聖書に出てくる9つの名前とその意味

名前が聖書から来ているからといって、その名前が時代遅れだというわけではありません。
聖書に出てくる9つの名前とその意味
María José Roldán

によって書かれ、確認されています。 教育心理学者 María José Roldán.

最後の更新: 09 12月, 2018

日本では馴染みがありませんが、お子さんの名前を選ぶ際、聖書の中に出てくる名前を使うことがあります。

古臭いとか流行遅れだと言う人もいますが、聖書の中には美しい名前がたくさんあります。さらにそういった名前は、深く意義深いメッセージも背負っています。

赤ちゃんの名前に、背景や歴史のあるものを選ぶ親はたくさんいます。聖書の中の名前こそ、まさにあなたが探しているものかもしれません。

もしも聖書の中の名前をあまり見たことがなく、意味もご存じでなければ、この記事を読んで正解です。

聖書の中ではたくさんの人について触れられており、その数は3千人以上です。またその中の多くの人が、複数の名前で知られています。

選択肢がたくさんあるので、多くの人が聖書から名前をとるのも当然ですよね。

ご想像の通り、それぞれの名前には深い意味があります。同時に、これらの意味には言葉や文化の起源と深いつながりがるのです。

今日の記事では、今日でも使われている聖書の中の名前を紹介します。また、その起源や意味についての情報もお伝えしようと思います。

聖書に出てくる男の子の名前

1.イライジャ

この名前はヘブライ語が起源で、もともとは「Eliyyah」というつづりでした。これは世界中で人気の名前ですし、 神の使いという意味があります。

この名前の背景にある主な特徴は、忍耐と集中です。この名前を持っている人は立派で、物事を計画的でコントロールが取れた状態にしておくことを好むことが多いようです。

2.アダム

この名前は地球に生まれた初めての男性のことを意味しています。その後、最初の女性イヴが加わりましたね。

アダムという名前には深い宗教的、精神的ルーツがあります。またこれはヘブライ語から来ていて、意味は「男である彼」です。

この名前は力と崇高さを示しています。また、壮大さと人間の不完全な性質も表現しています。これは地球上の最初の住人が屈してしまった誘惑の為です。

アダムは感情的で、注意深く、心が広く、とても社交的である傾向があります。しかし、その純粋さがあだになることもあります。

聖書の中の男の子の名前

3.ゼカリヤ

これもヘブライ語が起源の名前です。意味は、「主は覚えてくださる」や、「主の記憶」です。

ゼカリヤは紀元後1世紀のユダ族の聖職者です。天使ガブリエルが彼の前に現れ、彼の妻、エリザベスが妊娠していることを伝えました。

しかしゼカリヤはこの知らせを信じなかったので、彼の息子、洗礼者ヨハネが生まれるまで主によって口をきくことができなくされてしまいました。

ゼカリヤという名前の人はたいてい頭がよく、実践的で現実主義です。家にいることを好みやすく、周囲の人の感情について理解しようと努めます。

4.トビアス

トビアスは今日ではよくある名前で、意味は「神の良心」です。ヘブライ語では「Tobiyyahu」です。

この名前を持つ人は、自立を求めますが、だからといって社交的でなくなったりコミュニケーションをとろうとしなくなることはありません。

「それぞれの名前に深い意味があります。同時に、これらの意味には言葉や文化の起源と深いつながりがるのです。」

5.ルーカス

これは聖書からとった名前の中でも最も人気があり、良く知られているものの一つです。その意味はラテン語の「lucius」から来ていて、「光り輝いた」あるいは「光を与える」という意味があります。

ルーカスという名前の人は、とても賢く、自己研鑽のために常に努力しようとしています。元気があり、周りの人にもそのエネルギーが広まっていきます。

6.ニコラス

ニコラスという名前は欧米では有名な名前だと思いますが、聖書に出てくる名前だと知っている人はあまりいません。これはギリシャ語が起源で、意味は「人々に勝利をもたらす男」です。

ニコラスという名前の人は、希望を持ち、私心がなく、技術的なことを学ぶ能力が非常に高いと言います。他人のために自分を犠牲にすることをいといません。それは家族、職場、恋人に対してもです。

7.ウリヤ

歴史的には、ウリヤという名前は照明を象徴する名前に使われてきました。実際、ヘブライ語では星から与えらえる光のことを指します。

ウリヤという名前のは、落ち着いていて、機会があるとそれを追求しようという決意のある人である傾向があります。

このためある程度高い要求をしやすかったり、物質至上主義であることもありますが、彼らを特徴づける巧みさと優しさを備えています。

8.イシュマエル

これは今日でも世界で使われてる古典的な名前です。イシュマエルはヘブライ語の「Yismael」から来ていて、「神は聴いてくださる」という意味です。

イシュマエルという名前の人は直感的な人です。他の人の話を聞き、理解を示すことが好きです。さらに、とてもオープンで、フレンドリーでもあり、社交的で一生懸命働き、誠実な人でもあります。

歴史と深い意味を持つ名前 聖書

9.エゼキエル

この名前は近代的でエキゾチックな感じがしますが、エゼキエルという名前の始まりは聖書の時代までさかのぼります。「Yehezqui-el」がもともとの形で、意味は「神の強さ」です。

この名前の人は賢く、成熟していて、常識をしっかり持った人であることが多いようです。

また、愛する人をとても守りたがる傾向があります。ゆっくり寝ころんでリラックスするというよりは、自分の自由時間を犠牲にして、情熱や責任のあることに時間を使うことが多いようです。謙遜の気持ちもあり、自分の限界もわかっています。

このように、息子さんのための名前を聖書から探そうと思うと、たくさんの素晴らしい選択肢があります。お子さんに素敵な名前を付けてあげられるだけでなく、深い意味と歴史も背負った名前をあげられます。

名前が聖書から来ているからといって、その名前が時代遅れだというわけではありません。背景にある物語はそれほど知られていないとしても、聖書を起源に持つ多くの名前は、今でもとてもよく使われているのです。

 


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