4~6ヵ月の赤ちゃんの睡眠を理解する方法
新生児が生まれた時、誰にも制御できないような体内時計が働いています。そこには昼間と夜の違いがないのです。
親の力によって、健康的な睡眠パターンが数ヶ月で確立していき、生後4ヵ月になると、赤ちゃんは一日平均14時間眠ります。
4ヵ月の赤ちゃんは、食べるために起きずに8時間続けて眠ることができます。5か月にもなると、10~11時間続けて睡眠を取ることが可能です。
月齢6ヵ月で、赤ちゃんは一日平均11時間、続けて寝るようになります。6ヵ月の子どもは一日に2・3回のお昼寝で、合計3~5時間程日中寝る必要があります。
赤ちゃんにはそれぞれ個人差があります。お子さん睡眠が上記の平均睡眠時間より多少違っていても心配は要りません。
赤ちゃんが疲れているかどうか、元気かどうかによって、たくさん寝たり、睡眠が短いなど、違いが出てきます。4ヵ月の赤ちゃんが途中で何も食べずに夜8時間続けて寝たとしても、どの赤ちゃんもそうするとは限りません。
赤ちゃんにも個人差があるので、それぞれの体内時計に合わせるようにしましょう。
赤ちゃんは自分の部屋で睡眠するべき?
生後4~6ヵ月に入ると、赤ちゃんをベビールームへ移す親がいます。そうすれば親は自分たちの部屋で寝て、より良い睡眠習慣を確立できます。
相対的に赤ちゃん部屋へ移るのをもっと後まで待つ親もいます。これは個人的に決めることで、自分達の選択をよく考えてみるべきです。
家屋の部屋数や、親の個人的な必要性、赤ちゃんにとっての必要性などが関連して、子ども部屋を作るべきかを決めていきます。
親が疲れ果てて、子どもをベビールームへ移動させる決定をすることもあります。片方の親が赤ちゃんと寝ることもできます。
しかし疲労で翌朝起きるのが大変かもしれません。疲労が長引くと、うつ病を引き起こす場合があります。
睡眠を含む一定の生活日課を決める
赤ちゃんの体内時計が正常化してきたら、毎日の生活日課を設定するのが重要になります。赤ちゃんが確信を持って、次に何が起こるか分かっている必要があります。これで赤ちゃんも、いつになったら寝る時間なのかが分かるようになります。
赤ちゃんの睡眠スケジュールを決めるのが重要になってくる理由はそこにあります。日課を決めるのは幼少期から始めるべきです。
赤ちゃんの体内時計が落ち着いてきたら、赤ちゃんが睡眠時間を理解するのが明らかになってきます。寝る時間になったことを、しぐさで教えてくれるようになります(目をこすったり、あくびをする)。
お昼寝は重要
お昼寝の時、赤ちゃんは完全に真っ暗な部屋では寝れません。赤ちゃんの体内時計が狂ってしまいます。赤ちゃんのお昼寝中に、完全に静かにする必要もありません。
そこを注意すると、今は昼間で、まだ夜の睡眠時間(起こされずに長時間寝ること)ではないということが分かります。
赤ちゃんのお昼寝時間の重要性を理解して、必要な時間だけ眠るようにさせてあげましょう。授乳のために起こすのはやめましょう。
好きなだけ赤ちゃんを寝せてあげて下さい。最初の数ヶ月はいつでも必要に応じて寝るはずです。お腹が空く時間、もう充分食べた、など時間の調整ができるようになります。
赤ちゃんが眠いときの合図
4~6ヵ月の赤ちゃんが、眠いときに見せる合図を覚えておくと良いでしょう。健全な睡眠習慣を決めると、赤ちゃんの気分も良くなるはずです。
赤ちゃんが眠いとき、次のような合図が見られます。
- ボーっとして、一カ所を見つめている。
- あくびをする。
- 目をこする。
- 人との関わりやおもちゃに興味がなくなる。
- 怒りっぽい。
- 泣く。
- かんしゃくを起こす。
これら全て子どもが眠くて、すぐにでも休みたいと感じている時の合図です。一日通して、これらの合図を見分けるのが大切です。
眠い合図が分かれば、赤ちゃんの規則正しい睡眠日課を決めてあげることができます。
赤ちゃんが疲れているとき、眠いとき、そして起きる時間なども理解できます。
これで赤ちゃんの睡眠時間を予測できるようになるのです。