へその緒の血液を提供して命を救う

· 2018年10月5日

へその緒に含まれる、血液や組織を提供すると、新生児の命を救うことができるかもしれません。他にも世界各国の何千人もの患者、または自分の家族を助けられる可能性を秘めているのです。

何年か前までは、赤ちゃんが生まれた後、病院のスタッフが胎盤やへその緒を処分していました。しかし今では、その組織、特にへその緒そのものには、幹細胞(ステムセル)が詰まっていることが知られています。

幹細胞はとても貴重です。身体の他のどの細胞とも違う特徴を持っているのです。特定の働きをする細胞に分化する能力を持つ細胞であることが、幹細胞の最も重要な特徴と言えます。

幹細胞により、身体のどの組織や臓器が増殖できるかが決定されます。これは特定の細胞になるのではなく、自己複製能を持ち細胞分裂することができます。

へその緒の血液(さい帯血)を提供するのは簡単

へその緒の血液を提供

幹細胞を採取するのに一番最適なのは、赤ちゃん誕生のすぐ後で、まだ胎盤が出てくる前です。人間の身体には常に存在するにもかかわらす、その時が幹細胞を取り出す唯一のチャンスであるばかりでなく、一番理想的な時期なのです。

医師がへその緒の血液(さい帯血)から取り出す幹細胞は、無菌状態を保ち、他の物質の影響があってはなりません。幹細胞は、まるで新生児のように純粋でなければいけません。

さい帯血を提供するのは簡単で、出産後すぐに提供できます。

赤ちゃんが生まれた後、病院スタッフがへその緒を切ります。その時に産婦人科医がへその緒の血管から血液を採取します。この瞬間だけが、人生で唯一これだけ大量の幹細胞を取り出すことができる時なのです。

へその緒から採取した幹細胞は、骨髄の病気を患う患者の治療に役立ちます。そして、幹細胞移植により新しい健康な血液細胞が作り出され、患者の命を救います。

へその緒の血液提供がなぜ重要なのか

へその緒から取れる幹細胞は変性疾患の治療に役立ちます。他にも、白血病のような血液疾患の治療にも幹細胞は何年も利用されてきました。

アメリカやヨーロッパの国々では、幹細胞の最先端の研究が行われており、科学者たちは幹細胞を利用して、腸やその他の臓器組織を複製できないかという研究を続けています。

さい帯血を提供することは大勢の人の役に立つことです。そこで多くの国では、提供希望者登録を備えており、そこには各国の、血液提供を希望する人の情報が管理されています。

その登録情報を管理する団体では、移植が必要な患者と一致する提供希望者を探しています。提供に関する詳細はコード化され、データベースに保管されていて、個人情報は厳密に管理され保護されます。

へその緒から採取した血液は凍結保存され、必要な人へ世界どこでも輸送されます。最低限の条件は提供者と患者が一致しているかどうかだけです。

へその緒のさい帯血

最も素晴らしいこと、それは奇跡は起こるということです。

ギルバート・キース・チェスタートン

幹細胞バンクのおかげで、世界中で20万ユニット以上のさい帯血が保存され、地球上の患者誰でも治療の可能性が高まることになります。そこでへその緒を提供することがとても重要なのです。

患者と一致するさい帯血が確認されると、患者が住む国へ血液が送られます。そうすることで、患者も提供者も移動する必要がありません。

移植の方法は世界どこも同じです。ヨーロッパの女性のさい帯血がアメリカ、オーストラリア、その他の国々の女性を助けることができるのです。

へその緒から取れる、さい帯血を提供することは、世界中の人々に役立つことです。みんなで協力して、命を救おうとすることが大事ですね。

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