子どもに伝えたい:感情に関する5つの物語
感情が落ち着いた子どもは心が健康で、複雑な状況を乗り越えることができるものです。今回は子どもの感情をサポートするのに役立つ、感情に関する子どもに伝えたい物語を紹介したいと思います。
物語を通して、感情をどのようにして子どもに伝えられるか見ていきましょう。
感情について子どもに伝えたい物語
子どもがより良い人に育つには、対人関係などの社会性を伸ばすことが基本要点となります。
様々な状況において、沸き起こる感情を理解して、それを利用することで、子どもの自信につながっていきます。
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さらに子どもが他の人の感情も意識できるようになると、人の気持ちを尊重できるようになるでしょう。
基本的な感情について、子どもにぜひ教えたい物語をご紹介します。
喜びの感情
タイトル:My Little Joys(私の小さな楽しみ)
著者:ジョー・ウィテック、クリスティーン・ルーズィー
これはおばあちゃんが孫に特別な宝物箱をあげる、という美しいお話です。
人生において大切な思い出を、その宝物箱に大事にしまっておいて、それを思い出すだけで喜びの時間を与えてくれるというものです。
これはきれいなイラスト入りの絵本で、子どもに何が大事なのかを教えてくれます。
そして、お子さん自身はその宝物箱に何を入れるか、聞いてみることができるでしょう。
思いやりの感情
物語:The Little Sheep that Came to Dinner(子羊がディナーにやってきた)
著者:スティーブ・スモールマン、ジョエル・ドレイデミー
この短いお話を通して、人に対する思いやりや同情などの感情について学びます。お腹が空いたオオカミが、夕食になるはずの羊に対して思いやりの気持ちを持つというお話です。
この物語を聞いた子どもが、周りの人に対して優しく思いやりの気持ちを持てるようになるでしょう。
様々な状況において、自分をコントロールすることで人格や本性を試し、そしてどう行動したらいいのか学ぶことになります。
愛情
物語:My Love(マイラブ)
著者:アストリッド・デボーデス、パウリン・マーティン
主人公の少年アルチバルドは、寝る前にママに質問をします。
子どもはママがずっとこれからも、自分のことを愛してくれるか知りたくて、それに対するママの返事が物語になっています。
子どもに対する母親の無条件の愛について、それがどこから来るものなのか教えてくれます。
これは何が起こっても、永遠に愛し続けてくれることを子どもに伝えます。そしてママの愛によって、子どもは安心してもいいのだと教えてくれます。
物語によって、自信、誠実さ、優しさなどの感情も芽生えるでしょう。
様々な状況において、沸き起こる感情を理解して、それを利用することで、子どもの自信につながっていきます。
嫉妬
物語:Ghosts Do Not Knock on the Door(おばけはノックをしない)
著者:エウラリア・キャナル・イグレシアス
これはいつも仲良しの熊とマーモット(山に生息するリス科の動物)の少し変わった面白いお話です。
新しい友達パトがやってきて、熊との関係が危うくなったとマーモットは思っています。
この物語は主に友情について書かれていますが、その裏では嫉妬心についてのお話です。
ある人と子どもが、相互に抱く感情によっていだく安心感について学べる物語です。
羨望
物語:Red Cat, Blue Cat(赤い猫、青い猫)
著者:ジェニー・デスモッド
うらやましい気持ちは、よく嫉妬と混同されます。とても似ていますが、うらやむと嫉妬は別の感情です。うらやましいというのは2人の間で起こる感情ですが、嫉妬心は3人が関わってきます。
このお話では2匹の猫が同じ家に住んでいますが、あまり仲が良くありません。それぞれの猫の長所が違い、青い猫はとても頭が良く、赤い猫はとても素早いのです。
物語を通して、子どもは自信を持つことを覚え、他の人にうらやましい気持ちを持っても、自分自身を受け入れるという教訓があります。
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感情に関して伝えたいこと
家庭での家族のつながりを強めるため、そして子どもの感情面をサポートし、心の知性を伸ばすためにもぜひ物語を読みましょう。
どのお話でもいい訳ではありません。ここでご紹介した本や、子どもの感情や心に刺激を与えて、成長を助長するような物語を選んでください。
子どもが学ぶときは、感情面との関わりがとても強いのです。自分の気持ちをコントロールできるように教えてあげると、学習障害などの防止につながる可能性もあります。
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