帝王切開の方が楽って本当でしょうか?

· 2018年8月19日

多くの女性が帝王切開は普通分娩に比べて楽と思っており、しかもその出産方法を選択することは母親失格であると考える人もいます。しかし、帝王切開の方が楽って本当でしょうか?その考えがいかに真実からかけ離れているかという事が、なぜ女性達には見えないのでしょう。

状況によっては、経膣分娩中に併発症を起こした場合、帝王切開は一番安全であるのです。

多くのケースで、母親はお腹の子供が帝王切開で産まれてくるとは予想していませんし、出産は時に計り知れない恐怖と痛みを伴います。

精神的、そして肉体的苦痛が増す中で、帝王切開の必要に迫られる事は容易ではありません。

何時間も分娩台の上に横たわり、不安と痛みの中で、あなたの恐怖をさらに掻き立てるようなことを聞くの容易ではないでしょうが、これはまだ序の口です。その後の手術室へ向かうという作業はそう単純なことではありません。

悲しいことに、帝王切開を選択することで、我慢が足りないとか容易な道を選んだなどとしばしば非難を受けることもあるでしょう。

人によっては、自然分娩できたにも関わらずただ楽をしたいというだけで帝王切開を選択したと決めつけたりしますが、それは間違っています。

もし、仮にそれが事実だったとしても、それは本人の意志に基づいた決断です。本人の自由でもって選ぶ事の出来る最新の出産方法なのです。その理由がなんであれ、それは私たちの選択の自由です。

帝王切開を選んだからといって母親失格ではありません

どういう訳か、私たちの多くは、女性でさえも、帝王切開をした女性を批判します。その決断は時として、経膣分娩の恐怖や併発症を避けたいがための安易な選択と捉えられがちです。

帝王切開を選んだ女性に対するこういった見下した捉え方は、かなり、いえ、実に不公平であります。

誠に、普通分娩で出産したというだけで自分は他の女性より優っていると信じる女性がいるのですが、帝王切開の方が楽だなどという事は事実無根です。

手術というものは、それがどんな手術であっても、リスク、恐怖、併発症の可能性を伴います誰もがストレスや不安のない出産を望みますが、時にはそれが叶わないこともあるのです。

帝王切開の大変さ

私たちに言える事は、帝王切開を選ぶ決定権はその母親にあるのだという事だけです。そこで手術に臨む医師達は医師としての仕事を全うするだけなのです。

もしその出産にリスクが伴うのであれば、それはその個人の問題であり、他人が悪意に満ちた意見を言うべきではありません。

帝王切開は普通分娩に比べ回復に時間が掛かります。普通分娩の場合は一晩で回復することもありますが、帝王切開をしたあなたが赤ちゃんの面倒を一人で見れるまでに回復するには、何週間も旦那さんや親戚に助けてもらう事は必要不可欠です

起き上がったり、咳、くしゃみをしたり、笑うなどという事さえもが痛いでしょう。

ですので、縫った傷口が開くのを防ぐ為に切開部分の下に枕を当てるように勧められたりします。看護士が点検のために頻繁に見回りに来てくれるでしょう。

帝王切開術後の回復は普通分娩に比べ時間が掛かります

私たちの中には帝王切開についての批判的な意見の理由として、危険や併発症の可能性が高くなるというもっともな理由を挙げる人もいるでしょう。しかし、帝王切開が楽な出産をするための選択だという非難があるならばそれは理解しがたいものです。

帝王切開術後の女性の身体は回復に時間を要しますし、自然分娩も危険を伴う事はあります。

これは母親の多くが知らなことですが、帝王切開術後はたくさんの痛みを伴います。よくある症状としてはお腹の中にガスが溜まりやすくなります。手術後は大腸が通常通り機能しなくなるためです。

もしそんな症状が現れたら、トイレへ行く時に少しづつ歩くようにするなど、なるべく起きて体を動かすようにしましょう。

無理のない範囲で体を動かす事は、血餅ができるのを防ぎます。術後2〜3日は痛みや腫れを感じるのは普通ですので、自宅で安静にするのが何よりでしょう。

こまめにトイレに行って、尿を出すことも大事です。そうすることで膀胱が傷口を圧迫するのを防ぎます。医師の指示によりますが、その後、抜糸となります。

手術後2〜3日、或いは、傷口の経過を見て担当医師から指示があるでしょう。

帝王切開は「楽な方法」ではありません

 

以下の場合は、医師の診断を仰ぎましょう:

  • 痛みがひどくなった
  • 熱が出た
  • おしっこをする時ヒリヒリしたり痛みを感じる
  • 切開した部分が腫れていたり赤くなっている

ゆっくり休むことも大事ですが、傷口を治すためにはとにかく歩くことが大事です。歩くことは帝王切開術後に起こる血餅などの併発症を防ぐためにも役に立ちます。

勿論、最初の2〜3日は無理は禁物ですが、少しずつ歩くことで確実に回復していきます。医師の指示が出るまでは激しい運動は避け、普段の生活の中でできる運動を心がけましょう。