子供の髪を毎日洗うのは良いこと?
子供の髪の毛を毎日洗うのが良いのか悪いのかについては多くの意見があり、髪の成長や抜け毛に影響するかどうかについて数えきれない疑問が繰り返されています。今回はこのような憶測が本当なのかどうかについて見ていきましょう。
洗髪は、その子供がどれだけ活動的かによって 必要な頻度が変わってきます。またどんな遊びや活動をしているか、肌のタイプなどによっても違います。例えばスポーツに励んでいる子や、絵画や土器作りなどをしている子は毎日頭を洗う必要があるでしょう。
また特に汗をよくかく子供もいます。汗で頭がかゆかったり、アタマジラミがつきやすかったりすると大変不快なものです。
また、洗髪の頻度に関わってくる要素として子供の年齢があります。赤ちゃんは毎回洗髪を含む完璧な沐浴をさせる必要はありません。まだ肌が大変デリケートで、皮膚炎や乾燥を起こしてしまう可能性があります。
逆に小学校に上がると、洗髪を含むシャワーや入浴の頻度は子供の汚れの程度によって決めましょう。
子供の髪を毎日洗うのは良いこと?
しかし、皮膚科医を受診すると、子供の髪を毎日洗う必要はないと言われるでしょう。週3回、1回3分、頭皮のマッサージをしながらぬるま湯で頭を洗うよう推奨されています。
また洗髪にはpHが中性のシャンプーが一番良いでしょう。このタイプの製品は肌や目が荒れるのを防ぐので、洗髪の際の不快感が少ないはずです。
一方、リンスやコンディショナーの使用はどちらでも構いません。リンスは髪のすべりをよくし、コンディショナーは乾燥したり傷んだりしている髪を保湿するためのものです。
12歳以上になると、子供たちはより頻繁に髪を洗わなくてはなりません。思春期にさしかかりホルモンバランスが変わるため、それまでより皮脂分泌が多くなって汚れが増えたり頭が臭くなったりするからです。
楽しいお風呂の時間
お風呂が嫌いな子供もたくさんいます。これにはいろいろな理由が考えられます。
- かなり小さい時から一人でシャワーをするように言われているから
- お風呂のお湯の温度が好みでないから
- シャンプーやボディソープでかゆくなるなどアレルギー反応が出るから
子供がお風呂嫌いになるのを防ぐためには、体をきれいにするためのこの時間を楽しい雰囲気にすることが必要です。水に濡れても良いおもちゃを持って入らせるのが良いでしょう。
また読み聞かせや即興でお話を作って聞かせることもできますね。どんな方法でも良いのでお風呂の時間を楽しいものにし、一生の財産となる体を清潔にする習慣をつけてあげましょう。
子供の長い髪のケア
6歳頃から男の子も女の子も自分のことを気にし始め、体や服などの外見について自分で決めたいと思うようになります。その中でも髪については、友達と同じヘアスタイルにしたいとか、長く伸ばしたいと言うでしょう。
子供が髪をある程度長く伸ばすことに反対しないと決めたなら、そのための髪のケアは通常よりも手がかかります。実行するべきアドバイスは、
- 1日おきに洗髪しましょう。
- 良質の子供用シャンプー、コンディショナーを使いましょう。
- 洗髪の際、毛包を良い状態に保つため、ぬるま湯を使いましょう。
- 洗髪後、乾いた後など頻繁に髪をとかしましょう。
- 毛先はこまめに切りましょう。
12歳以上になると思春期にさしかかるため、子供たちはより頻繁に髪を洗わなくてはなりません。
憧れのロングヘアのために気を付けること
子供たちの髪の毛のケアに気を遣うと決めたなら、理想的な状態を保つためにしなければならないことがあります。以下を参考にしてください。
髪が濡れたまま寝させない
これは基本中の基本です。夜に髪を洗った場合は、寝る前に乾かしましょう。
濡れた髪にはタオルから雑菌がうつっています。その雑菌が枕につき、感染症を引き起こすこともあります。また頭のかゆみ、乾燥、フケなどの原因になることもあります。
三つ編みやポニーテール
髪が濡れている時にまとめてヘアゴムで結んだり、三つ編みをしたりしないようにしましょう。髪に雑菌が繁殖したり、ヘアゴムの跡がついて傷んだりします。
正しい食生活を送る
髪の正しい成長を促すためには、それにふさわしい食生活を送ることが重要です。そのためには次の食品を取り入れる必要があります。卵、チーズやヨーグルト、全粒粉パン、イワシ、アボカド、バナナ、トマト、クルミなど。
これらの食品は、頭皮を清潔で強く健康に保つ助けとなり、それが髪が良く育つことにつながります。
また子供のデリケートな髪専用に作られた、保湿効果の高い良質の製品を選ぶようにしましょう。最後に、子供の髪を毎日洗うべきかどうかは、お話ししてきた基準で判断してください。間違いなく不可欠なのであれば毎日洗いましょう。