赤ちゃんの性別を決定するものとは?

もうすぐ親になる人は誰でも、子どもが男の子か女の子かを知りたがるものです。そこで今日は赤ちゃんの性別決定の情報について見ていきましょう。
赤ちゃんの性別を決定するものとは?
María Alejandra Castro Arbeláez

によって書かれ、確認されています。 心理学者 María Alejandra Castro Arbeláez.

最後の更新: 11 3月, 2019

多くの人は赤ちゃんの性別が気になって仕方がなくなるでしょう。もう既に妊娠している人は特にそう思いますよね。そこで子どもの性別を決定するものとは一体何なのか、気になってしまうのです。

これは単なる興味ではありません。自分の願いがかなうかどうか知りたくてしょうがないのです。幸いにも赤ちゃんの性別を決める、効果的な産み分け方法がいくつか存在するのです。

 

赤ちゃんの性別に影響する要素

生まれてくる赤ちゃんの性別は受精の一瞬に決定されます。精子に含まれる染色体によって赤ちゃんの性別が決まるのです。

精子には2種類の染色体があり、1つはXという文字の表される雌の染色体です。もう1つは雄のY染色体です。女性の卵子にも染色体があり、2種類ともX(雌)の染色体です。

X染色体を持つ卵子とX染色体を持つ精子が結合すると、XX接合体になります。XX接合体は、赤ちゃんが女の子という意味です。X卵子とY染色体を持つ精子の受精だと、XY接合体となり男の子が生まれます。

不妊治療と赤ちゃんの産み分け

現在海外の不妊治療では、早期に赤ちゃんの性別を両親に伝えることが可能です。そこで赤ちゃんの性別を選ぶという選択もできるでしょう。その可能性があるのは次の2種類の治療に限られます。一つは人工授精で、もう一つは体外受精です。

不妊治療では、選ばれた性別の受精卵を移植する方法があります。例えば人工授精では、専門家による着床前診断が可能で、(日本では禁止されていますが、)これで受精卵の性別を解析できるのです。

この診断はほとんど100%近くの確率で産み分けが可能です。しかしこの治療には時間もお金もかかり、金銭面での負担がかなり大きくなります。さらに不妊治療に必要な医療機器も高額なことも関与しています。

世界の国々では赤ちゃんの性別を選んで産み分けるのは、医学的な目的以外は禁止されています。 性別に特定された遺伝疾患を避けるためなど医学的根拠のある検査には有効です。

しかしそれに関する法律があまり厳しくない国もあります。米国、メキシコ、ベルギーでは、個人的な理由でも赤ちゃんの性別を選ぶことが可能なのです。

赤ちゃんの 性別 を決定するもの

性交に関する赤ちゃんの性別決定方法

生まれてくる赤ちゃんの性別が決まるのに、性交に関係する方法がいくつかあります。しかしその産み分け方法はけして確率が高いとは言えません。

性交の予定を立てる

これは精子の速度に基づいた産み分け方法です。Y染色体は小さく速く動きますが、その生存率は高くありません。そしてX染色体は大きくて動きがゆっくりですが、生存率が高いのです。

その他の要素として、卵子は受精可能な期間が約12時間であることも覚えておきましょう。もちろん女性が排卵期を認識していることもとても重要です。

そこで女の子が欲しければ、排卵日の数日前に性交を行う方が良いでしょう。そうすると、X染色を持つ精子が卵子まで行き着くことができます。そしてY染色は生き残ることが難しくなるでしょう。

もし男の子が欲しければ、排卵日当日にセックスするのが理想的です。するとY染色の精子が素早く移動して卵子の受精に成功するでしょう。

生まれてくる赤ちゃんの性別は受精の一瞬に的確に決定されます。精子に含まれる染色体によって赤ちゃんの性別が決まります。

親がどちらかの性別を好む理由

もう1人目の子どもがいる親は、その反対の性別の子どもを欲しがる傾向があります。文化的な要素や社会的な地位によっても、性別の好みに影響してきます。一族の姓を残すなど、跡継ぎや遺産に関する要素も関わってくるでしょう。

さらに性別に対するそれぞれの先入観なども、どちらの子どもを好むかに影響するかもしれません。

赤ちゃんの 性別

望んでいた性別の赤ちゃんでなかったら落胆するもの?

どちらかの性別の赤ちゃんを心待ちにしていたのに、エコー検査でその反対だということが判明したらがっかりするかもしれません。落胆したり悲しんだりする時期があっても、それはごく普通なことです。悲しみを乗り越える時間であってもいいのです。

それでも妊婦によっては、悲嘆の気持ちが強すぎて精神的な影響が出ることもあります。それは胎児の命にもかかわることになり兼ねません。

そのような場合、長期間悲しい気持ちでいることが妊婦とその周りにいる人達に悪影響をもたらします。妊娠に対して、または胎児に対して拒否感をいだくこともあるかもしれません。

妊婦の心の中で臨んでいた性別の子どもでなかったことに対して、自分を責めることもあります。このような場合は両親そろって心理士のカウンセリングを受けることが重要です。

妊婦とそのパートナーが、親になるという素晴らしい経験を一緒に楽しむことが大切なのです。結局のところ、この世に生まれてくる赤ちゃんの性別は、男の子でも女の子でもその子どもに対する愛情に関係ないものなのです。


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