子どもの年齢別のお手伝いについて

子どもの年齢別のお手伝いについて
María Alejandra Castro Arbeláez

によって書かれ、確認されています。 心理学者 María Alejandra Castro Arbeláez.

最後の更新: 16 9月, 2018

お手伝いは、子供たちに責任感と自立心を教えるのに効果的な方法です。そして、家は子どもが人生で最初に参加する社会的なサークルなのです。

お手伝いは、後の人生において役に立つような社会的規範と価値を学び実践する非常に良い機会になるでしょう。

子供に責任を与える

まず子供の年齢に見合った責任を割り当てましょう。また、そのお手伝いをやり遂げなければならないことをはっきり説明しましょう。

どうしてお手伝いをしなければならないのか理由を説明し、割り当てられた仕事の重要性を理解させる事は、子供のやる気を高めるのに効果的です。そうすれば、子供たちは喜んでお手伝いをするでしょう。

子供に家事などを手伝わせることには多くのメリットがあります。仕事を与えることで、自尊心を高め、家族の中で自分が重要で必要な存在だと自覚するようになります。

同時に、仕事の価値を理解します。家は魔法のように何もしなくてもいつもきれいに整っている場所ではなく、自ら汗を流して働いてきれいにするものだということを認識します。

また、家族一緒になって働くことの重要さも学びます。家が清潔で整理整頓されていて快適な場所になるように、家族すべてのメンバーがチームとして一緒に働きます。

子供にお手伝いさせるときのアドバイス

・子供に手伝いさせるときに、常に子供の年齢と能力を念頭に置いといてください。子供たちが実際に行うことができる仕事を与えてあげなければなりません。家族で一緒に働く大切さに加えて、子供が励まされ成功を感じることが重要です。幼い子供は難しすぎる仕事を与えられた場合、不満を感じ自信を失いこれ以上手伝いたくないと思う可能性があります。

・子供のお手伝いが成功するまで、親は忍耐深く見守ってあげなければなりません。集中力が続かなかったりスキルが足りないなど何かうまくいかない場合でも、批判したり叱ったりしないでください。私たち親がすべき事は、子供たちを励まし正しい方法を教えてあげることです。「見てみて、こうしてみたらどう?」等と言いながらどのように行うか実際に見せて正しく修正してあげてください。

どんなお手伝い?年齢は?

子供の年齢に合ったお手伝いを選ぶ事は、このプロセスの基本です。それぞれのお手伝いには特定のスキルが必要で、子供大きくなるにつれてより多くの種類のお手伝いをできるようになります。

次にそれぞれの年齢に適したお手伝いのリストをご紹介します。

2歳から3歳…

おもちゃを片付ける子供

おもちゃを片付ける。初めのうちはおもちゃを片付ける時に歌を歌ってあげると良いでしょう。よく知られている曲は「クリーンアップ、クリーンアップ、みんなでやろう」です。絵本を片付けるのも良いでしょう。

・自分で食べる。安全なナイフやフォークを選んでください。初めはプラスチック製のスプーンを使い、慣れてきたらフォークを使うのが良いでしょう。食べ物や飲み物がテーブルや床、衣服にこぼれるでしょうが、この習慣をつけるには辛抱強く見守ることが大切です。

・服をしまったり、床や家の中に散らかっている服を拾ってクローゼットにしまったり、洗濯カゴに入れる。

・植物の水やりは、子供たちが喜んでやる仕事の1つであり、小さな子供にもできるお手伝いです。

・紙や厚紙などのゴミを拾って捨てる。

4歳から5歳…

自分自身で衛生管理をおこないます。自分で体を洗ったり(親の監視下で)、服を選んで自分で着替えさせてみましょう。

・1人でトイレ行く。おむつももう外れる頃なので1人でトイレに行けるようになります。

・食卓の準備。どこにスプーンやフォークなどを置くのか教える良い機会になります。

・ペットに餌をやる

・お皿を洗うもしくは拭くのを手伝う。

6歳から9歳…

・自分でお風呂に入る。お風呂に入ってる時に親が一緒にいる必要がなくなります。

・ベッドを自分で整える。机をきれいにして学校にもっていくものの準備をする。

・掃除機をかけて家具のほこりを拭き取る。

・サンドイッチなど簡単な食事を用意する。

10歳から12歳…

お手伝いをする子供達

・自分の部屋だけでなく他の部屋もきれいにする。

ペットを散歩に連れて行く。

・洗った服を干す。

・電話に出る。

12歳以上の子供…

・服にアイロンをかける。

・ボタンをつける。

・庭の手入れをする。

・兄弟の世話をする。

・買い物する。

「言うことを聞かないと、1週間ダイニングルームを掃除させるよ」など罰とお手伝いを関連付けるのはやめましょう。

代わりに、家事は重要で必要なものであることを理解させてください。家庭や人生におけるルールを学ぶ機会としてお手伝いさせることが大切です。


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