子育て専業主婦も働くママ
子育て専業主婦も、働くママです。サラリーはもらわないけれど、ちゃんと家族に貢献しています。残業手当てが出ないけれど、夜遅くまで働いてます。実は、とても価値ある職務で、この世で1番すてきな仕事なのです。
最近の女性は、数々の役割を求められ、また自分自身でそういう期待を持ち、効率的に生活しなければ毎日こなせない、という現実に直面しています。社会的にはあまり認識されていない、日々の戦いなのです。ママはみんなの日程表を管理して、子ども達のお世話をこなし、学校やおけいこ事の送り迎え、金銭的にも家族のために働いて、さらに自分の精神面でも健康を保つ努力をしています。
けして簡単なことではありません。それでも、大勢のママたちが、子どもの養育と教育をこなしながら、それぞれの職場でノルマを達成しています。しかし出産後に、職場復帰を延ばす決心をする女性もたくさんいます。
それは全て個人的な選択でしょうし、職種にもよります。新たに就活するのが難しいと言う場合もあります。いずれにしても、子育て専業主婦も、働くママです。子育て専業主夫も、働くパパです。
さらに詳しく見ていきましょう。
収入なしでも、子育て専業主婦という大きな課題に取り組む
子どもは必須課題なだけでなく、我々の責任と励みであり、人生をかけて全うするべき、大事な仕事です。
- 近年16週間の育休の後で職場復帰する女性がとても増えています。
- 80%の夫婦は、育休16週間では足りないと感じています。
- 世界保健機関では、新生児の授乳を6か月続けるよう奨励しています。社会の一般企業もその考え方を取り入れるべきではないでしょうか。
会社というのは、大抵そういう大切なニーズに対して疎いものです。だから、主産後の女性は、子育てのために専業主婦の道を選ぶのです。
専業主婦なのは、「女は家」という古い考えではない
自分から率先して、仕事より子育てを選ぶと、驚かれることが多いと言われてきました。まず仕事を「あきらめる」と、出世ができないし、自分を高められなくなる、と言う考えです。
- 家にいるということは、何も証明しなくても、放棄しなくていいのです。子育てを選んだママは、価値ある時価を過ごし、自分の子どもに時間を投資しているのです。緊急の仕事、詰まったスケジュール、職場のストレス、同僚のプレッシャー、などとは無関係の環境で、子育てに集中しているのです。
- 育休を取る男性も増えてきました。高収入で、金銭面の問題がなければ、パパの職場復帰を遅らせても大丈夫です。
子育てという仕事は、1日27時間
収入はなく、でも休憩も休みもなし。子育てに必要なのは、学士号には「忍耐力」、修士号には「専門知識」、博士号には「持久力」でしょうか。
- いつも睡眠不足で、スケジュールは臨機応変。週末は特になく、平日と同じです。
- お茶休憩や夜飲みに行くのもなし。
ママは子育てを選んだら、サラリーが無いなどと文句を言いません。子どもの笑顔の方がよっぼど嬉しいのです。残業よりは、子どもを抱いてゆっくりおやすみなさいを言う方が幸せです。
ノルウェーの子育て事情は最高!
国の社会方針として、家族を優先するようになれば、女性が仕事と子育てをうまく両立していけるはずです。
しかし現在、妊娠したら退社を強いられるという、極端な例が多く見られます。
それでは、社会的な進歩発展に失敗したとしか言いようがありません。
育休に関して、ぜひ注目してほしいのがノルウェーです。
ノルウェーでは、産休・育休が56週間(1年2か月)と決められています。
- ノルウェー人のママは、100%の収入で46週、または80%の収入で56週の育休を選択できます。
- パパも収入減なく、10週間の育休が取れます。
- しかも保育所のサービス付き。ほとんどの会社に保育所が設置されています。
- 勤務時間は週37時間です。
- 家族のために、20日までの有給休暇が取れます。
- 子どもが18歳になるまで、1人につき、月額120ユーロが支給されます。
世界各国で、ノルウェーの制度を理想とするべきです。男女平等を奨励し、未来を担う子ども達の養育を重視する得策です。子育てを優先する女性に対して、職場での差別をしてはいけません。子育ては、我々の未来のための投資でもあるのです。
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