閉経の症状について

閉経を示すサインをご存知ですか?この時期は、すべての女性が経験しなければならないことで、特定の症状と共に現れます。それに伴い、身体と心の準備をすることが大切です。
閉経の症状について
María Alejandra Castro Arbeláez

によって書かれ、確認されています。 心理学者 María Alejandra Castro Arbeláez.

最後の更新: 27 7月, 2018

40歳から50歳にになると、女性は新たな身体の変化の時期を迎えることになります。そして閉経は、排卵と月経がなくなるということです。しかし、閉経を示すような症状は他にもたくさん存在するのです。今回の記事では、その症状を紹介していこうと思います。

自然な体の変化と同じように、閉経の症状は全ての女性に同じように現れる訳ではありません。程度も期間も、現れる時期でさえ人によって違うのです。

月経がなくなることは、女性の人生のこの段階が始まったという明白なサインですが、他にも意味があります。実際、中には閉経周辺期と呼ばれるものもあります。それは、身体が起こる変化に対面するための準備の期間なのです。

閉経の症状とは?

この時期に現れるそれぞれの症状について簡単な説明をしていこうと思います。また、閉経がやってくるまでになんの不快感も感じない女性が15%いるということも強調しておきます。

月経周期の乱れ

月経が長くなったり、短くなったり、激しくなったり、遅れたりします。これは女性の再生産システムが「オフになる」という明確なサインです。たいては月経が完全に止まるまでに、こういったことが数年間起こります。専門家は、月経が完全に止まって一年経ってから、女性は閉経の段階に完全に入ると言っています。

ほてり

身体にとても明確なほてりの感覚を感じることになります。それは顔にまで広がります。ほてりは肌が赤くなることが多いので、女性に不快感をもたらします。

さらに、同じ日に何回も起こることもあります。夜には理由もなく汗をかいて起きてしまったり、眠りにくいと感じることもあるかもしれません。

膣の感染症

より頻繁にトイレに行っていると感じることもとてもよくあります。これに加え、ある種の膣の感染症が起こることもあり、この場合はお医者さんに治療してもらい、薬をもらわなければなりません。

閉経の様々な症状

気分の変化

妊娠と同じように、閉経やそれに向かう年月は、女性の身体に重要な変化が起こる時期です。

したがって、突然の気分の変化が、他の人と一緒にいないときでさえも起こるのは、完全に自然のことです。同じように、その他のたいていは説明できないような感覚も感じるかもしれません。

閉経に脚を踏み入れる女性は、特に理由もなく突然イラついたり、悲しくなったり、緊張したり、不安になるかもしれません。

頭痛

以前にお話ししたように、こういった変化にすべての人の身体が適応できるわけではありません。そこで、血管の運動が不規則になり、めまいやさまざまな程度の頭痛などの症状が起こる可能性があります。

性欲の変化

この「ホルモンの革命」のため、女性は明らかに性欲に変化があるのを感じるかもしれません。それでも、もう男女の深い仲にはなれないということではありません。

ここでの目標は、パートナーと話をし、お互いに理解しあうことです。性欲があっても、膣の乾燥や感覚の喪失で、以前ほど楽しいものではなくなるかもしれません。なので、ゆっくりとことを進め、すぐに全てが前と同じようになるのだということを知っておくことをお勧めします。

閉経の症状は全ての女性に同じように現れる訳ではありません。程度も期間も、現れる時期でさえ人によって違うのです。

閉経の時期に自分のケアをする方法

これは始まった瞬間から、その後の人生でずっとつきあっていくことになるコンディションです。ですので、閉経と可能な限りベストな方法でつきあっていくために、女性が健康な生活を送る責任を持つことが本当にお勧めです。

この意味で、特定の習慣がとても重要になります。そのいくつかは:

  • きちんと食べましょう多様でヘルシーな食事が欠かせません。閉経の間、必要不可欠なビタミンやミネラルが不足する可能性があるからです。お医者さんが検査をし、あなたに必要な栄養はなんなのかを教えてくれるかもしれません。
  • 運動:身体をアクティブにしておくことが、筋肉や骨を健康に維持するためには欠かせません。上で述べたように栄養が不足するので、合併症が起こる恐れがあるからです。また、軽い運動を一日30分すると、糖尿病やコレステロール、高血圧の問題を予防することもできます。
  • 健康的でない食べ物や習慣をやめましょう:これは脂肪の摂取や、炭水化物の制限、そして可能ならコーヒーやたばこの摂取もできるだけ控えるということです。
  • 日光浴:一日に約15分日に当たることで、身体に必要なビタミンDを供給することができます。緊張を解消し、気分を改善するのにも役立ちます。
  • セックスをしているとき、潤滑油を使ったり、それが自然に起こるように興奮できるものを使うといいでしょう。さらに、骨盤のエクササイズもまた役に立ちます。
健康に閉経を迎えましょう

薬は飲むべき?

多くの女性が閉経の症状を和らげるために薬に頼ります。しかし、これはとても個人的なものです。論理的に考えて、お医者さんに状況を判断してもらい、適切な薬を処方してもらわなければなりません。

女性が自分で薬を飲むかどうかを決めることは決してあってはなりません。以前述べたように、それぞれの身体が異なり、あなたのニーズも、特別なケアもそれぞれなのです。


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