妊娠中に見られるおへその変化

へその緒は胎児にとって母親との接触点になります。そのへその緒を通して、赤ちゃんは母親から栄養や、血液、酸素を受け取ります。
妊娠中に見られるおへその変化

最後の更新: 16 3月, 2019

妊娠された多くの方が、妊娠中のおへその変化にビックリしていることでしょう。大きくなっているように見えたり、飛び出しているように見えたり、平らに見えるかもしれません。凹凸が逆さになったように見えることもあるかもしれません。

この記事では妊娠中に起こるおへその変化について紹介します。

妊娠期間中のへその役割

妊娠期間中、胎児のおへそは重要な機能を果たします。まず、へその緒は母親との接触点です。そのへその緒を通して、赤ちゃんは母親から栄養や、血液、酸素を受け取ります。つまり、子宮内での成長に必要な全てをおへそを介して受け取るのです。

妊娠中に見られるへその変化

妊娠中には、おへそが変形することがあります。子宮のサイズが赤ちゃんの成長に伴って大きくなると体の中心部に圧力がかかります。この圧力がおへそを変形させるわけですが、全ての女性に起こるわけではありません。

以下に、一般的なおへその変化を紹介します。

  • 平坦になる:妊娠が進むにつれ、皮膚が引っ張られていきます。同様にお腹が大きくなるにつれ、おへそも引っ張られていきます。側からみるとまるで消えてしまったかのように見えるかもしれません。
  • 膨らみ:妊娠の第2期と第3期の間(28週後)には、へそが内部から盛り上がったり、位置がずれることがあります。これは、へそがボタンのように飛び出る原因となりますが、痛みはありません。
  • 黒い線:妊娠中には黒ずんだ垂直線(正中線とも呼ばれる)がへそから恥骨かけて現れることがあります。妊娠中に起こるホルモンの変化が、黒ずみの原因となります。出産後には徐々に消えていきます。
妊娠中 の おへそ の 変化

へそがその場所に戻ったとき

先程お伝えした日付の前後に腹ボタンが出るのであれば、心配する必要はありません。これは、弛緩性組織を持つ女性では、へそがより早く膨らむ可能性があるためです。それはより堅いかより厚い皮があるそれらで気付かれない行きます。

へそは妊娠中にその外観を失いますが、出産後に元の位置に戻ります。子宮が落ち着いて元の大きさに戻るので、体重を回復することもできます。

先程お伝えした日数と多少前後して、おへそがボタンのように出っ張ることに関しては、心配ありません。組織の柔軟性によっては、おへそが少し早く出っ張ることもあります。また、皮膚の厚さや硬さによっては気づかないこともあります。

へそは妊娠中に位置がズレたり、形が変わったりするものですが、出産後には元の位置に戻ります。

「へその緒を通して、赤ちゃんは母親から栄養や、血液、酸素を受け取ります。つまり、子宮内での成長に必要な全てをおへそを介して受け取るのです。」

合併症

腹部に過度の筋肉疲労がたまると、臍ヘルニアになってしまうかもしれません。以下にその症状を紹介します。

  • 腹部の痛み
  • 膨らみ、柔らかなしこり
  • 嘔吐
  • 消化不良
  • 発熱
  • 胃腸障害(便秘など)
  • 感染症
  • 皮膚炎

へそが痛い理由

妊娠中の女性の中には、触れるだけで腹ボタンの内部や周辺に痛みを感じる人がいます。この痛みは腹がとても急速に成長したという事実に関連しています。皮膚が急速に膨張しても、変化に適応することはできません。

妊娠中の女性の中には臍部に触れるだけで痛みを感じる方がいます。そういった場合には、痛みを和らげるために、ガードルを使用することをお勧めします。また、身体を体重増加に鳴らす意味合いでも、臍部を覆うことのできる下着を着用すると良いでしょう。

臍部は非常にデリケートな部分です。痛みで他のことが手につかない可能性もあります。臍部を摩擦で刺激しないように、ゆったりとした衣服を着用するか、腹部を露出させると良いでしょう。

妊娠中 の おへそ の 変化


参考にしてほしいポイント

おへそが飛び出ることは防ぎようがありません。以下にいくつか関連するポイントを紹介しますので、参考になさってください。

  • おへそが大きく変形した後で、元に戻らない場合には、外科医に相談することをお勧めします。簡単な治療で、臍部を復元し、余った皮膚を取り除くことが可能です。
  • ボディークリームなどを使って、できる限り臍部を保湿してください。
  • 香料や化学物質を含まない、中性石鹸などで衛生状態を綺麗に保ってください。どういった製品を使うべきかわからない方は、皮膚科医に相談していただくと良いかと思います。

妊娠中には、おへその変化に戸惑うかもしれませんが、健康的には全く問題ありません。過度に心配しなくて大丈夫です。子宮や腹筋は産後、徐々に元の状態に戻っていきます。

同様におへその変化も産後には消えていきます。あくまで小さな問題に過ぎないことを覚えておいてください。


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  • Flores-Ramírez Salvador, Flores-Morales José Luis, Fuentes-Rivas Adolfo. Apendicitis durante el embarazo: Experiencia en el Hospital General Toluca Dr. Nicolás San Juan. Cir. gen  [revista en la Internet]. 2011  Dic [citado  2022  Nov  13] ;  33( 4 ): 218-221. Disponible en: http://www.scielo.org.mx/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S1405-00992011000400002&lng=es.

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