子どもの地図状舌:その症状と治療方法

· 2018年12月2日
地図状舌とは、子どもに見られる病気です。少し変わった症状を伴うので親としては心配ですよね。

子どもに起こりやすい疾患、地図状舌は大抵の場合痛みを伴いません。しかし、子どもが舌に違和感を感じたり、少しひりひりすることがあります。子どもが地図状舌になってしまった時のために、あらかじめ対処法を知っておくといいでしょう。

地図状舌とは?

これは舌に起こる炎症で、地図のように見える斑点が現れます。大抵の場合、斑点は深紅色で、辺縁は白っぽい色に見えます。

正式な病名は、良性遊走性舌炎(移動性舌炎)です。この名前から分かるように、紅斑が舌の上で動き回るという特徴があります。

一般的に斑点は舌の先から出始め、舌の奥の方、そして舌の両端に見られることが多いです。地図状舌が舌の上面に現れることもあります。

なかなか回復しないものの、それ程危険な状態ではありません。地図状舌によって、子どもの健康に害するような危険はありません。

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子どもに見られる地図状舌の症状

地図状舌はまず鮮明な色をして、なめらかに見えますが、その後短期間に移動していきます。痛くはないものの、違和感があるかもしれません。特に辛い食べ物や酸味の強い食事によって、炎症を感じることもあるでしょう。

子どもが地図状舌にかかると、舌の上部だけ味覚がなくなってきます。でもその部分以外はきちんと味がわかります。さらに味覚器官は常に発達変化しているものなのです。

子どもが地図状舌を発症する期間は、人それぞれですが、1週間で終わる場合もあれば、もっと長引くこともあります。

子どもの地図状舌の症状

地図状舌の症状は常に変化していき、見た目の様子も毎日変わります。数時間でも変化がわかることもあります。さらに地図状舌が慢性になると、治った後にまた発症することもあるのです。

子どもの舌が腫れている場合や呼吸困難の兆しが見られる、話す、飲み込む、噛むことが難しいときは、何か深刻な疾患の可能性もあります。その場合はすぐに医師の診断を求めるようにしてください。

地図状舌の原因

現時点で地図状舌の原因は解明されていませんが、ビタミンB不足が関係していると多くの医師は推測しています。

さらに、ストレスや不安感のような感情的要因もあるかもしれない、とも専門家はみています。酸味が強い、辛い、熱い食べ物や、たばこの使用で症状が出ることもあります。

その他にも、地図状舌の症状は鼻炎やぜんそくと関連しているという見方もあります。

なかなか回復しないものの、それ程危険な状態ではありません。地図状舌によって、子どもの健康に害するような危険はありません。

地図状舌の治療法

地図状舌の原因がはっきりしないので、その特定された治療法もありません。基本的に医師が勧めるのは、舌がひりひりしたり、不快な反応を起こすような食べ物を避けることです。

さらに口の衛生に気を付けて、柔らかい歯ブラシを使って歯みがきをさせるようにしましょう。そして殺菌ガーゼで子どもの口の中を拭いてあげることもできます。

もっと年齢が上の子どもなら、クロルヘキシジンという医薬用殺菌薬の入った薬用洗口液でうがいをすると良いでしょう。もし不快感が続くようであれば、ジェルタイプの抗ヒスタミン薬を、ひりひりする部分に塗ってください。より早く味覚が戻ってくるでしょう。

その他にも、子どもが食べる物に注意してあげて下さい。食べ物によっては地図状舌を起こしやすいものがあるかもしれません。例えばキーウィフルーツ、バナナ、メロン、くるみ、酢、トマトなどがあげられます。

子どもの 地図状舌 の治療方法

地図状舌について知っておきたいこと

地図状舌は病気というよりは、特に有害ではない症状であることを知っておいて下さい。しばらくの間炎症がみられますが、一般的に痛みはないものです。

小さい子には少しの間不快感を与えるだけです。地図状舌は、治療費が高い厳密な治療や、たくさんの検査をしたりする必要がありません。

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また、地図状舌はあまり幼い赤ちゃんに起こらないので安心してください。今までに6ヵ月の幼児に地図状舌が発症したケースがありますが、大抵の場合もう少し成長してから発症することが多いです。

もっと幼い子どもや大人でも、この疾患を患う可能性もありますし、男性より女性に多く見られます。

このような情報を踏まえて、子どもが地図状舌にならないよう防止策を覚えておきましょう。もちろん何か心配なことがあるときは、万が一の時のために医師に相談してください。