母乳育児の効能

2018年7月18日

 

授乳中のお母さんなら、時々ぼーっとしたり、物忘れすることがあります。しょっちゅう、うっかりと物事を忘れたり、混乱したり、イライラしたり。この集中力の欠如は、母乳育児の副作用の一つかもしれません。

この期間、お母さんの体は色んなことをやっているホルモンに満ちています。ホルモンはお母さんの脳を混乱させ、ぼーっとさせて、思考を鈍くさせる物質を身体に溢れさせているのです。

靄のかかったような頭は新しいお母さんには心配なことかもしれません。いつもよりも神経質になり、失敗も起こしやすくなります。そしてもちろん、既に睡眠不足でプレッシャーを感じている時、この滝のように溢れてくるホルモンのことを忘れるわけにはいきません

母乳育児の脳への影響とは?

このようなことが起こるのは、脳の中の正確さと集中つかさどる部分が新生児を見守ることに集中しているからです。赤ちゃんの最初の6か月間はずっとこの状態が続きます。

その結果、母乳育児のお母さんは言葉を明確に言ったり、やや知的要求度の高い会話について行くことに苦労することがあります。つまり、ある程度お母さんは普段の精神的な敏捷性と鋭さを失います

しかし、母乳育児の利点はどんなネガティブな影響をもはるかに上回ります。お母さんは赤ちゃんの完璧な精神面のパートナーであり、母乳を介して行われるメッセージの交換は、お母さんの脳内に一気に新しいニューロンの接続を産み出すのです。

ホルモンの反応の程度は、時間の経過と赤ちゃんがどのくらいの頻度で授乳するかによって変化します。母乳で育てるほど、この成長は大きくなります。それは、主に母と子の間の感情的な絆を強めるホルモン、プロラクチンオキシトシンなどの物質に反応します。

ですから、ちょっと目が合ったり、赤ちゃんがジェスチャーを見せたり、赤ちゃんの肌にそっと触れたりすることがお母さんに授乳を思わせるのです。お母さんの胸が暖かくなり、母乳が漏れることもあります。子供にとっては、直ちにご褒美です。赤ちゃんは食事を貰えるだけでなく、お母さんの愛とサポートを感じられるのですから。

お母さんはこれらの物質を赤ちゃんに送って安心と心地よさを感じさせ、代わりに赤ちゃんはオキシトシンを放出します。

離乳時の離脱症状

お母さんが子供から離れているとき、離脱症状に苦しむのはよくあることです。これは恐怖、不安、さらにはパニックの感情につながることもあります。

これらの症状の起源は心理的というより脳神経学的、化学的です。これは、脳が徐々にお母さんと子供が何らかで離れる場合に備えて、ホルモンレベルを調整する準備をしているために起こるようです。

ストレスを調整するオキシトシンのレベルが突然下がります。オキシトシンは血液中でたった三時間だけもつということを忘れないでください。

離乳が始まると、お母さんはこれらの症状を感じるかもしれません。授乳育児をやめる頃がよく仕事に戻る頃と重なることを考えても、新しいお母さんには感情的に傷つきやすい時でもあります。

母乳育児中脳を浸していたオキシトシンの流れが中断される結果、苦悩や不安の状態に陥ってしまいます。

多くのお母さんたちは、職場で搾乳器を使って母乳を絞ることでこの移行をスムーズにしようとしています。こうしてお母さんたちは、例えば週末の授乳を続けつつ、徐々に授乳の習慣から離れられるのです。

こうすることで、母乳が出続けるだけでなく、母乳育児の感情的、生理的な喜びを再現することができます。

出典: The Female Brain, Louann Brizendine著

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