【おしゃぶりと赤ちゃん】子どもの感情に関わる機能とは?

全体的に見ておしゃぶりは便利なグッズと言えますが、両親の愛情や心配りの代わりにはなりません。
【おしゃぶりと赤ちゃん】子どもの感情に関わる機能とは?
Elena Sanz Martín

によって書かれ、確認されています。 心理学者 Elena Sanz Martín.

最後の更新: 27 12月, 2022

海外では最近でも赤ちゃんにおしゃぶりを与える人はたくさんいます。おしゃぶり が赤ちゃんになくてはならない必需品と思っている親も実に多いです。実際にはすべての赤ちゃんがおしゃぶりを必要としている訳ではなく、全く受けつけない子もいます。そこでこの話題の賛否を決める前に、おしゃぶりの感情に関わる機能について理解していきましょう。

両親は、我が子のために様々な決定をするものですが、もちろん各家庭で色々な状況があるので何がベストであるか決めるは不可能です。そうは言っても、しっかりと情報を得た上で、あなたが親として決めたことは正しい決断となるのです。

赤ちゃんの吸引力の重要性

赤ちゃんは生まれた時に既に吸引反応を持ち合わせていて、これは胎内にいる時に発達し始めます。赤ちゃんの吸引力は栄養を吸収するために必要な機能です。お子さんの神経系発達と後の発話にも役立ちますが、何と言っても吸引によって赤ちゃんは落ち着くので、その鎮静効果も大きな役割だと言えるでしょう。

さらに言えることは、母乳育児は単に栄養を与える作業ではありません。母乳を与えることで母と子の愛着心を育んでいるのです。母乳によって、慰められ、感情的な調整に役立ち、赤ちゃんを安心させます。そこで母乳は子どもの心の必要性に応える、とても自然で最適な行為なのです。

【 おしゃぶり 】子どもの感情に関わる機能

そのような理由から、子どもがおしゃぶりを何度でもしゃぶるという吸引のニーズを満たします。 赤ちゃんはおしゃぶりを使って、落ち着くようになり、心地良い感覚を体験することができます。しかし、ものが人間の代わりになることはできません。おしゃぶりを使って赤ちゃんがしゃぶることができても、母親との接触や愛情には代えられません。やはり赤ちゃんにはお母さんが必要なのです。

おしゃぶりの感情的機能

母親の中には母乳育児ができない、またはしないという決心をするそうです。そして色々な理由から、母乳育児であっても、赤ちゃんが欲しがっている時に母乳をあげていないことも挙げられます。仕事によって赤ちゃんから長時間離れていなければならない、乳腺炎や乳首の乾燥などの悩み、または単に赤ちゃんのお世話で疲れてしまい母乳をあげることができない場合もあるでしょう。

このような場合、母乳の代わりにおしゃぶりを使って、赤ちゃんが落ち着いて安心できるように感情面を満たすことができるでしょう。そこで赤ちゃんの機嫌が悪い、落ち着きがない、泣き止まない、ベビーカーにの乗っている時、寝る前などに、赤ちゃんにおしゃぶりを与えます。この小さな道具によって赤ちゃんが落ち着き、眠りにつくのに役立ってくれます。しかし、おしゃぶりが必ず解決策になるとは限りません。

おしゃぶりの使い過ぎによって歯の奇形を起こすこともあります。同様に、赤ちゃんが自分を表現し始めることを遅らせ、発話の発達の妨げになります。さらに、おしゃぶりの乱用によって依存が高まり、やっと両親がおしゃぶりを卒業させようと決めても、止めるのにとても苦労することになるでしょう。

不機嫌で落ち着きのない子どもが泣き止まない時には、プラスチックとゴム製の単なるものではなく、スキンシップと愛情が必要なのです。子ども達はお世話をしてもらい、ギュッと抱きしめてもらい、愛着を持つ相手に守ってもらいたいのです。 子どもが適切な感情的愛着を持つためには、安心できる絆を結ぶことがまず大事なのです。それはおしゃぶりには到底できないことです。

【 おしゃぶり 】子どもの感情機能とは?

お子さんに感情の調整ができるように成長して欲しいと思いませんか? 自律性を持って、精神的に健康であって欲しいですか? もちろんそうだと思います。そこで、お子さんが生まれて数年の間に感情的なニーズを満たさなければなりません。おしゃぶりだけでは不十分です。

では、おしゃぶりを使ってもいいの?

全体的に見ておしゃぶりは便利なグッズと言えますが、両親の愛情や心配りの代わりにはなりません。母乳育児でない場合は、哺乳瓶だけは物足りず、もっとしゃぶりたくなるかもしれません。

そのような時には、おしゃぶりを使ってあげてください。しかし、スキンシップ、目を合わせる、愛情表現、人間の温かみとは、比べものになりません。赤ちゃんにおしゃぶりをくわえさせて、その場を去ってしまうなどというのは絶対しないでください。

そして、本当に必要な時のために、おしゃぶりを使わないでおくのもいいでしょう。例えば車の運転中など、赤ちゃんを抱っこしてあやすことができない場合などに便利です。

子ども達が自分で感情調整ができるようになるためには、この機能を満たすことができる人が必要です。子どもの人生に関わる大人が常に対応できるようにすることが不可欠なのです。つまり、赤ちゃんにとって絶対に必要なのは親のあなたであって、おしゃぶりは予備のためにあるということをよく覚えておいてください。


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