赤ちゃんのあせも:その原因と予防対策
赤ちゃんはとてもデリケートなので、常に両親が守り、お世話をしてあげなければいけません。もし赤ちゃんの身体に何か起こった場合、両親は何をすればいいのか、そしてどの時点で赤ちゃんを医師に診てもらい、迅速に病気の診療をしてもらうかが大切になってきます。今回は、そんなデリケートな赤ちゃんたちに一般的な赤ちゃんのあせもについてお話します。
あせも、または汗疹(かんしん)は、比較的多くの子どもにみられます。赤ちゃんの皮膚はデリケートなために起こる、皮膚の発疹です。発疹により汗腺が詰まり、赤ちゃんの汗がたまってしまい、赤ちゃんのあせもを引き起こします。
汗の出口がふさがってしまうと、それが皮膚内にたまり、赤いプツプツができたり水ぶくれになることもあります。
赤ちゃんのあせも
色々な大きさのプツプツができ、身体の一部に集中してあせもができたり、数か所に広がって出るなど、見た目も様々です。赤ちゃんのあせもが重症かどうかで、症状の違いが出てきます。軽いあせもの症状は、小さいプツプツがでるだけで、あまり皮膚に刺激がない場合もあります。
重症であれば、かゆみを伴い、皮膚の刺激でチクチクと痛くなります。あせもは大抵2・3日で治りますが、適切な皮膚ケアをしない、または熱帯地域に住む子どもの場合、あせもの症状が悪化して再発することもあります。
あせもが発生する場所は決まっていませんが、赤ちゃんによく見られるのは、顔、腕、脇の下、脚の付け根、もも、胸です。身体のある部分だけに、まとまったあせもができてかゆくなったり、あせもが様々な部分に分散している場合もあります。症状はそれぞれ子どもによって違います。
自分の赤ちゃんのお世話ほど良い仕事はない。 作者不明
赤ちゃんのあせも予防
あせもは赤ちゃんによく見られるので、まずあせもになる前に、いくつかの予防対策をしてあげましょう。もし赤ちゃんにあせもができてしまい、かゆみや痛みがひどい場合は、医師に相談して診察してもらいましょう。受診の結果、その症状にあった治療法を勧めてくれるはずです。
以下の予防方法で赤ちゃんのあせもに注意してあげましょう。
- 暑くて湿気が多い日には、なるべく赤ちゃんが涼しく乾燥した状態でいられるようにします。薄着にして、綿など通気性のよい素材で、ゆったりした服を着せましょう。
- 室内温度を扇風機やエアコンで調整して、暑すぎないようにします。
- おむつかぶれにならないように、おむつをひんぱんに変えましょう。
- 服がきつ過ぎたり、着せ過ぎで、皮膚の摩擦が起こらないように、着心地のよい服を選びましょう。
- 皮膚を清潔に保ち、敏感肌用のベビーソープを使いましょう。
- 日光浴は長時間を避け、赤ちゃん用の日焼け止めクリームで皮膚を保護し、気候に合った服を着せましょう。
あせもが悪化したら
子どものあせもがひどい時は病院で受診し、治療法を指導してもらいましょう。あせもがひどくならないように、上記の注意事項も実践してください。医師の診断で敏感肌用のクリームを勧められるかもしれません。
赤ちゃんのあせもがかゆくて辛いようであれば、コルチゾンの入った塗り薬を処方されることもあります。コルチゾンクリームは、かゆみや炎症を抑える効果があります。あせもなどの皮膚疾患は、症状がひどくなる前に受診し、専門家の意見も聞いてみることも大事です。
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