休暇を取っていないお母さんへ

休暇を取っていないお母さんへ
Ana Couñago

によって書かれ、確認されています。 心理学者 Ana Couñago.

最後の更新: 27 12月, 2022

子供が産まれてから一度も休暇を取っていないお母さんも多いのではないでしょうか。優先順位が子どもの方に向いて、忙しくて自分の身の回りのことをできないというのはあるあるだと思います。子供のいなかった時はリラックスする時間が取れたり、外で遊んだりしていた人も、子育ての忙しさで目まぐるしい生活に一転したことでしょう。

休暇を取るなんて、もしかしたらお母さんの頭には全くないのかもしれません。昔は、朝遅くに起きたり、夜遅くまで映画を見たりという生活もできたでしょう。ですが、母親になった今となっては、それは夢のようなことでしょう。

多くの女性にとっては、母親になるということは小さい頃からの夢だったかもしれません。しかし、家庭を築き、家族を支えるということは、多くのことを犠牲にしなくてはいけません。母親になり、すべてのことを思い通りに自分の好きにやるということはできなくなります。子供の子育て中心にあなたの生活がまわるからですね。

多くのことを犠牲にする子育てですが、子育ては新たな楽しみや幸せをあなたにとってもたらしてくれることでしょう。一緒に遊んだり、危険から守ったりと、これまでとは違った責任感で胸がいっぱいになります。

夕陽を見る娘と母

母親にとって家庭への責任、子育てでやらなくてはいけないことはエンドレスにあります。大変なように聞こえますが、この行為は母親にとって多くの幸せ、愛情をもたらしてくれるものです。休暇を取っていないお母さんの行動は頷けるものがあります。なぜなら一番重要なことである、家族のお世話をするということができなくなるからです。

子供が学校に行き始めるとお母さんも一息つけるようになると思います。ですがその頃には、子供の世話をすることに慣れてしまったお母さんも多くいることでしょう。なので逆に暇に感じてしまうお母さんもいるかもしれません。忙しいということは、逆に良いことなのかもしれませんね。

専業主婦のお母さんは特にそうですが、家の中のこまごまとしたことをやったりと、忙しくいる方法を見つけなくてはいけません。子供が帰ってくるのが待ち遠しいなんてことも良くあることです。学校に行っている子供のことが心配で休むことも出来ず、考えずにはいられないというお母さんもいるかもしれません。

休暇は母親にとって意味が異なる

母親になるということは休暇の意味が変わってきます。ここにも休暇を取っていないお母さんの理由が潜んでいます。なぜなら、すべてのことを忘れて楽しむということはできなくなっているからです。赤ちゃんを寝かしつけたり、子供の世話をする必要もあります。完全にオフになるということは難しいのかもしれません。

母親は家族の休暇時も、ランチの準備で忙しかったり、たくさんのしなければいけないことがルーティーンになっているのです。

  • 土日は子供が家にいるので、逆に家事が忙しくなる
  • 母親か、パートナーが朝早起きして朝ごはんを家族のために作る必要がある
  • 外出するのも気を張る
  • 学校の予定に合わせて休暇のプランを立てなくてはいけない
子育てをしながら電話をする母

旅行を家族で行く場合にもこんなコメントをもらうかもしれません。「バケーションなんだから、リラックスしたら?」でも、母親にはやるべきことがいっぱいあるのです。

休暇にビーチに行くにしても子供に危険がないか目を光らせなくてはいけません。子供が溺れないか、日焼けをしすぎないかなど心配ごとはつきません。子供が遊んでいるのに付き合うのも気を張るものです。子供が砂を食べないかなど見ていなくてはいけませんからね。このような状況では、なかなか休暇を取っていない母親が多いのも頷けますね。

母親がリラックスできる時間といえば、家族や親せきが来てくれて、子供の世話を買って出てくれた時かもしれませんね。でもすべての親がこのようなサポートを受けられるとは限りません。

母親は本当に休暇を取ることができる?

子供が大きくなるにつれて休暇を取れやすくなることでしょう。ただいくら大きくなっても子供にとって母親は唯一無二の存在です。いろいろなサポートが必要なこともあるので、気は抜けません。

遠くに離れても心配で、大丈夫か確認したり、ちゃんとご飯を食べているかなど聞いたりと母親の仕事がなくなることは決してないでしょう。

母親になるということは1年中オフがないということかもしれませんね。でもその分、見返りはたくさんあることでしょう。子供があなたを愛し返してくれること、成長して自立していく姿など、他の物事では比較にできない幸せが子育てで得られることでしょう。母親の仕事は世界一大変だけれでも、世界一幸せな仕事かもしれません。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。