産後に元のスタイルを戻すコツ

妊娠中、女性の身体は大きく変化します。けれども正しい食生活と適切なエクササイズプランをもってすれば、元のスタイルを取り戻すのは考えているよりも簡単なものです。
産後に元のスタイルを戻すコツ

最後の更新: 02 9月, 2018

出産後、多くの女性が元のスタイルを取り戻すためにエクササイズをしようとしたり、ダイエットを試みたりというのはよくあることです。けれどもこれは絶対にしなければならないことではなく、誰も強制したりしてはいけません。子供を授かるということは女性の身体を劇的に変化させるもので、そこからの回復には時間がかかります。

健康であるなら、母親になった女性は以前のスタイルを取り戻すことにプレッシャーを感じる必要はありません。それは自分が気持ちよく過ごすために決めることであるべきで、それ以上のことではありません。

また誰もが少々の体重の増加を気にするというわけでもありません。 妊娠線はその名の通り母親のシンボルですから羨ましく思う女性も多いのです。もちろん平らなお腹に引き締まった脚という憧れのスタイルでないと満足できない女性もいます。

いずれにしても自尊心を高め、状況に合った方法を探すのが一番ですが、赤ちゃんをこの世に産み落とした後にすべき特別なケアを考えましょう。

産後にスタイルを取り戻すことは、食生活のプランと日々のエクササイズによって成し遂げることができます。不可能なことではありませんが、忍耐と信念が必要です。

また、変化は一朝一夕には表れないということは頭に置いておかなくてはいけません。それは長いプロセスで、良い結果を得るためにはそれなりの時間がかかります。

産後にスタイルを取り戻すというミッションに取り掛かる前に、このプロセスを管理してもらうためにスペシャリストに相談するのも良いでしょう。あなたと一緒に実行するプランをデザインし、食事の量や時間、エクササイズの種類などを指示してくれます。

産後にスタイルを取り戻すためのアドバイス

専門家の医師によると出産後4か月ごろからスタイルを戻す努力を始めると良いようです。この期間に身体の中の内臓は元の位置に戻り、ホルモンのバランスも少し安定してきて、代謝が速まり始めます。

産後ガードル

この時期には母親としても赤ちゃんのルーティンに慣れてきているでしょう。そうすればこれからご紹介するようなエクササイズなどの 習慣を始めるために計画を立てることもできるはずです。

 

マイナス思考にさようなら

この挑戦は、自分を励まし大切な人たち頼りながらポジティブ思考で取り組む必要があります。ネガティブ思考は立てた目標にたどり着けないという結果になりかねません。心は常に身体を支配するものですから、挑戦にはできる限りポジティブな態度で臨まなければなりません。

 

活動的な妊娠期を送る

妊娠中の9か月間、継続的に身体を動かしておくことをお勧めします。例えばウォーキング、マタニティヨガ、その他の有酸素運動、軽いダンベル体操などが良いでしょう。そうして身体にエクササイズの習慣がついていると、出産後に再開するのもより楽になります。

 

母乳育児

赤ちゃんに母乳を与えるということは、母親にとっては大きなカロリー消費となり、体重ダウンに直結します。蓄積されていた母乳の大半は自然に出てきますから、数週間で数キロの体重が減るでしょう。

 

エクササイズ

エクササイズは健康的であるだけでなく、運動をしないことによる血栓の形成を予防します。自然分娩だった場合は、出産後3日目から行う必要があります。

これはもちろんごく簡単な運動です。例えば足先を振る、足首を曲げる、身体を左右に回す、足でそれ程重くない物を押すなどです。

一方、腹筋運動などは出産後4週間たてば始められるでしょう。腹筋運動は子宮が収縮するのを助け、それによって通常の大きさに戻っていきます。ここからは身体が耐えられて、赤ちゃんのお世話が手薄にならない範囲に限り、エクササイズのルーティンを強化することができます。

 

産後にスタイルを取り戻すことは、食生活のプランと日々のエクササイズによって成し遂げることができます。

 

正しい食生活

野菜、くだもの、シリアル、各種ミネラル、各種ビタミン、そしてカロリーの少ない食品を含むバランスの取れた食生活を始めることが必要です。これは全て、身体がバランスを取り戻すためのエクササイズに必要なエネルギーを回復する助けとなります。さらに肌の状態や妊娠線を改善し、抵抗力も高まるでしょう。

また、飽和脂肪酸や砂糖を多く含む食品は避けましょう。肉類はグリルで、野菜は蒸し物にして、揚げ物は避けましょう。

 

産後ガードル

産後ガードルは、出産後の体形を戻すサポートによい選択だと言えますが、使い方と使用する時期はしっかり把握しておきましょう。

帝王切開による出産だった場合、産後ガードルは8週間後から使用できます。食生活とエクササイズで痩せていく過程で皮膚を引き締める助けになるでしょう。

 

うつ伏せで寝る

産後できるだけ早く、うつ伏せの姿勢で寝るようにするとお腹が少しずつ平らになるサポートとなるでしょう。また背中や脚の筋肉を緩めるので、姿勢が良くなり最大限リラックスした感覚をもたらしてくれるでしょう。

 

水を飲む

身体は安定を取り戻す必要がありますが、そのためには水分補給は非常に大切です。私たちの身体は70%は水分だということを思い出しましょう。

水を飲むことは毒素の排出と代謝の促進に役立ちます。結果として身体に蓄積された脂肪が素早く燃焼されるのです。

ママを見ながらおっぱいを吸う赤ちゃん

忍耐と根気

これは長い道のりです。お腹の筋肉は一番運動が必要で、結果が見えるのに時間がかかります。ヤル気を維持し、根気よく忍耐強く続けましょう。目標はかならず達成できるはずです。

スタイルを戻すことに必死になり、期待しているように進まない場合は、それが原因で産後うつの症状に陥っているかもしれません。

身体に必要なだけ時間を与え、ありのままの自分を愛してあげてください。また無理のない期間で達成可能な小さな目標をいくつも立てましょう。そうすれば最終目標に到達するまで自信とヤル気が出るような成功を味わうことができるはずです。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • Ortega FB, Lavie CJ, Blair SN. Obesity and Cardiovascular Disease. Circ Res. 2016 May 27;118(11):1752-70.
  • Swift DL, McGee JE, Earnest CP, Carlisle E, Nygard M, Johannsen NM. The Effects of Exercise and Physical Activity on Weight Loss and Maintenance. Prog Cardiovasc Dis. 2018 Jul-Aug;61(2):206-213.

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。