発疹が出る赤ちゃんの対処法
皮膚発疹が出る赤ちゃんにはどう対処したらいいのでしょうか。赤ちゃんの皮膚は非常に柔らかく、すべすべしていて、繊細なので、注意しながら特別な手入れをしてあげなければいけません。
皮膚発疹を防ぐには、おむつのムレに注意したり、温度変化や皮膚のアレルギーにも気を付けましょう。子どもの湿疹や炎症は、様々な要因によって引き起こされます。
赤ちゃんの皮膚発疹とその原因
乳児の発疹はよく起こり、皮膚全体に広がることがあります。皮膚炎と紅斑によく似た皮膚発疹は、吹き出物や小さなぼつぼつという形で現れ、様々な原因によって起こります。
皮膚炎と湿疹は大抵生後に見られ、赤ちゃんの繊細な皮膚が、外界に適応しようとする時によく起こります。皮膚組織も新しい食べ物に順応していかなければなりません。
多くの場合、子どもが3歳になるまで皮膚症状が見られます。皮膚が赤くなり、発疹と共に水ぶくれができたり膿が溜まったりして、かゆみを伴います。症状によっては、熱を出す子どももいます。
皮膚発疹の主な原因
- 服の原材料の種類による。例えば化学繊維でできた服など。
- 化学物質を含む製品との接触。クリーム、シャンプー、せっけん、香水など。
- 塩素との接触。塩素消毒されたプールで子どもが泳いだ場合。
- 紙おむつの摩擦。
- 猛暑。
- 赤ちゃんの食事に導入するのが早すぎた食品。
- ある種の栄養素が赤ちゃんの食事に欠けている場合。
- 栄養素を身体が吸収できない。
- いらいら、怒る、不安になる。
発疹の対処法
発疹には、一般的に薬局で売っている小児用のクリームやパウダーが効きます。 幼い子どもによく起こりやすいので、湿疹用に作られたものです。
さらに衛生を保ち、発疹を防ぐような洋服を選ぶのも大事な要素と言えます。
おむつの摩擦が起こるので、紙おむつを使用しないようにするのが理想的です。おむつは湿気をため、多くの親を悩ませる皮膚病の原因となります。
その理由で布おむつを使う母親もたくさんいます。布おむつは環境にも良いという利点があると同時に、より健康な皮膚を保証します。
どうしても紙おむつでなければいけないというのであれば、頻繁におむつを替えるようにしましょう。そうすれば湿気がたまらないようになります。
無添加の入浴剤を使った温かいお風呂に入れることを、専門家は勧めています。中性の無香料のせっけんが良いでしょう。
子どもの気持ちを考慮するのも大切です。それから母乳育児によって、赤ちゃんに必須栄養を与えて、免疫力を強化しましょう。
最後に子どもを連れて出かける時は、ばい菌が多い所、エアコンが効き過ぎな建物、喫煙者がいるような場所を避けるようにしましょう。子どもにストレスを与えるような環境は連れて行かない方が良いでしょう。
薬用ハーブを使った発疹の対処法
薬草の特性のあるハーブは、特にスキンケアに関しては良い効果が見られます。
カモミールやミントは、子どもの発疹を対処するのにお勧めです。カモミールとミントは共に、かゆみを抑えるのに使われます。
これらのハーブを煎じ出し、少量を脱脂綿に付けて、湿疹や炎症部分に付けてあげましょう。液体が乾いたら、皮膚のかゆみが治まって、しっとりするはずです。
これらのハーブを哺乳瓶に入れる方法もあります。子どもの皮膚をもとに戻す効果と共に、さわやかで消化に良いという利点もあります。
他にも赤ちゃんに良い効果のあるハーブがあるかもしれませんね。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Cohen, B. Differential diagnosis of diaper dermatitis. Clinical Pediatrics. [En línea].
- Moraga, F.A; Salcedo, S. Recién nacido: cuidado de la piel. Asociación Española de Pediatría. [En línea].