母乳育児と性生活の関係

2018年9月22日
母乳育児と性生活の関係はあまり話題にされませんが、実はとても重要な問題です。ホルモンバランスの変化が、身体にも気持ちにもパートナーとの生活に影響を与えるような変化をもたらします。けれど、愛情があればきっと乗り越えることができるでしょう。

赤ちゃんが家庭にやってくることは、まちがいなく大きな喜びをもたらします。新しい一員は家族全員の生活を光り輝くものにするでしょう。しかし母乳育児と性生活の関係に一連の問題が生じるのも事実です。妊娠中はパートナーとの問題はわずかだったかもしれませんが、母乳育児中のホルモンバランスの変化は、場合によっては深刻な結果につながってしまいます。

 

母乳育児と性生活、ホルモンの変化による影響

母乳育児は、ホルモンの分泌がなければ成立しません。出産後、赤ちゃんがおっぱいを吸うことによってプロラクチンというホルモンの分泌が促進されます。

このホルモンは母乳の生産に関わり、エストロゲンとテストステロンの分泌を抑え、その結果、性欲はかなり減少します。

またこの状況にある身体には、更年期に起こるような膣の乾燥、ほてり、イライラなどが起こります。ただしこういった変化には個人差が大変大きく、いずれにしても一過性のことだと理解することが大切です。このような状態は、通常に戻るまで一般的に3か月から4か月続きます。

 

母乳育児による身体的な影響

母乳育児が性生活に関わるもう一つの側面は、身体の変化です。生後すぐの赤ちゃんには多くのお世話が必要で、大変な疲れと眠気を引き起こしますし、パートナーと二人きりになる時間が取れなかったり、赤ちゃんの泣き声で中断されてしまったりなど、どうしても性生活にもマイナスに働きます。

一方、自然分娩で出産した場合は会陰切開の影響で、セックスの際に痛みがあったり快感を得にくくなっています。その場合は膣の乾燥対策に使われる潤滑ゼリーを使用しましょう。またベッドでのゲームや愛撫など愛情でこの状況を乗り切りましょう。

 

母乳育児による精神的な影響

産後の性生活に影響をもたらすもう一つ大切な側面は、精神的な変化です。生後数日または数週間はママと赤ちゃんの関係は大変強いものになります。

これはエンドルフィンが過剰に分泌されることでママと赤ちゃんの間に愛情たっぷりの空気が生まれ、ママの注意や愛情、優しさなどの気持ちが赤ちゃんばかりに行くことになります。

この側面は、正直な気持ちを伝えること、セックスはしなくてもハグなどの愛情表現で乗り越えましょう。たいていの場合、パパは拒否された気持ちになり、パートナーが変わってしまったと感じています。

ベッドで授乳する母親

母乳育児中のセックス

パートナーとの性生活を少しずつ取り戻すことは、なかなかうまくいかないかもしれません。まず産後の身体の不快感とホルモンの変化が原因です。

またセックス中に母乳が出てくることもよくあります。これは性的な快感を活性化させるオキシトシンによるものです。けれどもその場の雰囲気を楽しむためには特に気にしないようにしましょう。

 

プロラクチンは母乳の生産に関わり、エストロゲンとテストステロンの分泌を抑え、その結果、性欲はかなり減少します。

 

 

授乳中に快感を得ることもある?

答えはイエス、そういうこともあります。中にはオーガズムに達した女性もあり、そのことで戸惑いや、さらには罪の意識を感じたりすることもあります。

けれどもこの状況はホルモンの変化によるもので何も悪いことではありません。授乳中にオキシトシンが分泌されるのですが、これは子宮を収縮させるホルモンでもあり、性的刺激を受けた時に分泌されるホルモンでもあるのです。

ベッドで読書する女性とパートナー

母乳育児中の性生活のためのアドバイス

授乳期間中のセックスは気まずくなったり不安になったりするかもしれません。けれども次のアドバイスを参考にすれば、その時間を心から楽しむこともできるでしょう。

 

  • 焦らずオープンな気持ちでいましょう。リラックスしている時間を選びます。
  • 安心して臨めるように、授乳中でも使用可能な避妊法を使いましょう。
  • パートナーとのコミュニケーションがポイントです。自分がしたいことや、身体が元に戻るまでの間はしてほしくないことなどを伝えましょう。
  • 不快感や痛みがある時は黙っていたり我慢したりしないで伝えましょう。セックスは二人で楽しむためのものです。
  • 母乳が出てしまっても責任を感じる必要はありません。一時的で自然な身体のプロセスだと考えましょう。
  • 急がず、パートナーにサポートを頼みましょう。そうすればリラックスして、完全に元のように戻るまでの二人の時間を楽しむことができるでしょう。

 

母乳育児は、パートナーとの生活を楽しむ妨げになるものではありません。ホルモンの変化が二人に試練を与えるかもしれませんが、お互いに支え合いコミュニケーションをとることを忘れずに!

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