コロナウイルスが教えてくれた偉大な教訓「団結力」

今日は、コロナウイルスが教えてくれた最も偉大な教訓、団結力についてお話したいと思います。今、このウイルスを克服するためには、世界中が力を合わせなければなりません。
コロナウイルスが教えてくれた偉大な教訓「団結力」
María Matilde

によって書かれ、確認されています。 教育者 María Matilde.

最後の更新: 27 12月, 2022

コロナウイルスによって世界中が直面しているパンデミックは、人類にこれまでで最も偉大な教訓を教えてくれています。私達はこんなにも小さくて些細なウイルスが、いかに強力で世界中に広まることができるかを目の当たりにしています。これを予測できた人はいなかったものの、今の世界的な状況から、私たちは団結力の重要性を学んでいます。

まさに、世界の住民としてこの危機を脱するための唯一の方法が人類が団結することだということを再確認しているでしょう。社会として進歩し発展するためには、団結して互いを支え合わなければなりません。

コロナウイルスが教えてくれた団結力

教育と学習は、多くの議論を巻き起こす問題です。何を教えるべきか、教育をどのようにまとめるべきか、そしてどうやってそれを行うべきかなどについて、常に議論が交わされています。

しかし、今この状況にあって、親と教育の専門家たちが同意し始めているある側面があります。そしてそれは新しい知識を学ぶには実践し経験することが重要だということです。

世界中が今日経験している状況は、自分たちで経験しなければ絶対に理解できなかったであろうものです。私たちが人類として団結力の意味を理解できるように、この極端な状況を経験しなければならなかったのかもしれません。さらに、私たちが世界の意味や世界から受けている恩恵について理解するきっかけにもなっています。

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画像提供:Ipswich Star

さまざまなカリキュラムの中で、教育者は価値観に関係する授業を子どもや青少年に教えたいと主張しています。そしてその価値観において、団結力は欠かせません。ですので、このことを念頭に置いた授業やワークショップを先生たちが計画しています。そしてそれは生徒たちだけでなく、社会全体に向けたものです。こんなにも実践的で直接的な方法で団結力について学ぶことになろうとは、誰も予想していませんでしたからね。

私たちは皆、団結力という概念を現実の生活にどのように適応していくかを経験で学ぶことになっています。理論上は、団結力とは互いのため、特に困難で難しい状況にある人のための無償のサポートを意味してきました。しかしコロナウイルスはこの概念を身近なものにしました。これは誰か他の人だけでなく、私たち全員のことなのです。

コロナウイルスが団結力について教えてくれること

コロナウイルスが教えてくれる団結力に関する最も明らかで偉大な教訓は、以下のようなものです。

  • 私たちは皆互いに頼りあっており、誰もが他人や自分自身に直接的な影響を与えることができるということ。
  • みんなで何かをすることの力を軽視してはいけないということ。ときに、これが目標達成をするための唯一の方法であることもあるのです。
  • 無敵な人、不死の人、人より優れている人、あるいは「一番」の人もいないとうこと。また、今日持っているものや自分を安心させてくれるものは、一瞬のうちに消えてしまうかもしれないということ。さらに、前に進んでいくためには他の人の手を借りたり行動に助けられたりすることが、人生の中で必要なこともあるということ。
  • 本当の団結力は、感受性と共感に基づいているということを理解しなければなりません。これは助けを必要としている人の生活や状況を改善できる可能性の上に成り立っています。肌の色、年齢、能力、経済的なステータスに関わらずです。
  • 物やお金、家、車、服などを集めることは無味だということ。結局、人生で意味のあるものは家族や友人と過ごす時間なのです。

「(団結力)は、身近な人や遠くにいる人に対するあいまいな同情心や多くの人の不幸に対する浅い苦悩のことではない。それとは反対で、これは公益のために献身しようという確固たる、根気強い決心のことなのだ。つまり、結局私たちは私たち全員の責任を負っているのだから、団結力とはすべての人一人一人の利益のために行動することなのである。」

ヨハネ・パウロ2世

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コロナウイルスが教えてくれていることから自らを振り返る

COVID-19によって引き起こされているパンデミックに直面している今、私たちは個人的にも集団でも社会として多くの面で反省しなければなりません。地球のことをケアすることや、すべての人のための効果的な健康システムを作成することの重要性について考えなければなりません。

また、社会の中の最も脆弱な人々やセクターの保護を保障していかなければなりません。つまり、お年寄りや子ども、障害者や貧困層などのことです。

さらに、私たちの市民としての基本的ニーズをカバーするために働いてくれている人々の安全や保護についても無視することはできません。医療従事者だけでなく、警官やごみ収集者、スーパーのスタッフなどなどです。

コロナウイルスが教えてくれている偉大な教訓が団結力であることは間違いないでしょう。しかし私たちはまだこれから最終試験をクリアしなければなりません。そのためには、現在の状況の中で、そしてこれからも常に互いを支え合わなければなりません。

いつの日か、コロナウィルスを克服し前に進むための自由を取り戻せる日が来るでしょう。そうなれば社会的な関わり合いや毎日の生活を再開することができます。しかしそれが可能になった時、どうか団結力について学んだことを忘れることがありませんように。そして私たちが物理的な意味だけではなく、自己中心さや不安、人種主義、頑固さ、選択肢や無意味な戦争のために自分たちをまた孤立化させてしまうことがありませんように。

社会として団結力を基礎として今日もこれからも行動し続けられますように。そして全ての人による全ての人のための世界とは、互いに互いを必要としあい、頼りあう世界であるということを、一人一人が理解できるようになりますように。


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