赤ちゃんがミルクを喉に詰まらせてしまった時の対処法

お母さんにとって初めての赤ちゃんであっても、赤ちゃんがミルクを詰まらせた際には落ち着いて速やかに対処しなければなりません。
赤ちゃんがミルクを喉に詰まらせてしまった時の対処法

最後の更新: 24 3月, 2019

母親として焦ってしまう状況の一つに、赤ちゃんが授乳中に母乳やミルクを喉に詰まらせてしまった時があると思います。対処法を知っておかなければ尚のことでしょう。

窒息は乳児期には珍しいものではなく、我々が想像するよりも頻繁に発生しています。

初めて母親になることは、新たな経験との出会いでもあります。特に、子供の世話や子供を保護することに関して多くの問題に直面することでしょう。 赤ちゃん、母親、その双方の健康に悪影響を及ぼしかねない潜在的な危険に注意することが重要です。

お母さんにとって初めての赤ちゃんであっても、赤ちゃんがミルクを詰まらせた際には落ち着いて速やかに対処しなければなりません。パニックは状況を好転させません。むしろ妨げとなり赤ちゃんの命を危険に晒すことになりかねません。

赤ちゃんがミルクを詰まらせたときには?

前提として、まずは落ち着いて対処しなければなりません。そうして初めてこれから紹介する対処法が意味を持ちます。

  • すぐに赤ちゃんを膝の上に乗せうつぶせの状態にします。
  • 赤ちゃんの背中を手のひらで軽く叩き、咳をさせます。
  • 誘発された咳が気道開くため、基本的にはこれで大丈夫なはずです。

子供が固形物を詰まらせてしまった場合には、いわゆるハイムリック法を試してみてください。ハイムリック法は生後12ヶ月を超えた子供にのみ行うことのできる対処法です。

赤ちゃん-授乳

ハイムリック法

  • まず、座って後ろから子供のお腹に手を回します。
  • 手をみぞおち、もしくは、胃の位置にセットします。
  • 二つの手を重ね、力を入れます。
  • 胸部からへそにかけて加わる圧力が、気道を遮断していた食物片や固形物を吐き出させるでしょう。

その他方法

  • 床などの下が硬い場所に子供を仰向けで寝かせます。
  • 胸部からへその間に両手を重ねて置きます。
  • 力を加え、5回圧迫します。

それでも問題が解決しない場合には、できる限り速やかに救急サービスに連絡してください。関連する電話をすぐに連絡できるよう用意しておくことが大切です。いざこういった状況に出くわすと、頭が真っ白になってしまう可能性があります。

「赤ちゃんがミルクを詰まらせたときに、まずやるべきことは、膝の上に赤ちゃんをうつぶせに寝かせ、肩甲骨の間を手のひらで優しく、しっかりと叩くことです。」

窒息の原因

乳児の窒息には複数の要因があります。そのうちのいくつかは私たちが防ぐことができるものですが、赤ちゃんの小さな体に起因するものもあります。

赤ちゃんが頻繁に喉に詰まらせてしまう場合は、小児科医に相談してください。医師に何をどうすべきかの判断を委ねてください。

赤ちゃんがミルクを喉に詰まらせてしまう外的要因

子供が母乳を飲む際には、母乳がのどに直接流れ込みます。母乳の勢いが強すぎることも原因として考えられます。これは、授乳前に乳首を揉みほぐしておく、もしくは少量の母乳を搾乳してから授乳することで解決できます。

正しく授乳することが予防になります。赤ちゃんを乳首に正しく吸い付かせることが大切です。赤ちゃんのお腹と自分のお腹が向いあっていることを確認してください。また、赤ちゃんの鼻が乳首に向いていることも確認してください。授乳時にはこの体勢を意識してください。

一方、子供の授乳に哺乳瓶を使う場合には、ミルクの流れ出るスピードが速すぎる可能性があります。幼い乳児が自分で適応することは難しいです。根気よく続けることが解決への道です。

内的要因

赤ちゃんによっては、飲み込む力が弱かったり、胃から食べ物が逆流してしまう等、内的要因を抱えている場合があります。こういった場合には、胃の内容物が口に戻ってしまうことがあります。

食事の際、喉に詰まらせてしまう原因が内的な要因にあるのかを確認するためには、しかるべき医療機関に相談する必要があります。

ミルクを詰まらせた

赤ちゃんご喉に詰まらせてしまうリスクを避ける

子供はあっという間に成長し、保護者の助けなしに飲食できるようになります。それまでの間は、赤ちゃんの窒息を避けるためにも以下のポイントを参考にしてください。

以上の簡単なポイントを踏まえるだけでも、赤ちゃんが窒息するリスクを減らすことができます。しかし、頻繁な胃からの逆流等、深刻な問題を発見した場合には速やかに、然るべき機関に相談してください。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。