子供に泳ぎを教える7つのコツ

泳ぎを覚えることの重要性を考えると、どうやって子供に教えればいいのか知っておかなければいけません。泳ぐということは身体に大きなメリットがあるだけでなく、泳げるかどうかが命に関わることもあるのです。
子供に泳ぎを教える7つのコツ

最後の更新: 25 8月, 2018

子供に泳ぎを教えるのは大変重要なことです。楽しむためでもありますが、水難事故に備えるという意味もあります。また子供の身体的・知的発達にも大きなメリットがある活動なのです。

小さな子供に泳ぎを教える7つのコツ

水に入ることが自然で怖がらない子供も多いですが、逆に怖がってなかなか水に入れない子供もいます。けれども簡単なコツを使って上手に泳げるように教えることができます。

 

1. 水に慣れる

子供が不安を感じないよう、腕につけるアームリングなどの水泳用の補助具を使うといいでしょう。その際は必ず親が装着してあげてください。こうした補助具が陸上とは全く違う水中という環境に慣れる助けになります。

 

2. 足がつくところで始める

必ず子供の背が立つ場所で練習を始めましょう。泳げるようになる前の子供の一番の問題は沈んでしまうことへの恐れなので、足がつくということで安心できます。

もし泣き出してプールに入りたがらない場合は、無理強いをしてはいけません。あなたが水の中にいるなら、おいでと声を掛けてみましょう。それでも泣き続けているなら別の機会を待つのが得策です。

プールで浮き棒を使う子供

3. 浴槽で息を吐く練習をする

子供に泳ぎを教えるには、浴槽で呼吸を練習することから始めるのも良いでしょう。まず息を吸わせ、次に浴槽の水の中で泡が出るように口から息を吐かせます。小さな子供にとってはおもしろい遊びですが、実際には泳ぎを覚えるための重要な練習になります。

 

4. 水に頭をつける

泡と仲良しになったら、顔を水の中に浸けて泡を出すようにさせましょう。始めは勇気がいるかもしれませんが、泡を感じ大丈夫だということが分かれば怖さも消えます。泡が鼻から出るのを見るのが怖いようなら、横を見ながらやってみるように言いましょう。

 

5. 足を動かす練習

このステップでは、あなたがお腹のあたりをやさしく支え、足を動かしている間体が水平になるようサポートします。初めは胴体と足が沈む傾向にありますが、大丈夫だと思ったら子供に気付かれないようにお腹に添えている手を放してみましょう。

 

もし子供が泣き出しプールに入りたがらないなら、別の機会を待つのが得策です。

 

6. 息継ぎと足の動きを同時に

次は、足の動きと水の中で泡を出す二つの練習を組み合わせるステップです。子供の脇を支え、二つの動作を同時にやらせましょう。

 

7. 一人で泳いでみる

二つの動作を同時にすることに慣れたら、数秒間支えを放してみます。こうすれば子供は一人でするのも難しくないと気づくでしょう。

けれども泳ぎを教えるには根気と忍耐力が必要です。一日でできるようになることではありません。

 

小さな頃から泳ぎを教えることのメリット

子供に泳ぎを教えることのメリットはたくさんあります。まず間違いなく一番重要なことは、危険な状況で命を守ることができるということです。

他方、水泳は身体のほぼ全ての筋肉を動かすことで発達・強化させたり、肺容量を増加させたり、また血液の循環を促進させます。

さらに身体の動きやそのなめらかさ、反射神経などにも良い効果があります。水泳は確実に、子供が健康的に成長し発達する助けとなります。

泳げるようになった時の注意

子供が泳げるようになったら、頭に置いておかなければならない注意事項をいくつか教えてあげる必要があります。例えば、必ず責任者の大人が見ているところで泳ぐこと、また嵐の時や、ボートや水上バイクなどが通る場所では泳いではいけないこと、頭から飛び込むことも避けることなどです。

 

ベビースイミング

ベビースイミングは、インストラクターのサポートを受けて、赤ちゃんとママまたはパパがプールで行う活動です。目的は、水中での遊びを通して赤ちゃんの発達を促進することで、一般に免疫系が発達した生後4か月から始められます。

ベビースイミング

ベビースイミングのレッスンは、赤ちゃんの体力や反射神経によって30分から40分間行われます。ママやパパとインストラクターのサポートを受けながら、ビート板やボールその他の補助具などを使います。

こうして赤ちゃんは、十分な年齢になった時に泳ぎを覚えられるように、水中で動く能力を身につけます。泳ぐ練習は運動機能が十分発達した4歳頃からがおすすめです。

子供に泳ぎを教えるというのは忘れがたい経験です。子供にとって大きなメリットがあるだけでなく、家族の絆を深めるという成果も期待できることを覚えておいてください。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。