お腹の中に赤ちゃんを感じる頻度はどのくらい?

妊娠の最初の数週間は、妊婦さんは本当にかすかな動きしか感じることはできません。しかし、少しずつこの動きは少しずつ程度も頻度も増してきます。例えば蹴ったりこすったりするような動きが感じられるようになるでしょう。今日の記事では、妊娠中にどれくらいの頻度で赤ちゃんの動きを感じるものなのかをお話ししようと思います。
お腹の中に赤ちゃんを感じる頻度はどのくらい?

最後の更新: 27 6月, 2018

女性ができる最も美しい経験の一つは、妊娠中に赤ちゃんが動き回るのを感じることです。これにより赤ちゃんが健康であることも確認できます。

そのため、赤ちゃんが動くのをどのくらいの頻度で感じることができるものなのかを知りたいというお母さんはたくさんいます。

一日を通して胎児がどれくらい動くかは、産科医にとっても大切な情報です。

だからといって一日中気を付けていなければいけないという訳ではありません。しかし、気を配っておくと、お医者さんに赤ちゃんがどうしているかという重要な情報を伝えることができます。

赤ちゃんを感じること:妊娠が進むにつれて動きも激しくなります

妊娠初期においては、未来のお母さんが赤ちゃんの動きを感じることは全くありません。その後数週間で、とてもかすかな動きやこするような感じが度々起こるのを感じるようになるかもしれません。

妊娠が半分くらいまで進めば、こういった感じが増えてきます。妊娠後期には、1時間に何回かこういった動きを感じることになるでしょう。

しかし、これは一日の内の時間と赤ちゃん自身の動きで違います。

赤ちゃんがとてもアクティブなときもあれば、明らかに寝ているか休んでいるというときもあるのです。

ですので、一日の中で赤ちゃんが蹴ったり動き回ったりしているのを感じられない時間があっても大丈夫ですよ。

赤ちゃんが動いていない時間があっても大丈夫

毎日動きの記録をつけること

専門家が、子宮の中で赤ちゃんが動いたのを感じたときの記録をとるよう、お母さんに進めることはよくあります。

こうすれば、赤ちゃんが大丈夫かどうか確認できますし、赤ちゃんが動くパターンがわかるようになります。

赤ちゃんが動いた感覚があったときを全てメモしましょうと言っているのではありません。むしろ、一回動きを感じてから次に感じるまでどれくらい時間が経ったかを計算してみてください。

それぞれの赤ちゃんがそれぞれに特徴を持っています。一日の時間帯も要素の一つです。一般的に、赤ちゃんは夜9時ごろと朝1時ごろに最も活発になると言われています。

お医者さんと赤ちゃんが動く頻度を話し合うことが大切である理由

まず、お医者さんがお子さんの動きの頻度がわかっていることは大切です。

これは、 特に胎児の動きの有無が関わってくる妊娠の最終週にとても大切になります。胎児の動きが感じられないことが長く続くと、心配なこともあります。

赤ちゃんの発達もかなり進み、妊娠も終わろうとしているときの場合、へその緒がからまってしまっている可能性があります。

赤ちゃんが生きようとして動きを止めている場合もあります。その場合、緊急帝王切開になる場合がほとんどです。

したがって、妊娠中にお子さんの動きの習慣をわかっておくことをお勧めします。動きに何か変化があった場合には、トラブルの前触れかもしれないので、お医者さんに連絡しましょう。

赤ちゃんの動きに気を付けて、トラブルを未然に防ぎましょう

赤ちゃんの動きを記録する上でのアドバイス

赤ちゃんの動くを正しい方法で記録することが大切です。目的は、赤ちゃんの動きに注意を払い、客観的にそれを感知できるようにすることです。

身体の左側を下にしてベッドに横たわってみてください。食後に行うのがベストです。

赤ちゃんが10回動くのにどれだけ時間がかかるかを記録します。

毎日これを行えば、赤ちゃんの動きを感じる平均的な頻度がわかります。何か普段と違うことが起これば、気づくことができますよね。

では、妊娠中赤ちゃんの動きを感じる頻度はどのくらいなの?

赤ちゃんはお母さんの子宮の中で40もの違った感知できる動きをすることができます。

これらの動きは、赤ちゃんが脚や腕を伸ばしたときや、泳いだりその他の動きを行うときに現れます。パンチしたり、押したり、キックしたりすることも含まれます。

これらの行動の多くは、外からの音やお母さんの動きに対する赤ちゃんの反応なのです。

また、赤ちゃんを活発にする特定の食べ物をお母さんが口にしたときの反応でもあります。例えば砂糖などがその例です。

一日の内何回か赤ちゃんの動きを観察することは、合併症などが発生した時などには命を救うことにもなりえます。妊娠28週以降は特に大切になります。

疑わしいことがある場合は、不安になったり悩んだりする前に、産婦人科に相談しましょう。


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