赤ちゃんのコリックを落ち着かせるには?
コリックを持った赤ちゃんは何時間も、来る日も来る日も、毎週そして何ヶ月も、とにかく泣きます。お腹に溜まったガスが痛みを引き起こすためで、赤ちゃんを泣き止ませる方法などないように思えるでしょう。
体を仰け反らせたり、膝がおへそにくっ付く位縮こまったり、真っ赤になって拳を握りしめている様子に、その時の痛みがとても激しいのが分かります。
全ての赤ちゃんに当てはまるわけではありませんが、ガスの痛みに悩まされるのは月齢の小さい赤ちゃんにはよくあることです。激しく泣き叫ぶ赤ちゃんに何もしてやれず途方にくれ、親の疲労感も増大するでしょう。
正期産児の場合、コリックの症状は産まれて2週間足らずで現われます。早産児はもう少し後になってから、遅くても3、4ヶ月までには現われます。
赤ちゃんが泣き叫ぶのを見ながら何もできずに、親は絶望的な気持ちに陥ります。
コリックの症状はやがておさまります。それまで、愛情を持ってあかちゃんが少しでも楽になるようにしてあげましょう。
何もしてあげられないからと、泣かせっぱなしにするのは良くありません。辛い時ほど親の思いやりと優しさが必要です。
コリックの赤ちゃんを落ち着かせるコツ
全ての赤ちゃんに効果のある秘訣はありません。ガスが溜まる痛みはそれぞれその子によって違うからです。でも症状を和らげるために色々試して見る価値はあります。
その痛みを完全におさめることはできませんが、あなたがいるだけで赤ちゃんは穏やかになり落ち着き、愛の温もりで泣くのが少し軽減されるでしょう。こちらを参考にして見て下さい。
- コリックの赤ちゃんのほとんどはお母さんの膝の上や、ベビーラック、バウンサーで揺られていると落ち着いてきます。
- 抱っこ紐もよく使われます。あなたの静かな揺れが赤ちゃんをリラックスさせてくれます。
- きつめに抱っこしてあげるか、おくるみで包んであげると、落ち着くこともあります。
- 車に乗っていると落ち着く赤ちゃんもいます。車の振動でお腹が揺さぶられるからでしょう。
- おへその周りをやさしくマッサージしてあげるのも効果があります。大腸のあたりを時計回りにマッサージしてあげると、痛みも和らぎます。
- 単調な音や音楽で安心することもあります。優しい歌や子守唄を歌ってあげるのもいいでしょう。
- 授乳はゆっくりと授乳後はゲップをさせるのを忘れずにしましょう。
- コリックの赤ちゃんをミルクで育てている場合は、ブランドを変えて見るのも一つです。
- 授乳する時は赤ちゃんの体を完全に起こし座ったような姿勢で抱くか、少し倒した姿勢で抱えます。
どのような時に医師に相談すればいいの?
生後二週間後の赤ちゃんがガスが溜まって痛がるのはよく見られる症状です。赤ちゃんが激しく延々と泣き続ける見ていると、混乱し不安になるかもしれません。
そんな時は、小児科の医師に相談するのも良いかもしれません。
以下のような症状が現れた場合は、医師の診断を受けましょう。
- 赤ちゃんの体重が減っている、もしくは体重が増えない
- 触られたり、抱っこされるのをいやがる
- おっぱいや哺乳瓶を受け付けない
- 一時も泣き止まない
- 泣き方が尋常でなく、とても痛がっているように見える
- 呼吸困難
- 下痢もしくは血便が出る
- いつもよりたくさん寝ている、もしくはいつもより警戒している
- 普段より食欲がない
- 嘔吐
- 発熱