巷でよく見かけるローラー付き運動靴:あり?なし?

ローラーシューズは日常的に履く靴というよりは、おもちゃとしてとらえられるべきです。つまり、履きすぎると子どもにとっては良いことよりも悪いことが勝ってしまうということです。
巷でよく見かけるローラー付き運動靴:あり?なし?
María José Roldán

によって書かれ、確認されています。 教育心理学者 María José Roldán.

最後の更新: 27 12月, 2022

かかとにローラーのついた靴を履いている子どもを見ることも普通になってきました。これは人気を博しているスタイルですが、問題はこういった靴はいいものなのか、それとも健康に負の効果があるのかということです。

これらの靴に利点があるのか問題があるのかは、それをどう見るかによります。小さい子どもの間で人気になっているこの靴について知っておくことは大切なことです。

ローラー付き運動靴とは?

これは「ヒーリーズ」としても知られています。この靴は通常かかとにローラーのついたスニーカーのことです。ローラーを使って床を滑ることができるのです。

数年前に市場に登場してから、3歳~12歳の子どもの間でとても人気が出ました。

このローラーシューズについて最もよく聞かれる質問は、このような靴に利点はあるのかどうかということです。これは一日中履く靴というよりはおもちゃなのです。

この靴はたまに履くような靴であって、毎日の生活のためのものではありません。ほとんどのヒーリーズはスニーカーのように見えるようにデザインされているので、普段使いの靴のように思ってしまいますがそうではありません。

ローラーのついた靴には利点もありますが、毎日履くことは健康的ではありません。

ローラー 靴  子ども

ローラーシューズのいいところ

子どもにとって、ローラーシューズを履くことはとても楽しいものです。なぜなら、速く動くことができますし、短時間で遠くまで行くことができます。

運動靴のように見えるにも関わらず、一番の魅力は楽しいことです。言い換えれば、ローラーシューズは子どもにとってはゲームのようなもので、素晴らしいエンターテインメントなのです。

ローラーシューズの悪いところ

ローラーシューズには利点よりも悪い点の方が多くあります。子どもが日常的に履いている場合は特にそうです。まず、こういった靴を履くことは子どもにとって危険にもなりえます。

この靴を履いていると、子どもはスピードをコントロールできなくなることがよくあります。これはつまずいたり転んだりすることにつながります。予期せずに転んでしまうと、怪我をしたり骨を折ってしまうかもしれません。こういったタイプの事故を防ぐためには、必要な保護装備を身に着けることです。

こういった靴に関して最も重要な良くない点の一つには、健康にあまりいい影響がないということです。転んで四肢を怪我する可能性に加えて、履きすぎると子どもの腰に痛みが出る恐れがあるのです。

こういった普通とは違う靴を履いていると、足が地面に完全につかないということを忘れてはいけません。ローラーシューズはほとんど足をサポートしてくれないので、痛みを引き起こす可能性もあります。長い目で見ると深刻な健康上の問題につながる恐れもあるのです。

子どもにローラーシューズを履かせるべき?

結論から言うと、これらの靴をおもちゃとして限られた時間履くなら、大きな問題になることはないでしょう。 子どもにとっても楽しいものになります。

健康上の問題になるのは、こういった靴を履きすぎてしまった時です。つまり毎日履く靴として履く場合です。

毎日履くのにベストな靴は?

基本的には、お子さんのつま先がつぶれないような先端の幅が広いものを日常履くのがいいでしょう。また、真ん中には柔軟性があり、かかとは安定性のあるものがいいですね。

 

ローラー 靴  子ども

まとめると、最初の質問に対する答えは、限られた時間履くだけならローラーシューズを履いても良いということです。つまり、おもちゃとして扱うということです。健康に負の影響がある恐れがあるので、日常的に履くことはお勧めしません。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。