あなたはお子さんのホーム

あなたはお子さんのホーム
María Alejandra Castro Arbeláez

によって書かれ、確認されています。 心理学者 María Alejandra Castro Arbeláez.

最後の更新: 21 8月, 2018

あなたはお子さんにとってのホームであり、魔法のような、宇宙のような存在です。あなたは栄養の源で、避難場所で、底なしの愛情の供給源で、お子さんの全てなのです。

同時に、お子さんのおかげで、あなたの人生も喜びや希望、夢や、かつて感じたこともないような感情であふれかえります。

科学機関誌「リブサイエンス」の発表によると、妊娠は独特かつ例外的な経験であり、そこには多くの理由が挙げられるのです。

ほとんどの場合、私たちはお母さんになった時身体の中でどれだけの変化が起こっているかに気が付きません。私たちの身体、脳、そして世界の見方でさえも全て変わってしまうのです。

また、親になることは、男の人にとっても特別な時間になることを頭に入れておくことがとても大切です。お父さんたちは、もうすぐ自分の腕の中に新しい命を抱くことになるのだとわかり、パートナーの妊娠中に神経が過敏になることもよくあります。

こういった出来事は全て、不思議に思うかもしれませんが、期待するような喜びや幸せをいつももたらしてくれるとは限りません。

ノースカロライナ大学・チャペルヒル医学部の周産期精神医学入院患者病棟の理事であり、同施設の心理学の教授でもあるメアリー・キンメルは、この問題に取り組んでいる人物の一人です。

彼女は、多くの女性が妊娠中に恐怖を経験すると述べました。すべてを対処しきれるだろうかと自問自答し、自分自身の安定性と経済的な安定性のことを考えて怖くなるのです。

時には赤ちゃんのお父さんとの関係性が続くかどうかを心配することさえあります。お母さんは、自分と赤ちゃんが家族や友達のサポートを頼れるかどうかを考えたりもします。

私たちが子どもにとっては全てであるという事実は、私たちを喜びと驚きで満たしてくれます。そして時にはその同じ気持ちが、私たちを心配と不安で悩ませるのです。私たちはこれは普通のことで、論理的であり、おそらくみんなそうであるということを理解しておくべきでしょう。

子どもを持つということは、責任を持つということだけではありません。それは勇敢さも意味します。それはつまり最も困難なときでも、人生と向き合わなければならないということです。なぜなら、あなたはお子さんの家であり、避難場所であり、世界とのつながりなのですから。

私はお母さんの赤ちゃんです、私はお母さんの中で作られ、お母さんの気持ちを感じます、だから怖がらないでね

妊娠を怖がらずに

赤ちゃんを迎えることに対して恐れる必要はありません。未来を怖がる理由なんてないのです。あなたの現在、今ここは、幸せと希望に満ちているのです。

恐れや不安に心を沈ませてはいけません。私たちが母親として経験することのあるストレスは、子宮のおだやかな環境にも届きます。血中のコルチゾールが、発達中の赤ちゃんの周りの羊水の中にしみこんでしまいます。

胎児の成長に影響があるのは食べ物だけではありません。あなたが何を感じ、何を経験したか、そして笑ったり泣いたりすることがこだまのように赤ちゃんにも届きます。それはまるで、子どもの形成の全段階に影響する、目に見えない栄養と触れ合いのようなものなのです。

ですから、ママ、赤ちゃんはあなたに幸せでいてほしいんです。毎朝夢とアイディアと希望でいっぱいで目覚めてほしいんです。あなたの赤ちゃんは、あなたに新しい挑戦を受ける準備をし、それを喜んで受けてほしいのです。

お子さんはあなたがどんな人か知っています。あなたが勇敢で、待ち受けていることを何でもやってのけることができるということを知っています。赤ちゃんに見えるのは、愛する子どものために何が欲しくて何が欲しくないかを知っている美しい女性だけなのです。

また、自分自身のケアをし、自分の感情や心理的健康を労わることを決して見失ってはいけません。自分のケアをすることで、子どもにベストをつくせるようになるのです。

あなたはいつでもお子さんの家です

あなたはお子さんの帰る場所

私たちは子どもを子宮に9か月、腕の中に3年、心の中に永遠に抱く、とよく言われます。

私たちは子どもの家です。それは昔も今も変わりません。こういった考え方は、あなたを過保護にすることもなければ、母子の絆を悪いものにしてしまうこともありません。

なぜなら、最も賢いタイプの家は、ドアがいつも開いている家だからです。それは居住者がいつでも好きな時に出入りできる家です。そして同時に、いつでも戻ってくることを歓迎してくれる家です。

しかし、私たちが親として覚えておかなければならないのは、この家は子どもが小さいときほど重要性が高いということではなく、いつになっても彼らにとって大切な存在であるということです。ですので、子どもが幼いときに、絆を作らなければなりません。

子どもの人生の最初の段階は、懐胎後の期間と考えられ、生後数年間続きます。

赤ちゃんは一生の中で一番、私たちとの身体的な密接さを必要とします。肌やふれあい、そして私たちの言葉が目に見えない子宮を作り、赤ちゃんはその中に住んで成長し続けるのです。

そして時が来たら、自由と自立、活動へと踏み出していくのです。

お子さんは言葉にできないかもしれませんが、あなたはお子さんの全てだということを忘れてはいけません。あなたはお子さんの栄養とぬくもりの源で、眠りにつくための膝で、成長し成熟していくための胸なのです。

ですので、自分のケアをすることを優先しましょう。ハッピーで、勇敢で、お子さんが愛してくれるような、お子さんに見合う人間になりましょう。


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