赤ちゃんの五感を刺激する方法

赤ちゃんの感覚を刺激して、楽しく簡単に脳の発達を促進する方法を学びましょう。
赤ちゃんの五感を刺激する方法
Nadyra Muhammad

によって書かれ、確認されています。 教育心理学者 Nadyra Muhammad.

最後の更新: 27 12月, 2022

赤ちゃんの五感への刺激は与えれば与えるほど効果があります。実際、発達に大きなプラスの影響があり、赤ちゃんと楽しく仲むつまじくコミュニケーションをとることができるので、親子の関係を深めることにもなります。

赤ちゃんの脳も大人の脳も、五感や内耳にある前庭系、神経系が提供する情報を取り扱います。こうして世の中を知り、その中で生きていくことを学ぶのです。

赤ちゃんの五感を刺激する方法

触覚

赤ちゃんの触覚を刺激するには、これからご紹介するアクティビティの中で月齢にあったものををいくつか実行してみましょう。きっと中には試したこともあるかもしれませんが、レパートリーを増やす意味でも参考にしてみてください。

  • 柔らかいヘアブラシで赤ちゃんの肌をくすぐってみましょう。
  • 感触の異なる物を触らせましょう。野球ボール大の発泡スチロールの玉をいくつか購入し、さまざまな素材で包むという方法があります(綿、布、気泡入り緩衝材、アルミ箔、セロファンなど)。ただし、貼り付けた素材がはがれて口に入れてしまわないよう注意が必要です。
  • バケツに異なる大きさの粒をたっぷり入れます。例えば米、ヒヨコ豆、ビー玉など。その中に赤ちゃんのおもちゃを埋め込み、赤ちゃんが手を入れて探すようにさせます。ただし、粒を口に入れないように目を離さないようにしてください。
  • 食べ物を触ったり、手や顔に塗ったりして遊んでもよいことにしましょう。赤ちゃんはピューレ状のものを顔や腕に塗るのが大好きです。上手に食べられなくても自分でさせることが大切です。赤ちゃんに触らせているお皿とは別のお皿から食べさせれば、十分食べたかどうかは把握できます。
  • ゼラチンや粘土などねばねばした素材で遊ばせましょう。また海へ連れて行き、砂で好きなように遊ばせましょう。
絵の具で遊ぶ母子

味覚

 

嗅覚

  • くだものの匂いをかがせ、特定の食品の香りを楽しむことを教えましょう。
  • 少し大きくなったら、目隠しをして何の匂いがするか当てるゲームも良いでしょう。
  • 匂いに興味を持つよう仕向けましょう。例えば時々あなたのクリームやシャンプーの香りをかがせてみましょう。

 

聴覚

  • 赤ちゃんに話しかけましょう。ママの声ほど赤ちゃんが好きなものはありません。おもしろい表情をしながら声色を使い分けて遊びましょう。
  • 歌を歌って聞かせましょう。苦手でも気にせずに、子供はいつも自分のママは歌がうまいと思うものです。
  • 紙で音を立てて遊びましょう。セロファンをクシャクシャにしたり、新聞をビリビリ破ったりしてみましょう。
  • 音のでるおもちゃや楽器のおもちゃを与えましょう。
  • シンプルな言葉と短い文章で話しかけましょう。不自然に口を開けたり、おおげさにゆっくり発音したりする必要はありません。
  • 赤ちゃんが自分の声で遊ぶのを見守りましょう。大声で叫んではにっこりするような時期もあります。

 

視覚

  • モビールを吊るしましょう。すでに家にあるものにパーツをプラスしたり変化を加えたりするのも良いでしょう。
  • 公園や親戚の家の庭などに連れ出し、植物や鳥、空の雲などを観察しましょう。これは大変有効な感覚を刺激する方法です。
  • さまざまな色のおもちゃを与えましょう。またキラキラしている物、不透明な物、蛍光色の物、パステルカラーの物、モノトーンの物、光を出す物など。
  • 目でおもちゃを追うようにさせてみましょう。赤ちゃんの前で、水平に一方からもう一方へ、また上から下へとおもちゃをゆっくり動かします。
  • 絵が大きくカラフルな絵本を見せましょう。
寝室で踊る親子

五感以外への刺激

内耳の前庭系

  • 仰向けにさせたりうつ伏せにさせたりしましょう。
  • ビーチボールやバランスボールなどの大きなボールに乗せて支え、ゆっくりバランスをとらせましょう。
  • 腕に抱いて揺らしたり、揺らせるタイプのベビーチェアに座らせたりしましょう。
  • 音楽のリズムに合わせて赤ちゃんと踊りましょう。

 

神経系

  • ベビーマッサージは早期の感覚刺激として非常に有効です。
  • 腕や脚をやさしくつかんで、そこに自分の腕や脚があるということを感じさせましょう。
  • ブランケットなどで2分ほど身体全体をくるみ込み、その後パッと外して遊びましょう。

 

赤ちゃんの日々のお世話のルーティンにこういった感覚を刺激する小さなアクティビティも取り入れてみてください。ただしやり過ぎは禁物です。多動性障害を促進する可能性もあるので専門家に相談しながら行うのが良いでしょう。


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