父方のおばあちゃんの大切さ

父方のおばあちゃんの大切さ

最後の更新: 15 6月, 2018

子どもの人生にとって、独特な知恵で導いてくれる父方のおばあちゃんというのはとても重要な存在です。

多くの親が、子育てにおいて祖父母を頼りにします。長時間の仕事、疲れ、家事や病気の時など、おじいちゃんおばあちゃんが孫のお世話を手助けしてくれる場面はたくさんあります。

しかし多くの家庭では、母方のお母さんがこの重要な役割を担うことが多いようです。では父方のおばあちゃんについてはどうなのでしょうか。

あなたの家族における、父方のおばあちゃんの役割

なぜか多くの家庭において、父方のおばあちゃんの役割は二次的なものになっています。あなたの夫のお母さんで、義理のお母さんです。しかし、子どもたちはこのおばあちゃんと時間を過ごす機会があまりないことが多いようなのです。

この題材は研究者たちの興味をそそってきました。研究の中には、子どもの人生に父方のおばあちゃんがいるときの、母方のおばあちゃんとは異なる影響について示したものもあります。ただ、この仮説を証明するにはさらなる研究が必要です。

研究はさておき、母方・父方両方のおばあちゃんと孫との間には固いきずながあるということは疑いようもありません。おじいちゃんおばあちゃんとの時間を作るときは、このことをよく覚えておきましょう。

父方のおばあちゃんの役割

母方と父方のおばあちゃんの間のいざこざ

母方のおばあちゃんに子どものお世話を頼むことが多いと、もう一方のサイドの家族とのいざこざや嫉妬につながることがあります。場合によってはこれが夫婦の問題につながってしまうこともあります。

母親としては、あなたと義理のお母さんとの関係が、子どもが父方のおばあちゃんについてどう感じ、考えるかに影響するということに気を付けるようにしましょう。

あなたが義理のお母さんとあまりうまくやっていけないと、子どももお父さんのお母さんに対し拒否反応を示すかもしれません。小さい子どもは父方のおばあちゃんを怖がることさえあるのです。

父方のおばあちゃんといい関係を維持するには

この問題にはしっかりと取り組んでいくことが重要です。以下に挙げた点を取り入れてみてください。:

  • どちらかの祖父母とだけと仲良くするよう子どもに強いることはいい考えとは言えません。父方のおばあちゃんにも自然に愛情が芽生えるようにさせてあげましょう。
  • お子さんの前で義理のお母さんの悪口を言わないようにしましょう。
  • おじいちゃんおばあちゃんとの関係の境界線は、子ども自身に決めさせてあげましょう。
  • 母親・パートナーとして、義理のお母さんとオープンでポジティブな関係を維持するよう努めてみましょう。あなたのお手本から子どもは学びます。
  • 公園に出かけたり、特別な食事の場を持ったりするなど、父方のおばあちゃんと一緒にすることを計画しましょう。
  • できる限り、おばあちゃんが望むように手伝いをしてもらいましょう。子どもの世話をしたいというときもあれば、経済的に援助をしたいというときもあるかもしれません。こうすることで、おばあちゃんは役に立っている、愛されていると感じることができるのです。
父方のおばあちゃんともいい関係を築きましょう

父方のおばあちゃんの大切さ

子どもの養育に、父方のおばあちゃんを参加させない理由はありません。子どもがおじいちゃんおばあちゃんと築く絆は、将来子どもが他の人と作る関係性に影響しうるのです。

父方のおばあちゃんと時を過ごすことは、子どものお父さんとの関係性を強めるうえでもとてもいい方法です。

おばあちゃんが孫に感じる愛情は、今や子どもの父親となった息子に対しておばあちゃんが抱く感情ととても似ているのです。

母親として、この絆を理解し、できる限りいい方法でその絆を作るのを助けてあげましょう。

お子さんとおばあちゃんの間に、お互いを尊重しあうことに基づいた親密な関係を作ろうとしてみてください。父方のおばあちゃんは単なるあなたの夫の母親ではありません。あなたのお子さんのおばあちゃんでもあるのですから。

子どもとおばあちゃんの間の絆は、いつも自然に起こるわけではありません。時にはあなたの助けが必要です。しかしおばあちゃんはお母さんの代わりではありません。

とはいえ親が了承しているならば、おばあちゃんたちが孫と充実した時間を過ごすことはいいことです。こうして遺伝子を共有している以上の関係性を築くことができるでしょう。

またおばあちゃんはポジティブな関係性を築く手伝いもできます。子どもの正しい育て方に賛同しなかったとしても、両親の決断と矛盾することは避けるべきです。

最後に、それぞれのおじいちゃんおばあちゃんはたった一人ずつしかおらず、取って替えることはできません一人ひとりとお子さんが時間を過ごせるように、親が努力をするべきなのです。


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