子どもにかけ算を教える時のアドバイス

今回はお子さんにかけ算を教えるためのアドバイスをお伝えします。カギは忍耐と粘り強さです。
子どもにかけ算を教える時のアドバイス
María Alejandra Castro Arbeláez

によって書かれ、確認されています。 心理学者 María Alejandra Castro Arbeláez.

最後の更新: 30 12月, 2018

かけ算を教えるときにとても役に立つ特別なアドバイスがあります。

算数が自然にできるという人もいますね。算数の方程式を難なくこなしてしまえる子どももいます。しかし、もちろんそういう子ばかりではありません。算数は大きな困難であるという子どももいるのです。

足し算と引き算ができるようになったら、新しい算数のスキルを習得する準備ができたということです。つまり、かけ算です。

 

かけ算ができるようになることは、子どもの教育を通して有用なスキルですし、一生を通して役に立ちます。

しかし、かけ算が簡単だとは限りません。では私たちは子どものために何をすることができるのでしょうか?

子どもにかけ算を教えるためのアドバイス

お子さんにこの複雑な計算を教える時が来ましたか? では、あなたにもお子さんにもそれがやりやすくなるようなアドバイスをご紹介しましょう。

1.かけ算の裏にある合理性を説明しましょう

人に「何かをするよう」言うことは十分ではありません。「なぜ」そのやり方でそれをやらなければならないのかを説明することの方が、ずっと効果的なのです。

例えば、複雑で延々と続く足し算のショートカットとして、かけ算をお子さんに示すことができます。

さらに、こうするとかけ算の概念を理解するよう子どものモチベーションを上げることにもなります。そうは見えないこともあるかもしれませんが、子どもは学習への情熱をもともと持っているのです。

ですので、このプロセスが人生の中でなぜそんなに重要なのかを知ることで、学習をより魅力的にすることができるのです。

2.九九から始めないこと

かけ算とはなんなのかを理解するのにお子さんが苦しんでいる場合、最悪なのは数字が詰まった表でお子さんを拷問することです。

個別の問題から始める方がいいでしょう。

2×2、2×3、3×3などの単純な問題で練習しましょう。お子さんがこれらをマスターしたら、より高い数字に進みましょう。

アドバイス:お子さんが「かける」を理解するのを助けてあげましょう。例えば、「5かける3」は、「5を3回」と同じということです。

お子さんがこの概念を理解できれば、かけ算はずっと簡単になります。

かけ算を教えるコツ

3.習うより慣れよ

この古いことわざは言い得て妙です。習うより慣れよ。かけ算ができるようになることも、その例にもれません。

学術的な環境が、子どもにかけ算を教えるにはベストではないという場合も多くあります。

ですので、もしお子さんに成功してほしいなら、毎日時間をとってお子さんの練習を手伝ってあげましょう。

4.九九表を使いましょう

九九表は、お子さんが九九を別の視点から見ることにとても有効です。

これはかけ算の交換法則を示している明確なツールです。つまり、5×3は、3×5と同じということです。

九九表の最初の列と最初の段は、かけ算をされる数字です。これらの交差する2つの数字がかけ算の結果になります。

最初は理解するのがとても難しいと感じるかもしれません。

しかし、我慢強く一生懸命頑張れば、お子さんはこの表を使いながら自分でできるようになります。

5.記憶力を使いましょう

九九表を理解するには、それを他の方法で考えてみることがとても有効です。

それはつまり、お子さんにゼロ(0)には何をかけてもゼロだと教えましょう。

また、1をかけると、その答えはいつももう一つの数字になることも教えましょう(1×7=7)。

2をかけると、その結果は数字が2倍になりますね。それを5をかけるときにも指摘することができます。結果はいつも5ずつ増えます(5、10、15など)。

他にもお子さんに教えてあげられる秘密には、10をかけると、かけた数字の後ろにゼロをつけるだけでいい、というものもあります。

「かけ算とはなんなのかを理解するのにお子さんが苦しんでいる場合、最悪なのは数字が詰まった表でお子さんを拷問することです。」

6.歌やゲーム、お話を使いましょう

これはこれまでのアドバイスを補完するのにもってこいです。世代から世代へ算数のスキルを伝えている教育的な歌が、オンライン上にもたくさんあります。

学習より簡単で楽しくするためのゲームも、インターネットで見つけることができます。

最後に、有名なお話であるロビン・フッドを使って、子どもに9の段のかけ算を教えることができます。

表が進むにつれて、ロビン・フッドはお金持ち(左の数字は「10の場所」)から盗み、貧しい人(右の数字「1の場所」)に与えると話すのです。

つまり、左の数字が少なくなると、右の数字が増えるということです。

かけ算 を楽しく

さらなるおススメ

小学校の生徒にかけ算を教える時には、正しいタイミングが来るまでまつべきであるということも、明確にしておきます。

子どもに準備ができていないと、子どもはいらいらしておそらく算数が嫌いになってしまうでしょう。

また、お子さんに教える時には、必ず忍耐強く、やさしく教えてあげることも忘れてはいけません。

うまくいかないときに理性を失ったり、子どもの挑戦を批判してはいけません。むしろ、お子さんにポジティブなフィードバックをあげて、前進したところをほめてあげましょう。

そうすれば、お子さんに自信が付き、熱意も高まります。そして、学習経験もより効果的でやりやすくなるはずです。


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