【文化教養のイベント】 いつ頃から子ども達を連れていけばいいの?

いつ頃から子ども達を芸術などのイベントやスポットに連れて行けばいいのでしょう?
【文化教養のイベント】 いつ頃から子ども達を連れていけばいいの?
Pedro González Núñez

によって書かれ、確認されています。 児童教育者 Pedro González Núñez.

最後の更新: 27 12月, 2022

子ども達が文化教養となるイベントをつまらないと感じているとしたら、いつまでたってもそれを好きになろうとはしないでしょう。そこで、子ども達が芸術を楽しむようになる理想的な時期を知っておくことが重要なのです。

芸術的な経験というのは、文化的な教養と関係しています。例えば美術展覧会に行くこと、歴史や建築について学ぶこと、展示会、ギャラリーや美術館を訪問することなどが挙げられます。

もちろんこれらのイベントが、子どもの年齢に適したものかどうかが重要になってきます。それと同時に文化教養となるアクティビティは、魅力的で興味深く、楽しくてワクワクするもので、しかも感動を与えてくれることを、子ども達に伝えてあげましょう。

文化教養となるイベントに連れていく時期

子ども達の文化教養になるイベントには、なんと2歳児でも楽しめるものがあります。 人形劇、演劇、サーカスなどが向いているでしょう。

文化教養 イベント 子ども

カタルーニャ・オベルタ大学ではこれについて専門的な研究が行われています。その研究によると、演劇などのイベントは赤ちゃんにとても良い経験になるということです。しかし2歳未満の子どもにはあまり効果が見られないそうです。

もちろん家族向けの行事に子ども達を連れていくことは大事なのですが、2歳に満たない子どもというのは、注意を傾けて集中する能力が限られています。それがもし小さい子どもが楽しめるような内容でない場合、観ていても飽きてしまうでしょう。

文化教養となるイベントの聴覚的/視覚的な刺激に反応して、子どもが集中していられるかどうかを確認する必要があります。イベントの時間は45分以下であるべきということも覚えておきましょう。そして楽しい音楽やカラフルな衣装の登場人物がいるとプラスです。これで子ども達が飽きることなく、興味を失わなわずにいられます。

注意しておきたいこと

カタルーニャ・オベルタ大学心理教育学科のミレイア・カベロ教授は、お子さんの文化教養になるイベントに連れていく際の注意事項、または制限についても考慮することを勧めています。

まず最初に気を付けたいのは、イベントの主旨など、劇の特徴についてよく調べることです。 もし怖いキャラクターが出てくるのであれば、行かない方が良いこともあります。子ども達の神経系に悪影響を及ぼすような内容はお勧めできません。

カタルーニャ・オベルタ大学の芸術学・人文学部のアルバ・コロンボ教授は、どんなものであれ文化的な経験をすることは良いと述べています。それでも、その内容が年齢に適したものでなければいけないこと、そしてイベントそのものが子ども向けであることも重要ということです。

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赤ちゃん向けのショー

最近では、赤ちゃんを対象とする文化教養イベントが人気を呼んでいます。幼児には赤ちゃん特有のニーズがあります。したがって、これらのイベントが幼児向けに創られたかどうか確認しましょう。

カタルーニャ・オベルタ大学の専門家たちは、全ての文化教養イベントが効果的ではないことを警告しています。赤ちゃんに文化的な刺激を与えたいのであれば、ご家庭でもそれはできることで、しかも割と簡単にできるのです。そこで形式的なイベントは、赤ちゃんにそれ程必要ではありません。

赤ちゃんにとって全てが悪いわけではないと、研究者たちも認めています。しかし往々にして両親の文化的な習慣に依る部分も多いものです。もちろん子ども達が文化教養を育むことを、いつかとても楽しむようになるかもしれません。

それは、幼少期から文化的なことに子どもが興味を持つようにするためには良い方法かもしれません。子ども達が色々なことに興味を持ち、それを動機づけることにも役立つでしょう。

それでも最も重要なのは、子ども達を文化教養になるイベントに連れていく時に常識的な判断をすることです。 お子さんが楽しんで、集中できるようなイベントを選ぶことが不可欠です。


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