年齢別のお手伝い一覧

子供たちの独立心、自尊心、責任感を養うのにお手伝いはぴったりです。年齢別のお手伝い一覧を活用してみませんか?
年齢別のお手伝い一覧

最後の更新: 07 8月, 2018

子供のために何でもしてしまう親が多いものですが、家事を手伝わせることは子供たちにとって大きなメリットがあります。もちろん子供の年齢によってできることは変わってきますから、この年齢別のお手伝い一覧が役立ってくれるでしょう。

小さいうちから責任を持たせる習慣は必要ないと考える人も多いですが、小さい頃から家事を手伝わせている家庭も多いものです。その家庭がお手伝いをためになる習慣だと考える理由には以下のものがあります。

  • 子供が家事を覚えることができる。
  • 将来役立つ責任感や自律性を育てることができる。
  • 自分の努力や協力の見返りを受けることで、物事を評価することを覚える。
  • 自尊心や自信を与えられる

掃除などの家事に子供を参加させる習慣をつけることが大変役立つ良いことである理由は、他にもたくさんあります。今回はこの計画を実行するためのいくつかのアドバイスをご紹介します。

年齢別お手伝い一覧

子供の年齢によって異なる作業を与えましょう。以下に年齢別お手伝い一覧の例を挙げます。

 

2、3歳

この年齢の子供に教えられるのは簡単な作業で、整頓に関することが主になるでしょう。例えば、おもちゃを片付ける、ゴミをゴミ箱に捨てる、脱いだ服を床に置いたままにせず洗濯かごに入れる、植物に水やりをする、ペットにエサを与える、などがあります。

3歳から5歳

2,3歳のところで挙げた整頓に関する作業のほかに、さらに子供の独立心を育むような作業を加えましょう。

食器を並べる女の子

例えば、この年齢になると一人で服を着ることができるようになります。実際、自分の挑戦として一人で着たがる子供が多いでしょう。また少しずつ自分でシャワーができるように教えたり、お皿を洗うことを教えることもできます。もちろんまだまだ親が見ていなければいけませんし、食器洗いは刃物やガラス製品は洗わせないようにします。

6、7歳

この年齢になると子供たちは刃物やガラス製品などの危険性をより認識しています。子供によって親ができると判断した場合は、気を付けて食卓の準備をするようさせてみましょう。

また、自分のランドセルの中身を準備したり、部屋を片付けたり、どのようにするのかを教えた上でベッドメイキングや布団をたたむこともできるでしょう。ホコリを拭き取るなど自分の机やビデオゲームなどの掃除を担当させるのも良いでしょう。

家のお手伝いをすることで、将来役立つ責任感や自律性を育てることができます。

 

8歳から10歳

この年齢になると子供たちは一人でお風呂に入れるようになります。またペットの世話や床の掃除を任せることもできるでしょう。

興味のある子には、料理の基本を教える時期かもしれません。もちろん親が常にそばで見ていましょう。ガスや危険な道具を使わないおやつや朝食を自分で用意させてみましょう。

 

10、11歳

この年齢になると子供たちはもう少し複雑な家事のやり方も理解できるようになります。例えば掃除道具を使うこともできるようになるので、自分の部屋の掃除を任せるのに良い時期です。またペットを散歩に連れて行ったり、弟や妹がいる場合はその世話を頼むこともできます。

 

12歳以上

子供時代の最後の時期です。思春期を前に、ほとんどの家事をこなすことができるはずです。洗濯物を干す、簡単な料理を作る、買い物をするなど。

独立心を育む理想的な時期ですし、どちらにしても思春期に表れる気持ちです。この時期に学ぶことは、特に実家から離れて進学する場合など近い将来役立つでしょう。

掃除道具を持つ子供たち

 

家事を手伝わせるときのアドバイス

年齢別お手伝い一覧を実行する前に、次の注意点を確認してください。

  • 命令調にしない。… 目的は子供たちがお手伝いを自分のこととして習慣にすることです。毎日無理やりやらせるケンカとならないようにしましょう。
  • 必要な時には助ける
  • 努力を認め、見返りを与える。
  • できあがりを批判しない。… フラストレーションがたまり、その作業はできないとあきらめてしまうかもしれません。
  • 忍耐強く、それぞれの作業の正しいやり方を教えましょう。

子供にお手伝いをさせることは、子供にとっても親にとっても良いことです。またこのことがあなたを人生で見習うべき存在として捉える気持ちも強くなるでしょう。作業を教えるだけに留まらないメリットがあるはずです。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。



このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。