールを与えることが大切だと強調しています。
この段階では毎日のスケジュールを決め、できるだけその通りに過ごすように心がけましょう。著者は、こうすることで赤ちゃんはいい睡眠パターンを作り続けていく可能性が高いと言っています。
ファーバーが説明するように、スケジュールは誰にも害を及ぼしたことはありません。(もちろん、こだわりすぎたり柔軟性を失った場合は別ですが。この場合ある種の精神障害に発展してしまうことも。)
しかしながら、スケジュールは柔軟且つ、予測しやすいものであるべきことを覚えておきましょう。もし予定より半時間ずれていても、時折スケジュールの一部を抜かしてもかまいません。
ジョベや他の著者たちは赤ちゃんを眠らせるために母乳をあげることが大事だと強調しています。これは母乳の成分に加え、気持ちをリラックスさせる母子の接触と、吸う動作がもたらす気持ちを落ち着かせる効果によるものです。
母乳はただ赤ちゃんだけではなくお母さんにも利益があります。母乳を授乳するときに分泌されるホルモンはお母さんをもっと簡単に眠りに導いてくれると、添い寝の提唱者でもある「Sleep Without Tears」の著者は言っています。
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