愛情が未熟児を強くすることを証明したビデオ
このビデオは世界中の未熟児にまつわる感動的な話の一つを切り取っています。ワードマイルス・ミラーの母親であるリンジーが管に繋がれた赤ちゃんを抱きしめる場面は、震えるような感情を覚えました。
ソーシャルメディアであっという間に拡散されたこのビデオの最初の数分間は、ツラさと同時に美しくも見えました。予定よりも15週早く生まれ、生きるために必要な装置につなぐための多くのチューブやケーブルを押さえるのに少なくとも2人の看護師の手伝いがあって、母は初めて息子を抱きしめることが出来たのです。
最初はリンジーの顔は恐れているように見えました。しかし同時に何と説明したらいいか、表現は出来ないのですが愛情と慈愛を伝えているように見えました。自宅に戻った場面では、彼女は息子のことを考えており、そして常に考えていると話します。
彼女は息子を愛しており、神への信仰も失いません。そしてどんなに勝算が薄く、逆境にあっても息子が助かることを信じています。そして時折”彼は戦士なの”と述べました。
”ワードマイルス-最初の1年”というプロのカメラマンである父親のベンジャミンによって記録されたこのビデオは107日間におよぶ入院生活を6分に凝縮した愛の話です。
愛についてのビデオ
”このビデオは息子の最初の1年をまとめています。彼は非常に早産で生まれ、多くの障害を乗り越えなければいけませんでした。しかし神よりも優れたものはありません。これは母親の子供に対する愛の話です”とベンジャミンは述べました。
この美しいビデオは、決して信仰を失わず、毎日赤ちゃんに話しかける母親の無条件の愛を示しています。そして小さい体で困難な状況に向かっているのが分かっていても、優しさを見せるのです。
世界中の未熟児と同じように、ワードマイルスが生きていける可能性は低いけれども、同時に、決して信じることを止めない人達のケアの中心にいるのです。
ベンジャミンが投稿したインスタグラムのキャプションにはこう書かれています:今日は彼にとって大きな日だ。腕や脚の静脈から心臓までIPCCラインを留置する。
これはデリケートな処置だけど、彼にとっての大きな一歩になる。僕の新しい親友のために祈り続けて欲しい。
写真はまた保温器の中でいつももがいている未熟児のことを伝えます。”僕はこういう子どもたちを助ける使命をもつ世界中の医者や看護師に感謝を伝えたい。そして息子が家に来れることが出来たことを感謝したい”とベンジャミンは付け加えました。
拡散されたワードマイルスの父親の話
”ワードマイルス-最初の1年”は拡散されたビデオの一つです。しかし、このような美しい戦いの話は他にもあります。世界中に素晴らしい話を伝えられる母親はたくさんいることは知っています。
去年インタビューしたエルバ・ヘレラ・デ・エンシナスさんは5ヶ月早産だったホルヘの母親です。かれは500gで生まれ、医師からは生きていけない言われていましたが、生きることができました。
看護師は、彼は挑戦することができるように思えないと言っていました。つまり生きていけるとは思われていなかったのです。しかし、エルバは彼らの言葉は気にしませんでした。
ワードもホルヘも早産で、彼らの臓器は完成していませんでしたが、最新の技術に加えて両方の母親は我が子を愛することに身を捧げたのです。
両方の母親とも保育器の中の赤ちゃんに話しかけ続けました。予後は悪いと思われていても、決して信じる気持ちは崩れなかったのです。二人共彼らの愛情と神の助けが赤ちゃんを救う確信を持っていました。
14回の呼吸停止、何ヶ月にもおよぶ小児病院のICUでの入院生活、外科手術、心停止での転院、数年の治療を経てホルヘは単に生き延びただけでなく、今や健康で才能のある9歳の子供になったとエルバは言います。
彼女はもう一人同時に妊娠していましたが、一人の赤ちゃんは5ヶ月で死産しました。それで人工中絶をして500g(後には400g)のホルヘを救ったのです。
”ホルヘに起きたこと全てから、目的がもたらされました。私達はそれを始め、また私達の経験を分けることにしました。なぜならこれは神の仕事だからです。そして親や家族、先生、そして私達の未熟児の周りにいてくれた他の人達がしてくれたことには価値があります。”とワードマイルスのビデオを観たエルバはそう綴ったのです。
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