子どもに食べ物で遊ばせてもいいの?
「食べ物で遊んではいけません」、と子どもの 頃はよく言われませんでしたか?実際、これは世界中のママやパパがとても頻繁に繰り返すフレーズです。子どもは目の前に用意された食べ物で遊んでしまう自然な傾向がありますよね。
子どもが食べ物で遊ぶとほとんどの親が子供を叱りますが、なんと専門家はこれを良いことでもあると主張しています。
不思議に聞こえるかもしれませんが、幼いころから健康的な食習慣を身に付ける一番いい方法なのかもしれません。
子どもに食べ物で遊ばせる5つのメリット
もちろん食べ物を粗末にするような遊びを許可することはできません。しかし、そのルールを守りつつ、子どもに食べ物で遊ばせることにはたくさんのメリットがあるのです。
1.感覚を刺激する
現在のデジタルな世界では、食べ物が子どもの感覚を刺激するのにもってこいの機会になります。
例えば、子どもの触覚を刺激するために、食べ物で何かの形を作ってみましょう。またはお子さんに目隠しをして、においでなんの食べ物か当ててもらうのもいいでしょう。
食事に新しい調味料を足して、お子さんが違いに気づけるかを試して味覚も刺激しましょう。これはちょっとしたアイデアにすぎません。クリエイティブにいろいろなことに挑戦してみましょう!
2.より幅広い食べ物を食べるようになる
子どもは特定の食べ物がなかなか食べられないということもありますよね。その場合、食べ物で遊ぶことが特定の食事を食べたり、「マズイ」という恐怖を克服するのに役立ちます。
例えば、野菜やサラダを食べたくないという子どもはたくさんいます。お子さんに必要な栄養をどうやってとらせればいいのでしょう?
まずあなたがサラダに入れようと思っている材料を全て分けましょう。そして、お子さんにイマジネーションを使わせて、コラージュや顔、お花などを作るのです。
もちろん、目的は自分で作った作品を子どもが食べることです。しかし、それができなくても、その楽しい経験が正しい方向への一歩なのです。
「こういった関りが、幼いころから健康的な食習慣を身に付ける一番いい方法なのかもしれません。」
3.子どもに料理に興味を持たせる
食べ物で遊ぶと子どもは様々な種類の食べ物に親しみを持つようになります。これは料理への興味をそそらせることになるのかもしれません。
子どもが興味を示したという単純な事実は、この時間を学びの経験へと変えてくれます。そしてそのおかげで、子どもは特定の料理を調理する基本的な過程を理解することができるのです。
4.子どもの認知的発達を刺激する
親が考えていることとは反対に、食べ物で遊ぶことは子どもの認知的発達を刺激するのです。実際、手で食べ物を持つ赤ちゃんは探求心をより得ることができるのです。他の子よりも最初の言葉を話すのも早くなります。
この意味では、食事の時にはお子さんに冒険させてあげることをお勧めします。ピュレやユース、スープなどの特定の食べ物は、子どもの脳の発達を刺激するのにカギとなる情報を与えてくれますよ。
5.芸術的表現のために色や感触を使えるようになる
食べ物の中にある様々な色や手触りが、子どもが自分を芸術的に表現する機会を発見させてくれるということも覚えておきましょう。
例えば、色の違う野菜を使って虹を作るように子どもにお願いしてみることもできます。硬い食べ物と柔らかい食べ物を使って、感触の実験をすることもできます。
例えば、ピザ生地を用意して手で押して形や文字を作ってみましょう。
子どもに食べ物で遊ばせることのメリットがわかったところで、あなたのお子さんにもやらせてみましょう!
五感を使った数えきれない感覚の経験と、さまざまな食べ物についての発見をさせてあげましょう。
お子さんが食べ物で遊んでも心配したり怒ったりしてはいけませんよ。子どもが食べる前に食べ物を調べることは至って普通のことなので、これは何か新しいことを試すという段階の最初のステップなのです。